勝村政信「評価は他人だから」和田明日香の悩みに俳優ならではの視点でアドバイス<和田明日香とゆる宅飲み>
料理家・食育インストラクターの和田明日香がゲストを招き、リラックスして“宅飲み”するようすを映すBSテレ東の人気番組「和田明日香とゆる宅飲み」(毎週火曜夜10:00~)。12月17日の放送では、ゲストに俳優の勝村政信が登場した。
「世の中の大半のものが食べられない」ゲストの発言に驚愕
12月17日(火)放送のゲストは、俳優の勝村政信。舞台やドラマなどで長年活躍を続けている個性派俳優であるほか、サッカー番組のMCも務めているサッカー通でもある人物だ。
今回、勝村は出演に際して3つのお土産を持ってきてくれた。前日まで京都にいたという勝村。西日本限定の「カール(うすあじ)」や、長野のまるたか「天然醸造みそ使用 信州みそラーメン」、さつまいもと米こうじを使った「さつま白波(芋焼酎)」を受け取った和田は、まずは「ソーヴィニヨン2022」というワインで乾杯することに。
勝村の母親は料理が得意ではなかったらしく、勝村は中学生ぐらいから自分でも料理を始めたのだとか。サッカー部帰りに料理をしていた勝村だったが、“父親に似て偏食”ということで「世の中の大半のものが食べられない」などと驚きの言葉を口にする。冗談でもなんでもないようなので、和田は1つずつ具材や料理方法を確認しながら料理を進めることに。
エプロンをつけてキッチンで並び、これまでの料理体験や“反抗期すらなかった”という娘との仲良しエピソードを楽しげに繰り広げる勝村。やがて完成したのは「マグロと黒豆のブルスケッタ風」で、名前の通り「マグロ」と「黒豆」のブルスケッタが2種用意されている。
パンの上にそれぞれブルスケッタを乗せて食べると、和田が「美味しい…考えたの私だけど」とぼそり。すると調理を手伝った勝村が「手柄はもってくタイプ!?」と目を丸くして、互いに笑顔を浮かべる。
和田からの個人的な相談も
次の料理を始めながら、さらにサッカー仲間や娘とのエピソードを語っていく“自称・草サッカー選手”勝村。貝類などは偏食センサーにNG判定を受けてしまったなか、和田はめげずにアクアパッツァを作り始める。
そんななか、勝村は「今日洗い物に来たみたいになってるけど大丈夫かな」と笑いながら洗い物にいそしむ。「来たときよりもキレイよ?」と自慢げにシンクを指さす勝村だが、なるほどこういうところが良いお父さんなのかもしれない。
完成した「簡単アクアパッツァ」は、勝村の苦手な食材を使わずに作られた和田特製。貝ではなくイカや魚を使って海の味わいを演出しつつ、トマトジュースなどで簡単に味を調えた一品だ。ひとしきり味わったあとは、残り汁を使って味噌ラーメンをつくることに。
お土産の「カール」も用意しつつ、「〆のみそトマトラーメン」をつくり終えた和田。そこで改まって、勝村に「1つ相談したいことがあって」と切り出す。放送を自分で見直していたところ、「おいしいと感じているときに表情が怖い」ことに気づいたという和田。その改善する方法を相談するのだが、勝村は「そのままでいいんじゃない?」と意外な答えを返す。
「僕らって、評価は他人だから。他社が評価するから、自分で評価することに何の意味もないから」と持論を語る勝村。「人それぞれでいい」と言われたときよりもしっくりきたのか、和田も大きな声で「なるほど!」と膝を打つ。そんな勝村の言う「自分を殺しちゃもったいない」という言葉は、なるほど他者を演じる俳優だからこそだからだろう。これには「超納得」「たしかに」と和田の目が大きく開かれていた。
父親が持つ理想の優しさを持った勝村との時間
個性派俳優として長く愛され続ける勝村政信。リラックスして宅飲みをする姿は、気のいいお父さんそのものだ。笑わせようという押しの強さもないなか、言葉のチョイスや表情でクスッとさせられるのは勝村の人柄によるところが大きいだろう。
プライベートの話もあけっぴろげに話す勝村だったが、特に目立ったのは父親としてのマインドや所作。「台所があると働かなきゃいけない気がして…」という話を代表として、家事にも積極的に取り組んでいるのが見える。娘には反抗期もなかったというが、良き父の存在が大きく作用したのかもしれない。
今回の放送で登場したメニューは、番組公式Instagramにもレシピが掲載されている。ユニークな勝村との緩やかなゆる宅飲みは、TVerにて見逃し放送がおこなわれている。
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