「乃木坂、逃避行。SEASON2」第4回に登場する林瑠奈、松尾美佑(写真右から)

乃木坂46林瑠奈＆松尾美佑、“波長が合う”同期大学生コンビも「嫌われてるのかと思ってた」＜乃木坂、逃避行。SEASON2＞

2025.01.31 12:00

乃木坂46メンバーによる2人旅に密着するドキュメントバラエティー「乃木坂、逃避行。SEASON2」の第4回が、1月31日にLeminoで配信された。第4回は共に4期生の林瑠奈と松尾美佑が長野・松本を旅する後編。オーディションから数えると7年間を一緒に過ごしてきた2人は、東京では味わえない自然とグルメに顔をほころばせ、成長してきた日々に思いをはせる。(以下、ネタバレを含みます)

2人で手作りディナーを完成

今回、林と松尾は夕食を一から自炊する計画で、食材と食器も松本の街で購入。レシピを調べながら丁寧に作っていき、メインディッシュのビーフシチューは2時間をかけて煮込む。器用な松尾は、キッチンに立つ林の袖をさりげなくまくってあげる瞬間も。かわいいデザインのものを選び抜いた食器にパンとサラダを盛り、“公式お兄ちゃん”バナナマンの冠番組で取り上げられたことがあるみそダレ「心打たれ」も味付けに使い、手作りのディナーを完成させた。

宿は本物の土蔵をリノベーションした「蔵の宿　こでまり」で、和風の落ち着いた雰囲気に2人のまとうカラーが似合う。共に7年前に坂道合同オーディションを受け、坂道研修生を経て乃木坂46に加入した同期なだけに、話したいことは多い。そして大学に通って、学業と芸能活動を両立しているメンバー同士でもある。

大学とアイドル、全く違う2つの世界で生きている感覚を「毎月毎月いろんなことがあるから、時間の流れは早く感じる。でも学生もやってると、何月何日っていう日付の感覚も持ってるから、すごい変な感じだよね」と話す林に、松尾も「乃木坂の活動はすごく早く感じる。その差がすごい」とうなずく。

同じ21歳で同学年の林と松尾だが、そろそろ卒業が視野に入ってくる大学の友達との感覚の違いを感じるようになったという。そして乃木坂46でもまだまだ頑張りたい。「苦しいよ、21歳」と苦笑いする林に「21歳なんて大人だよ」と返す松尾。

加入当初は「暴れ回ってた」「全然目を合わせてくれない」

林も松尾も、加入当初は激変した環境に戸惑っていた時期があったようで「どう頑張っていいのか分からないし、暴れ回ってた」という林のことを、松尾は「ダンス中全然目を合わせてくれないから、嫌われてるのかと思ってたの」と笑って当時を振り返る。

成長できているか、グループに貢献できているか――。出会ってから7年が過ぎ、お互いに気になっていることも認め合える2人になっていた。

1日目は、松本駅に降り立ったときからずっとあいにくの雨だった。天候を考えて、翌日は林が希望した名所・寝覚の床に向かう。林はしっかり犬のぬいぐるみ「トミー」をジャケットのポケットに抱いて旅のパートナーにしている。木曽川の流れが岩を穿ってできた絶景を望める高台に着くと、林も松尾も「ヤバいヤバい」「映った！」と大喜び。

天気も快晴で、紅葉まじりの山をバックに山河が織りなす景色を楽しめた上に、川辺まで接近。「キランキランやん」と独特のワードで喜ぶ林だった。

車の中で電話をかけて予約に成功した諏訪市の「れすとらん割烹　いずみ屋」でお昼にしようとするが、いざ店に入ろうとすると「行けるかな？」と林が尻込み。「何で下がるの」と笑う松尾とジャンケンの末、林が先にあいさつして入った。具材豊富なみそ天丼を食べ、前夜に続いて“みそづくし”の旅でもある。

前日の雨の松本から一転して、快晴の木曽路や諏訪路を走ってきた2人は、ラストに諏訪湖の雄大な風景美を目に焼き付ける。初めての場所をたくさん訪れ、「波長が合う」という2人同士で大いに羽を伸ばせた。とりわけ手作りの晩餐(ばんさん)は、忘れられない思い出になったようだ。

◆文=大宮高史