古川雄大(@furukawa_staff) 撮影/山田健史

古川雄大が語る、NHK主演作への熱い思い「人生をかけて携われる番組」

2024.12.03 07:03
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NHKの特集ドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』の富山編・新潟編が2024年冬に放送される。俳優・古川雄大が主演を務める本作は、百貨店のバイヤー・結稀宏人が日本全国の魅力的な食材を探して全国各地を旅するオリジナルドラマ。全国を巡る宏人は、その土地で生きる人々のパワーや優しさ、そして土地ならではの食材や料理に触れることで、少しずつ生きるエネルギーを満たしていく。富山、新潟から始まった本作で、いずれは47都道府県を訪れたいと語る古川に、本作への思いや食に関する思い出、俳優としての展望を聞いた。

──本作を受けた決め手となったのはどんな点ですか。

古川 率直に、NHKさんで主演をさせていただけるというのは自分にとって大きなことでした。それに加えて、現地に訪れて撮影できるのもすごく大きなことでしたし、現地に行ったからこそ撮れる映像をすごく楽しみにしていました。

──撮影で印象的だった出来事を教えてください。

古川 撮影の過程がなかなか面白くて…。雪を求めて新潟に行ったら全然雪が降っていなかったんです(笑)。みんなで雪をかき集めて撮影した姿に、そこに行かなければ撮れない画を感じて、そういった体験は自分の役者人生において大きなものになっていくんじゃないかなと思いました。

──古川さんご自身は、食への関心はもともと高い方なのでしょうか。

古川 食の関心は高いですが、グルメというほどではないですね。美味しいものを食べたいなという思いはあるんですけれど、冒険はあまりしてきませんでした。今までは、自分の中で決まった美味しいところに行くことが多かったんですが、今回の旅を経て、色んなことに挑戦するようになりました。食以外にも、例えば地方に行ってレンタルバイクを借りる、とか。今までそんなことはしたことがなかったんですけど、そうやってやったことがないことにトライしてみるという姿勢はこの作品の影響かもしれません。

──今回訪れた新潟、富山での食事はいかがでしたか。

古川 新潟ではやっぱりお米がすごく美味しかったです。お寿司屋さんで撮影をしたんですが、新鮮な魚はもちろん、とにかくお米が美味しい。何回も食べるシーンがあったので結構大変だなと思っていたんですけど、美味しすぎてもっと食べたいくらいでした(笑)。富山では、漁師の方が作る「かぶす汁」をいただいたんですが、魚介の旨味が出ていて美味しかったです。とにかく、魚介類がすごく美味しかったですね。共演した柴田理恵さんにどこのお寿司屋さんが美味しいかを聞いたら「そこら辺の回転寿司行っても美味しいよ」と言われて、お寿司屋さんに行ったんですが、本当に美味しくて。やっぱり新鮮さが違うんですよね。びっくりしました。

──古川さんの家庭の味や、家族との食事に関する思い出で印象に残っていることはありますか。

古川 父親との思い出があります。父とは、僕の出身地の高山村にあるお寿司さんに、2ヶ月に1回くらい行っていました。父は寡黙なので、会話をたくさんするほうではないんですが、温泉に行った帰りにお寿司屋さんに寄るのが父との決まり事のようになっていました。お寿司が美味しいということもあるんですが、あまり会話をするわけでもなく、そこでお寿司を食べていたちょこっと恥ずかしいような空気感が、すごくかけがえのない時間だったなと感じるんです。父も高齢になって、今ではあまりそういうこともできなくなりましたが、それもこの作品の役どころとリンクしているように思えたりもして。そのお寿司屋さんは無くなってしまったので今はそこで食べることはできないんですが、2ヶ月に1回のお寿司屋さんは自分の中のかけがえのない思い出です。

──インタビュー前に行われた会見の場で、古川さんは「この作品でいずれは47都道府県を回りたい」とおっしゃっていました。その頃には65歳くらいになっているかも、というお話も出ていましたね。

古川 まず健康でいられるかというところが心配です(笑)。47のスープがあるのかというところも気になりますし、こんなに面白く、良くできた47作品の脚本を作るのもすごく大変だと思いますが、やっぱりそれを目標にしていきたいです。自分が人生をかけて携われる番組と出会うって、なかなかないことなので、そういった機会を設けてくださった方々にすごく感謝しています。

──65歳を迎える頃には、どんな俳優になっていると思いますか。

古川 色んな道を歩んできて今があるので、自分が何歳でどうなっているかということはあまり考えないんです。ミュージカルをやると思っていなかった自分が、今、ミュージカルで頑張っているということも想像していなかった人生でした。だから明確な目標を持つというよりも、その瞬間、瞬間にいただいたものに全力で挑むようにして、この『コトコト』と共に歩んで、成長していけたらなと思っています。

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