土屋太鳳“百合子”、杉咲花“朝子”にきつく当たる理由があまりにも重い…「辛いな」とトレンド入り<海に眠るダイヤモンド>
神木隆之介が主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※初回は25分拡大)の第4話が11月17日(日)に放送された。百合子(土屋太鳳)が朝子(杉咲花)がきつく当たっていた原因が描かれ、あまりにも重い理由に胸が痛くなった。SNSでも「私なら朝子のこと一生許せないと思う、、」「百合子、辛いな…」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。(以下、作品のネタバレを含みます)
これまでの日曜劇場とは一線を画す“ヒューマンラブエンターテインメント”
同作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語となっている。脚本は野木亜紀子、監督は塚原あゆ子、プロデューサーは新井順子が務め、「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年、共にTBS系)などを手掛けたヒットメーカーたちが、完全オリジナル作品で初の日曜劇場主演に挑む。
神木は、1950年代の端島に生きる主人公・鉄平に加え、現代の東京に生きるホスト・玲央の一人二役を演じる。また、鉄平の良き理解者である兄・進平役で斎藤工、鉄平に思いを寄せる食堂の看板娘・朝子役で杉咲花、端島に突然現れた謎の女性・リナ役で池田エライザ、鉄平の親友でありライバルである賢将役で清水尋也、ある過去を抱える自由奔放な鷹羽鉱業職員の娘・百合子役で土屋太鳳が出演。
さらに、謎多き行動で物語をかきまわしていく婦人・いづみを宮本信子が演じる他、國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさしといった実力派俳優陣がストーリーを盛り上げる。
長らく体調を崩していた百合子の母・寿美子の容態が悪化して亡くなる
その日暮らしのホスト・玲央(神木)は怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)と出会う。いづみは長崎県・端島の出身で、端島に並々ならぬ思いを寄せていた。
高度経済成長期の1955年、長崎県・端島。炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた青年・鉄平(二役・神木)は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってくる。同じ大学を卒業した幼なじみの賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島。同じ頃、端島に謎多き美女・リナ(池田エライザ)がやってくる。
現代。いづみは一体何者なのか、自分に似ているという “忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になる玲央。そんな玲央にいづみは、かつて思いを寄せていた鉄平のこと、そして島での複雑な“恋模様”について語り始める。
1958年7月。朝子の初恋の人が自分だと知って以来、朝子のことが気になり、浮き足立つ鉄平。そんな鉄平を尻目に賢将は、何か思うところがある様子だった。
一方、映画館を辞めて労働組合の新聞編集者としての仕事に精を出していた百合子だったが、長らく体調を崩していた母・寿美子の容態が悪化して亡くなる。鉄平は、百合子の家族の運命を変えてしまった、1945年8月9日の出来事を思い出していた。
百合子は母と姉とともに行った長崎で被爆する
「広島の街が一発で壊滅したって」「新型爆弾だって」と島民たちが噂話をしている。その近くでは朝子や百合子たちが無邪気に遊んでいる。そこに百合子の母と姉が百合子を探しにやってくる。母たちの姿を見た百合子は皆に声をかけて物陰に隠れる。
友だちが「どこに行くと?」と聞くと「教会のお手伝い」と答える百合子。「今日は行きたくないんだもん」と百合子が言うと「悪いんだぁ」と友だちがたしなめる。百合子の母と姉が百合子を呼び続けていると、朝子がいたずら心を出して「はーい」と手を上げて叫び、見つかってしまう。百合子が「朝子のバカ!」と怒るが、朝子は行ってらっしゃいと百合子を見送る。
百合子が仕方なく母と姉とともに行った長崎に原爆が投下され、百合子はそこで被爆してしまう。朝子はその事実を知らず、鉄平や賢将、そして百合子本人も沈黙を貫いているのだった。
百合子がなぜか朝子にきつく当たっていた理由があまりにも重く、胸が痛くなって締め付けられる思いがした。SNSでも「せつないー。だから、朝子にいらついてたのかー」「百合子にしあわせになってほしいよ」「私なら朝子のこと一生許せないと思う、、」「朝子にずっと辛く当たっていた理由が明かされてしんどかった」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。
◆構成・文=入江奈々
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