日本が誇るフットボーラー・長谷川唯選手が語る“挫折の本質”…次回は元女子バレー・木村沙織氏が登場＜NumberTV＞

2025.01.30 14:43

サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”の長谷川唯選手が「NumberTV」第13話に出演。輝かしいキャリアの裏にある苦悩と、成長の軌跡に迫っていく。また、次回第14話には元女子バレー日本代表・木村沙織が登場することが明らかになった。

トップアスリートたちの“挫折と復活”の物語を紹介

「NumberTV」はドコモの映像配信サービス・Leminoと、数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)との共同プロジェクトによって誕生。Lemino独占配信のオリジナルドキュメンタリー番組で、2024年7月25日から独占無料配信されている。

トップアスリートたちの輝かしい「現在」と、それに至るまでの「挫折」をアスリート本人が語るリアルドキュメントで、さまざまなスポーツジャンルの一流アスリートが登場。それぞれの「挫折と復活」の物語を深く掘り下げていく。

全24回の配信で、福士蒼汰が番組ナビゲーターを担当。クリープハイプの「インタビュー」がテーマソングに起用されている。

立ちはだかる壁を成長の糧として乗り越え“なでしこジャパン”初招集

1月30日から配信されている第13話には、世界の女子サッカーをけん引する長谷川選手が登場。

ユース時代から日本代表に選出され、なでしこジャパンの中心選手として活躍する長谷川選手。所属するイングランド女子スーパーリーグのマンチェスター・シティでも、2023/24シーズンにフィールドプレイヤーとして唯一リーグ戦全試合出場を果たし、さらに2年連続で世界最優秀選手「バロンドール」の候補に名を連ねる。

そんな日本が世界に誇るトップアスリートの長谷川選手だが、その輝かしいキャリアの裏側には数々の苦悩と挑戦があった。

サッカーとの出会いは幼少期、兄と一緒に通った地元のクラブチーム。小柄な体格ながら、ひたむきな努力で頭角を現し、2009年に日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織、メニーナに加入する。

しかし、高校1年生のとき、同級生が次々にトップチームへ昇格する中、自身は昇格できないという現実を突きつけられる。その悔しさを胸に、メニーナでの1年間をエースとして過ごし、翌年にはついにベレーザに昇格。そこで迎えた新たなステージでは、さらに大きな試練が待っていた。

16歳で挑んだU-20女子ワールドカップ出場権を懸けた大会では、予想外の4位という結果に終わり、本大会出場を逃すという悔しい経験をする。それでも、その後のU-17女子ワールドカップで全試合に先発出場し、3試合で得点を決めてチームの初優勝に貢献。目の前に立ちはだかる壁を成長の糧として乗り越えた彼女は、力強いプレーで注目を集める存在へと成長していく。

2017年、ついになでしこジャパンに初招集され、日本代表の司令塔として活躍。そして、2021年から新たな舞台を求めて海外挑戦を開始する。ACミラン、ウェストハムで戦術や環境の違いに苦しみながらも経験を積み、翌年にはマンチェスター・シティに移籍。デビュー戦での初得点を皮切りに主力として活躍し、フィールドの中心でチームをけん引する存在となった。

現在、長谷川選手はなでしこジャパンの攻守の柱として、2023年のワールドカップやパリオリンピックでもチームを支える重要な役割を担っている。振り返れば、彼女のキャリアの裏には、常に努力と挑戦、そして挫折を乗り越えてきた軌跡があった。

「成功よりも悔しさが自分を成長させてくれた」と語るその姿には、全ての挑戦者に勇気を与える力が宿る。数々の困難を越えて世界で輝き続ける彼女の物語は、夢を追い掛ける全ての人の心に勇気を与えてくれる。