高橋健介オトナ化計画【第5回】多忙だった年末年始に感じたオトナ化エピソードを明かす「自分にもし子供ができたら…」

2025.01.30 12:00

「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタートした俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」。オトナを目指して「週刊ザテレビジョン」でさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定などに挑戦する。第5回は、年末年始や出演舞台、ドラマなど近況についてたっぷりとお届けする。さらに、オトナ化企画として、さまざまなシーンでの“上座”を当てる「ビジネスマナークイズ」を出題し、回答してもらった。

プライベートの用事で多忙に過ごした年末年始

──年末年始はどのように過ごしましたか？

めっちゃ忙しかったです。というのも、2024年12月29日から2025年1月3日まで休みだったので、いろいろな会に顔をだしました。幼馴染の子供に会いに行って、その後、東MAXさんの家族の誕生日パーティーになぜか俺も行ったり(笑)。寺山(武志)くん家の家で年越しして、ウルトラマンのヒーローショーを見に行って、東会に出て。1月2日はまた別の幼馴染の家で、その子供と将棋を打っておせちを食べて。とにかく1日も休まなかった。いや、休みなんだけど(笑)。

──のんびりはしていないと。

そうそう。ずっと動いていました。でも楽しい正月でした。

──3日までお休みだったということは、仕事始めは1月4日の「あそびば2025の宴～生であけおめ言わせんかい！～」ですか？

そうそう。ゆるく楽しく仕事を始めました。イベントのあと、ひさしぶりに4人で飲みに行きました。ゲストで来てくれた(近藤)頌利も一緒に。健介軍団で新年会をやっても誰もお酒を飲まないけど、鳥ちゃんがお酒を飲むこともあって、珍しくみんなで飲みました。「ぼくたちのあそびば」について、今後はこういう方向性でやれたらいいねみたいな話をしましたけど…何を話したかは忘れました(笑)。

普段と違うテイストの作品に出演して感じた手応え

──そして1月16日から19日には、劇団papercraft第11回公演『昨日の月』に出演されていました。

初めましての人が多かったのですが、とてもいい座組でした。一番すごかったのは加藤貴子さんです。演出家の海路さんは25歳と若かったんですけど、加藤さんは演出家がどれだけ若くても反発することなく、「え、それどうやってやるの？教えて教えて！」っていうスタイル。加藤さんがその姿勢だったから、他のみんなも演出家の指摘を素直に受け入れていて。その空気を作ってくださったのが加藤さんでした。

それもあって、本当にみんなで作り上げたという感覚がある作品。すごく静かな舞台で、普段2.5次元の作品を見ている方からしたら、全然違うテイストの作品だったと感じたと思いますが、僕も30代になったし、キラキラした舞台と並行して、こういう歌やダンスのない作品もやっていきたいなと思いました。

──お芝居も普段とは違いましたか？

ああ、そうですね。いつもはお客さんに向けて大きな声を出しますけど、今回、海路さんには「舞台上ではとにかく会話をしてください」と言われました。人に見せることよりも、会話をすることに意識を向けて。なんならその会話をお客さんに盗み見られるくらいの感覚でって。そこはいつもとは違うところでしたね。

──ご自身の手応えとしてはいかがでしたか？

よかったです。共演者の方も映像に出ている方や、小劇場を中心にしている方が多かったので、来てくれる関係者の方も普段とは違う方が多くて。その方々にも「こういうお芝居もやられるんですね。素敵でした」と言っていただけたので、よかったなと思いました。

papercraftという劇団自体もまだまだ新進気鋭の劇団だし、この先、僕ももっと大きくなって、劇団も大きくなって、またご一緒できたらいいなと思いました。あと、これはファンの方々にもファンクラブアプリですでに言いましたが、今回、日常を描いた作品だったこともあって、衣装は自分たちの私服も使用しました。僕、2024年12月にバースデーイベントをやったので、タイミング的に私服がめっちゃたくさんあって。だから自分のだけじゃなくて、他のキャストさんに合いそうなものまで見つくろうことができました(笑)。

1シーンの出演でも爪痕を残したドラマの現場

──先日は『いきなり婚』(日本テレビ)にも出演されましたね。

本当にワンシーンですけどね。ワンシーンしかないけど、監督やスタッフさんに覚えてもらったほうがいいからと、女の子を誘って断られるシーンをマネージャーが「オリエンタルラジオの藤森さんくらいチャラくやってみたらどうですか？」って提案してくれて。「確かにな」と思って、やってみようと考えていました。でもいざ撮影に行ってみたら、その日撮影が押していて、まったくふざけられる空気じゃなくて。ちょっと離れたマネージャーに手でこっそりバツをしました(笑)。

──それは残念でしたね。

でも、撮影は楽しく明るくやらせてもらえました。あと、うれしかったことがあって。撮影前に「高橋健介さんです」って紹介していただいたとき、主演かのようなテンションで「皆さん、成功させましょうね！」ってひと笑いを誘ったんです。撮影が終わってすぐ帰ったんですけど(笑)。そしたらキャストの一人が、「あの方、宴会のシーンにはいないんですか？」って後で言ってくれていたそうで。宴会に求められる人間にはなれていたんだなとうれしかったです。

──しっかり爪痕残しましたね。

はい。カメラの前ではふざけられなかったけど、カメラ外でふざけました(笑)。

親になった幼馴染と接して感じた「オトナ化」

──最後に、最近「オトナ化」を感じた出来事があれば教えてください。

年末年始に会った友達の子供が、学校で教室に行けていないみたいで。学校には行くし、放課後には学校の友達と遊んでいるけど、教室には行けない。でもその子の親、つまり僕の幼馴染は、無理に教室に行かせようとしていない。僕だったら「教室に行きなさい」って言っちゃうなと思った。なんかそういう話を聞いて、自分にもし子供ができたら…と考えたのは大人になったのかなと思いました。

──確かに。幼馴染や同級生が子育てしているという話を聞くと、現実味も帯びてきますしね。

そうそう。「俺だったらどうするかな〜」って考えちゃった。ひとつ自信があるのは、もし僕に子供ができたら、サポートしてくれる人がたくさんいるだろうなってこと。だって僕が散々いろんな子供の面倒をみてきたから(笑)。僕が今遊んでいる子供達が、お兄ちゃんやお姉ちゃんになって、僕の子供と遊んでくれたらいいなぁ。

──そんな未来を楽しみにしつつ。

はい。まずはそろそろミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の稽古が始まるので、頑張ります！