ハリウッドザコシショウ 撮影/松山勇樹

ハリウッドザコシショウR-1優勝後の停滞期「自分のお笑いを信念持ってやっていれば一回潜ったっていい」

2024.12.03 06:03
提供:ENTAME next

2016年度『R-1ぐらんぷり』の覇者にして、独自の笑いを突き詰めてきたハリウッドザコシショウ。そんな唯一無二の芸人が地元・静岡県で冠番組『冠ザコシの冠冠大冠』を持つことが決まった。第一回目は11月30日(土)に放送され、現在TVerで無料見逃し配信されている。企画から携わった番組への思いはひとしお。地元で冠番組を持つという夢やお笑い哲学について改めて話を聞いた。(前後編の前編)

11月30日24時28分から、SBS(静岡放送)で放送される『冠ザコシの冠冠大冠』。全国区の番組で何度も大きな衝撃を残してきたハリウッドザコシショウだが、地元での冠番組は大きな意味を持つようだ。

「東京の冠番組とはワケが違うんです。東京のほうがグレードが高いイメージがあるかもしれないけど、静岡もコンプラはしっかりしている。静岡の方が、よりやりたいようにやらせてくれるし、今の僕に合っているかなと」

ザコシショウといえば、すでにYouTubeチャンネル『ザコシの動画でポン!』でいくつもの挑戦的な企画を行っている。自分のお笑いの理想に近づくためにヒントを記していく“ノートみたいな場所”とYouTubeを形容しつつ、テレビとは明確な差があると指摘する。

「YouTubeとテレビだと規模が違う。YouTubeは誰でもできるけど、テレビは呼ばれないと無理じゃないですか。いつも、同じ時間に放送されるのを楽しみに待つ、あの感じが好き。YouTubeだといつでも見られる分、価値が違うというか」

そこにはテレビに出るまでの長い道のりが「しんどかった」という思いが見え隠れする。2016年に『R-1ぐらんぷり』を制したザコシショウだが、それからすぐに爆発的に売れたわけではない。2018年配信の『ドキュメンタル』シーズン5での活躍をきっかけに徐々に地上波での露出も増加。「自分のお笑いを信念持ってやっていれば、一回潜ったっていいと思っている」という言葉には説得力がある。

そんなザコシショウが気にかけるのが後輩のR-1王者・街裏ぴんく。優勝以前から交流があり、街裏ぴんくにとってはザコシショウはまさに恩師とも言える存在。苦節20年で今年「R-1グランプリ2024」を制したわけだが、ザコシショウの目線は厳しい。

「あいつが来年残っているか疑問なんです。YouTubeに呼んで『今の感じやったらやばいぞ』と注意喚起しているんですけど、なかなか沁みていない。芸人って人からアドバイスされても、『うるせえな』となる生き物。自分で痛手を負わないと本当にわからないんです。僕もそうだったから、街裏ぴんくには今は僕の言っていることは何もわかっていないと思います」

信念と努力と芸。ザコシショウが何を大事にしているかは熱量で自然と伝わってくるし、彼が芸に対して真摯なのはすでに世間にも浸透し始めている。世間からのイメージは人を笑わせる上で足かせになるのではとも邪推してしまうが、本人は気にも留めていない。

「胸の内を出すなという意見もあるんですけど、お笑いの時にがっとやればいいだけ。こうしたインタビューも聞かれているから答えているのであって、自分からぺらぺら話しているわけじゃないですから。(同期の)ケンコバ(ケンドーコバヤシ)が『お前真面目に答えやがって』と言うんですけど、同じことやっても意味ないから全然気にしてない。それが僕の素なんです」

唯一無二の芸人として新たな道を歩み続けるザコシショウ。自らが芸能界でさらに存在感を増すためにも今回の『冠ザコシの冠冠大冠』は大きな意味を持っている。

「全国区の番組にも出つつ、ローカルの冠番組をやっていたら強いと思う。『冠ザコシの冠冠大冠』は評判が良かったら続くんです。どっちかがなくなっても嫌だし、どっちも両立していけたらなと思います」

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