日向坂46・東村芽依の卒業セレモニーが千葉・幕張イベントホールで開催された

“日向坂46イチの泣き虫”東村芽依、笑顔いっぱいの卒業セレモニー「たくさん泣いちゃったけど、ずーっと楽しかった」

2025.01.26 09:10
日向坂46・東村芽依の卒業セレモニーが千葉・幕張イベントホールで開催された

日向坂46・東村芽依の卒業セレモニーが1月25日、千葉・幕張イベントホールで開催。日向坂46の前身グループ・けやき坂46の一期生としてデビューした東村の卒業イベントは、バラエティブロック、ライブブロック、そして卒業セレモニーという盛りだくさんの内容となった。

東村芽依のリクエストによる障害物リレーなどで対決

バラエティブロックは、グループの冠番組「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:20-1:50、テレ東)とコラボレーション。東村を慕う「東村男前軍団」、小坂菜緒と仲良くなりたい「小坂の懐入り隊」、山口陽世が自宅に招きたい「山口家連れ込み隊」、そして「チーム無所属」の4チームに分かれ、2ゲームで競うことに。

最初のゲームは、東村の「SASUKEっぽいことがしたいねん」というリクエストに応えて企画された障害物リレー。ネコ耳を着けて「にゃー」しか言えないという状態で、メンバーたちは平行棒や、イチゴの被り物キャッチに挑戦するというルールで、東村率いる「東村男前軍団」が勝利を収める。

続くホームラン対決では、東村が最多となる10本のホームランを放って優勝。総合優勝も「東村男前軍団」となり、勝利者特典の「金の猫耳」を装着して、ソーラン節ならぬ「ソーにゃん節」をセンターステージで踊り、ファンも「ソーにゃん、ソーにゃん」と大コールを送るという会場に笑顔があふれる時間になった。

東村芽依の代表曲で幕を開けたライブブロック

ライブブロック1曲目は、東村が初センターを務めた一期生曲「どうする?どうする?どうする?」。彼女の代表曲とも言える楽曲を全メンバーでパフォーマンスし、続く「君に話しておきたいこと」では間奏でメンバーたちが「にゃー」というコールを入れて盛り上げる。

そして、ピンクが好きな東村のグッズを身に着けたファンを見て、河田陽菜は「いつもより皆さんがすごいピンクで。ラブリーでかわいいなと思って」と話す。

次は、東村が歌ってきたユニット曲を3曲続けて披露。「Cage」を金村美玖、河田陽菜と、「ノックをするな!」を高瀬愛奈、富田鈴花、高橋未来虹、石塚瑶季と、「10秒天使」を佐々木美玲、河田、松田好花とワンコーラスずつ歌っていく。

MCでは、「ノックをするな!」に参加した高瀬が「この『ノックをするな!』って、あんまりパフォーマンスされてこなかったので、ついにここで披露できたのがすごい良かったです」と感想を語る。

ここからは、期別の楽曲に東村が参加するスペシャルパフォーマンス。まずは、東村を慕う四期生の藤嶌果歩がセンターを務める「見たことない魔物」。そして「めいちごさんをジャムにしよー!」という掛け声から、三期生曲「この夏をジャムにしよう」。

続く二期生曲「世界にはThank you!が溢れている」では、最後に東村を囲んで大きなハートを作る。そして一期生とは、東村の発案で発表当時の衣装を着て「夏色のミュール」を歌唱。

MCでは、男前な一面を持つ東村が、BBQをした際に荷物を持ってくれたエピソードを山下葉留花が語り、「永遠に男前」「背中おっきすぎて、ほんと壁のような」と、目を輝かせて称える。

ライブブロック最後の曲は、日向坂46の4thシングル表題曲「ソンナコトナイヨ」。たびたびライブで東村がセンターを務めた楽曲で、ファンが「めいめいー!」と大コールを送り本編は終了となった。

VTRとともに東村芽依からのメッセージを紹介

アンコール明けには、東村のこれまでの活動における印象的なシーンに、本人からのメッセージを載せたVTRが流される。

「泣き虫な私へ。小さなころから体を動かすことや走ることが大好きな子どもだったね。でも、泣き虫でした。ひらがなけやきのオーディションを受けたのは、そんな自分を変えたかったから。でも、やっぱり、よく泣いちゃいました。

そんな泣き虫だった自分に悩んだ時もあったけど、メンバーがいつも近くにいてくれました。みんなと一緒にいると、安心して甘えちゃう自分がいました。坂道を駆け上がるグループ活動の中で、私が自信を持てたこと。それは、ダンスを踊ること。踊っている時だけは涙を流さなかったよね。だから、私はみんなと踊る瞬間が大好きでした。

泣き虫だった私へ。たくさん泣いちゃったけど、ずーっと楽しかったよね。東村芽依より」。

そして、ステージ上に東村が登場。フリルがたっぷりと施されたピンクのドレス姿で、今度はファンに向けて用意してきたスピーチを読み上げていく。

東村芽依がファンやメンバーに感謝を伝える

「今日は皆さん、会場まで来てくださり、配信で見てくださってる皆さんも、本当にありがとうございます。私は、話すのが苦手なのですけども、伝えたい思いを書いてきたので、話させてください。

私は2016年の5月に、ひらがなけやき(けやき坂46)のオーディションに合格してから今日まで約9年間、活動してきました。ひらがなけやきのころは、Zeppツアーで漢字欅(欅坂46)さんの曲をカバーして披露させてもらったり、漢字さんの妹グループとして活動できたことも貴重な時間でした。

活動の中で、楽しいことの方が多かったけど、私はすごい初期のころから泣き虫で、たくさん泣いてばかりで、自分でもアイドル向いてないかもって思ったりとか、しんどいときもあったんですけど、応援してくださる皆さんのおかげで、今日まで頑張ることができました。いつも優しいおひさま(日向坂46ファンの愛称)の皆さんが大好きです。ありがとうございます。

メンバーのみんなもすごい優しくて、温かくて、本当に家族みたいな同期とか、頼もしい後輩がたくさん入ってくれて、みんなに出会えて本当にそばにいるメンバーがみんなで良かったなって思ってます。アイドルになって、貴重な経験をたくさんさせていただきました。いつも支えてくださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございます。

今日もこうして、東村芽依の卒業セレモニーとしてすてきな機会を頂けて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。皆さんにこうして、感謝を伝えることのできる場を頂けたことが、本当に幸せだなと思っています。

本当に私は泣き虫だったんですけど、今日は笑顔で終わりたいと思います。これからも私は、笑顔で、元気で過ごしていきたいなって思いますので、皆さんも幸せ、ニコニコで過ごせることを願ってます。これからの日向坂をとっても私も楽しみですし、わくわくです。約9年間、本当に、本当に、ありがとうございました。

日向坂46、東村芽依より」。

思い出の曲などを歌い、笑顔でステージを降りた東村芽依

ここで、残る一期生の佐々木久美、佐々木美玲、高瀬が登場。東村の「本当に好きな曲を、一期生のみんなでやりたいと思います」という曲振りから「青空が違う」へ。この楽曲は欅坂46のユニット曲だが、まだけやき坂46の持ち歌が少なかったころにライブで披露していた思い出の1曲。一期生の4人は、ピンクのひまわりを手にして歌い上げる。

続いて、けやき坂46が初めてもらった曲「ひらがなけやき」では、途中から二期生も参加。会場は東村のペンライトカラーのピンク色と、けやき坂46のグループカラーだった緑色に染まり、まるで春から新緑の季節に移るような光景に。

短いMCを挟み、ラストは「JOYFUL LOVE」。東村はトロッコに乗り込み、スタンド席の通路を一周しながら、ファンとゆっくり最後のコミュニケーションを取っていく。

そしてメインステージに移動して、涙をこらえながらファンに「私はアイドルになって良かったなって思います。アイドルとして活動した9年間は、私にとって宝物です。これからも日向坂46、よろしくお願いします。今日はありがとうございました」と語り掛ける。

最後に、メンバー一人一人から東村に花が贈られ、四期生の藤嶌、三期生の山口、二期生の金村、そして一期生の3人からは東村との思い出とともに感謝の言葉が伝えられる。

本人もスピーチで語っていたが、加入当初は泣き虫で「全ての感情表現が泣くこと」(佐々木久美)とまで言われるほど涙もろかった東村だったが、今日の開演前の影アナで「みんなで笑顔でいくよ!」と宣言したとおり、最後まで笑顔を崩さずステージから降りた。

日向坂46 東村芽依卒業セレモニー

◇1月25日(土) ◇千葉・幕張イベントホール

<セットリスト>

M01.どうする?どうする?どうする?

M02.君に話しておきたいこと

M03.Cage/ノックをするな!/10秒天使(メドレー)

M04.見たことない魔物

M05.この夏をジャムにしよう

M06.世界にはThank you!が溢れている

M07.夏色のミュール

M08.ソンナコトナイヨ

EN1.青空が違う

EN2.ひらがなけやき

EN3.JOYFUL LOVE

※高橋未来虹の高は正しくは「はしご高」

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