F1ドライバー・角田裕毅選手が“本当の強さ”を語る…次回は“なでしこジャパン”長谷川唯選手が出演＜NumberTV＞

F1ドライバーの角田裕毅選手が「NumberTV」第12話に出演。世界最高峰F1の舞台で彼が気づいた“勝つために本当に必要なもの”について語った。また、次回第13話にはサッカー日本女子代表“なでしこジャパン”の長谷川唯選手が登場することが明らかになった。

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トップアスリートたちの“挫折と復活”を掘り下げる

「NumberTV」は、ドコモの映像配信サービス・Leminoと数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)との共同プロジェクトによって誕生。Lemino独占配信のオリジナルドキュメンタリー番組で、2024年7月25日から独占無料配信されている。

トップアスリートたちの輝かしい「現在」と、それに至るまでの「挫折」をアスリート本人が語るリアルドキュメントで、さまざまなスポーツジャンルの一流アスリートが登場。それぞれの「挫折と復活」の物語を深く掘り下げていく。

全24回の配信で、福士蒼汰が番組ナビゲーターを担当。クリープハイプの「インタビュー」がテーマソングに起用されている。

初めて味わった敗北が角田裕毅選手を変える

1月16日から配信されている第12話では、日本人史上最年少でF1ドライバーの座を勝ち取った角田選手が出演。わずか20歳でF1デビューを果たし、「20年に一度の大型ルーキー」と称賛された角田選手。だが、その輝かしいキャリアの裏には、誰もが想像し得ない苦悩と“挫折の瞬間”があった。

角田選手は4歳のころ、ジムカーナー全日本選手だった父に連れられて初めてキッズカートに乗る。すると、持ち前の運動神経と負けず嫌いな性格が早くも頭角を現し、わずか2年でシリーズチャンピオンに輝く。

そんな華々しい成績を残す一方で、父親の厳しい指導に息苦しさを覚えたこともあったと振り返る角田選手。それでも、友人たちとのレースや勝つ喜びが、彼を速さへの追求に駆り立てていく。

しかし、順風満帆に見えたキャリアは、鈴鹿サーキットレーシングスクールでの最終選考会で大きな転機を迎える。ライバルたちが次々と才能を発揮する中、緊張と自信過剰が入り混じった角田選手は痛恨のミスを犯してしまい無念の落選。その日の帰り道、新幹線で初めて流した涙、それは彼が味わった初めての敗北だった。

だが、この挫折が角田選手を変えることに。10日後に開催されたスーパーFJ日本一決定戦で見事優勝を果たし、その後も年間チャンピオンに輝く快進撃を見せる。F4、F3、そしてF1へと駆け上がり続ける中で、角田選手は失敗から学び、進化し続けていく。

F1という世界最高峰の舞台で待ち受けていたのは、さらなる試練。ルーキーならではのクラッシュやトレーニング不足、そしてチームとのコミュニケーションの壁。それらを乗り越えるために、イタリアでの厳しい環境に身を置き、速さ以外のすべてを見直す努力を続けた角田選手。「チームから信頼されるには、速さだけではだめだ」と気づき、その変化がレース結果に徐々に表れていった。

角田選手の「完璧なF1ドライバーに近づきたい」という言葉には、速さだけでなく、人としての成長をも追求している彼の強さが映し出されている。ポディウムの頂点を夢見る角田選手が描く未来。角田選手の人生の核心に迫り、彼の歩んだ道を通して挫折と挑戦の本質を描き出していく。

第13話では“なでしこジャパン”長谷川唯選手が出演

次回、2025年1月30日(木)配信の第13話には、サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”の中心選手であり、マンチェスター・シティで活躍する長谷川選手が登場する。

華々しいキャリアを誇る長谷川選手だが、その背後には小柄な体格やトップ昇格の失敗など、数々の挫折があった。小学生でサッカーを始めた彼女は、2009年に日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織、メニーナに加入。

しかし高校1年生時、同級生が次々にトップチームへ昇格する中、自分だけ取り残されてしまった長谷川選手。その悔しさをバネに磨いた責任感と技術が、今のプレースタイルを形成してる。

イタリア、イングランドでの挑戦を経て、“理想のサッカー”に出会ったマンチェスター・シティ。挫折を糧に成長し続ける長谷川選手が、夢への道のりを語っていく。