新庄剛志監督のルール改正案に「そりゃそうだよ…」高木豊氏が賛同上沢直之の移籍問題

2025.01.22 18:30

提供：Sirabee

上沢直之のソフトバンク入団と現行のポスティングシステムのルールに苦言を呈した新庄剛志監督。高木豊氏の見解は…。

新庄剛志

元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督のポスティングシステムルール改正案に賛同した。

【動画】新庄監督のルール改正案に高木氏が賛同

新庄監督のルール改正案に高木氏が...

動画では、上沢直之投手が日本ハムからポスティングシステムを利用して渡米し、その後1年で帰国したうえでソフトバンクと契約したことについて、新庄監督がルール改正を求めた話題を取り上げる。

高木氏は「ルールがない以上、ソフトバンクと上沢投手は責められない」と前置きしたうえで、「気持ちは日本ハムだよね」とコメント。

現行のルールについて「1年間は保有権を持っているチームに戻るか、アメリカでも日本のFA取得日数に達したら、保有権が切れるというようにしてはどうか」と提案した。

上沢投手の行動に苦言

新庄監督が「僕は違うものは違うと思う。誰になんと言われようが、プロ野球にとって良くないから言っている」と話したことが紹介されると、高木氏は「そりゃそうだよ」とポツリ。

上沢投手がアメリカから帰国後、日本ハムの施設を使って練習していたことに言及し「上沢は悪くないんだよ。ただね、それだったら施設を使ったりしないで、中立な立場でいなさいよというのはあるよね。ファンは施設を使って練習をしていたら、戻ってくると思う。それが契約でガラって変えてしまうなんて」と苦言を呈した。

「ビジネス」の声にも反論

進行役の森藤恵美が「昔は義理で戻りますという流れだったけれど、今はビジネスになっている」と指摘する。

これに高木氏は「ビジネスでも貸し借りは今でも存在するし、ドライにやっていたら、社会は動かないよ。日本プロ野球にそうなってほしくない」と力説した。

ルール作りの遅さにも苦言

森藤が「ルール作りが必要」とつぶやくと、「遅いよ。その時点でルール委員会などを立ち上げて、『ちょっと待て上沢、それはあまりにも』と動くかと思ったら、全然動かない」と高木氏はNPBの対応に苦言を呈す。

さらに「これはやっぱり審議というか、ルール改正というか。無法地帯からちゃんとしたほうがいい」と提言した。

その後も高木氏は新庄監督の主張に理解を示し、NPBやコミッショナー「対応の遅さ」に憤りをあらわにしていた。

移籍完了で保有権も消滅

現状のルールでは所属球団がポスティングシステムの利用を認め、MLB球団に移籍が完了した時点で保有権が失われる。

このルールが今後も続いた場合、ドジャースと契約した佐々木朗希選手や、今後ポスティングを利用する見通しの東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手などが、1年で帰国し、ソフトバンクや巨人など資金力のあるチームに移籍することが、実現性は極めて低いものの、理論上可能となっている。

新庄監督のルール改正案に高木氏が賛同

https://www.youtube.com/watch?v=hU3jP8BUaVM

（文／Sirabee 編集部・佐藤俊治）

Sirabee

関連記事

「ニュース」カテゴリーの最新記事

あなたにおすすめの記事