所ジョージ「本当に面倒くさい時があるんだよね！」どうにもやる気スイッチが入らないまったり回＜所さんの世田谷ベース＞

所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ)の第431回が2月1日(土)に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。今回はガレージの片付けにひと段落をつけ、畑の作業に入ろうとするも意外な展開にニヤッとさせられる。

• 【画像】やる気を取り戻し、コーヒーテーブルを「男らしい」グリーンで補修する所
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ガレージの片付けは順調に進んだが、撮影中のやる気スイッチはイマイチな所

番組が始まると、所は長年続いている「所さんの世田谷ベース」がもはや習慣になっているとつぶやく。世田谷ベースで撮影を終え、家で昼食を食べて解散…という流れがもはや定番になっているというのだ。普通は番組収録…特にロケなどに出た際は制作側が弁当などを用意するのだが、なぜか世田谷ベースでのロケは必ず所が昼飯を振舞っているという。

そこで所は「これどういうことかっていうとね、ここ(世田谷ベース)が俺ン家だから！」と分析。スタッフはやってきた客で、所はそれを迎え入れる側という心理が働いているのだろうと語った。なるほど所にとって世田谷ベースはもはや家、とは納得の言葉だ。

それを踏まえて、今回は所の手料理ではなく駅ビルの中にある惣菜屋に弁当の予約をしているという。「昨日のうちに予約するっていうのがもうおかしいのよね…それはまあいいんですけど…」とぶつぶつ言いながら、世田谷ベース収録の裏側を明かした。

さて本題に戻り、「今日は畑をキレイにしちゃおうかなと思って！」と語り出す所。「畑をやろうと思ったんだよ！」と言ってガレージから畑へ向かう所。その道中で「キレイにふわふわな土にしようかなっていう計画だったの。今日はそれをお送りしようと思ったんだけど、やめました」ときっぱり言い切ってしまう。

「それは何でかっていうと…この番組ね、面倒くさいことは幸せだよって言うものの、本当に面倒くさい時があるんだよね！」と笑う所。は、どうにもやる気スイッチが入り切らなかったようだ。「あとこれも切ろうと思ってたんだよ！」と世田谷ベースに生えている大きなヤシの木にも触れる所。しかし「だけど、まぁ…いいかな」と笑い、どうにもやる気が起きないという話をこぼした。

やればできる、でもやるきっかけがない。誰にでも共感できる言葉だが、所という趣味人から出るのは意外な言葉だ。しかしテレビの収録中にそれが言えるというのもまた、所の味といえるだろう。

やる気スイッチは入らないものの、興味が向くものが登場

片づけにはやる気がでなかった所だが、ヤシの木になっていた小さな実がむかご(長芋などの芋の葉の付け根にできる肉芽)のようなものには興味が向いたようす。木に生っている実をひょいと食べて「味はホコリだね」という感想を言いつつ、嚙み切れないほどの硬さがあるためペンチで割ってみることに。

ペンチで小さな実を割り、口に入れてみた所。しかし実の中に詰まった果肉も硬いということで、所は「食えるものじゃないんだよね」「食べられないってことがわかりました！」と笑って語るのだった。

そうした一幕を終え、所は「これだけでも切っちゃおうかな！」とヤシの木を見上げる。ようやく入ったスイッチの勢いを切らさないよう、すぐにハシゴを立てかけて作業開始。手のこぎりでむかごが生った枝のみを手早くカットしていく。途中でヤシの木に生えていたカエデらしき枝を発見するなどひと悶着がありつつも、作業自体はすぐに終わってしまった。始めてしまえばすぐに終わるのに、スイッチが入らない…という言葉を証明した形だ。

さらに話は移り、ガレージにある傷が目立つようになってきたコーヒーテーブルを修繕しようという話に。ペンキではなく敷物を敷くことにした所は、深いグリーンと明るいグリーンで悩み始める。「こっちの方がいま風だよね」と淡いグリーンを出しつつも、「でも…男らしさ演出しちゃう？」と笑って深いグリーンをチョイス。「なぁ～んかこっちの方が男らしさ演出できんじゃないの？」と楽しそうに敷物を広げる。

あらかじめ取っておいた型を使って敷物に線を引き、作業を始めようとしたところでマイクの配線が邪魔に。すると所は「『世田谷ベース』ももう音いらないんじゃないか？」と笑いながら、BGMと若手声優のナレーションでどうにかする案を出す。「俺がしゃべったことを録音しといて…って録音できてんじゃねえか」としゃべっているうちにやっぱりマイク録音が必要なことを理解してセルフツッコミ。スタッフの明るい笑い声が響く。

“プロフェッショナル”なBGMとともに順調に動いていく所のハサミによって敷物の大きさを整え、コーヒーテーブルに合わせるとピッタリな形に。「こんなモンなんだよ！こんなちょこっとやったことでさ、良い値段とるんだぜこれ」と満足げな所の笑顔は輝いていた。

やりたいこと、気になったことをその場ですぐ始める、所のアクティブさが光る

今回の放送では、珍しくどうにもやる気スイッチが入らない所。ただそれでもヤシの木に生っていた木の実を食べるためにペンチで割ってみたり、謎のカエデらしき枝に「甘いのかな」とかじりついてみたりと、チャレンジ精神は普段通り。

齢70を超えるということを考えると、ものごとに挑戦する気持ちも体力も驚くほどあふれている所。ただやはり、どうしてもやる気が起きないときはある。ある意味「世田谷ベース」らしい、所の人間味あふれる一幕を覗いたと言えるかもしれない。

所が好きなことを好きに語り、好きに展開していく「所さんの世田谷ベース」。次回は2月8日(土)にBSフジにて放送される。また、今回紹介した「やるきスイッチ。」はTVerおよびFODで視聴可能だ。