趣里“亮子”が父・古田新太“粒来”と再会、弁護士として「この日を待ってたんだ」と気付く胸アツ展開<モンスター>
趣里が主演を務める「モンスター」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第5話が11月11日に放送された。失踪中とされていた亮子(趣里)の父が本格登場。しかも亮子が担当中の案件に関わることになった。(以下、ネタバレを含みます)
異色のリーガル・エンターテインメント
本作は、“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う得体のしれないモンスター弁護士・神波亮子(趣里)が主人公。時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメントだ。
物事の本質を見抜き、独自の解釈のもと裁判を掻き回す型破りな“モンスター”だからこそ、人間が訳もなく悪意に満ちてしまう、“モンスター”になる瞬間を見逃さず、冷静に事件を解決に導き、周囲の価値観を覆しながら影響を与えていく。
亮子に振り回されることになる東大法学部卒の若手弁護士・杉浦義弘をジェシー(SixTONES)、失踪中の亮子の父・粒来春明を古田新太、亮子と杉浦が所属する法律事務所の所長・大草圭子をYOUが演じる。
前職はゲーマー!?な亮子の元に代替医療のクリニックを訴える依頼
アメリカの有名な資産家の娘・サトウエマ(秋元才加)からの依頼電話で、亮子が流暢な英語で対応した場面でのことだった。亮子に対する杉浦のもはや恒例ともいえるツッコミ「弁護士になる前は~」。第2話ではダンサー、第3話では女優、そして今回は「ゲーマー」。亮子は1日何時間もゲームをして、そのチームメイトや対戦相手との対話で英語力を培ったのだという。
高校時代に司法試験合格してからの空白の期間がますます気になってきたが、第5話はそこに絡む様相を見せた。
エマの依頼は、亡き父・マサル(石橋凌)が参加した海外の富裕層向け医療ツアーを実施している日本の岡本プレミアクリニックを訴えるというもの。がんを患っていたマサルが高額な費用をかけて挑んだ治療に効果はなく、それどころか帰国して絶望のあまりすべての治療を拒否してしまった。クリニックが“インチキ”治療をしたことで父を死に追いやったと証明してほしいとのことだった。
クリニックは先代院長と息子の意見の相違があり、結果的にもともとの病院が潰れるかたちで、自由診療となる代替医療を行うスタイルに変わっていた。依頼人のエマ、訴えたクリニック、図らずも親子関係がポイントに。
そんななか、クリニックの顧問弁護士と終始優勢で話し合いを進めるも、「嫌な感じしかしない」といぶかしんでいた亮子の前に父・粒来が12年ぶりに現れた。
亮子が父・粒来と法廷闘争へ
亮子に協力するコンビニ店員・城野(中川翼)の調べで、方針を変えて新しくなったクリニックの裏には、あるコンサルティング会社の存在が判明。ペーパーカンパニーのようだったが、粒来はそのコンサル会社とつながっていた。
粒来はクリニックの顧問弁護士に代わって訴訟を担当することに。亮子はエマから“親子対決”になることを了承してもらうが、その際、父は自分が高校生だったときにふらっと出かけたまま帰らず、今回会うまで一度も連絡を取り合うことはなく、月に1度お金が振り込まれるだけだったと明かした。このお金を振り込む場面は第1話で描かれていたことだ。それが、父親が生きているという証にもなった。
エマが帰った後の夜、圭子から「大丈夫?お父さんのこと」と聞かれた亮子。「私、思い付きで弁護士になったって思ってたんですけど、何でいまさら弁護士なのか分かりました。この日を待ってたんだと思います」と答えた。
亮子の回想シーンで、幼い亮子が父とオセロ対決をし、優勢だったが、ラストで一気にひっくり返されていた。これまで“ゲーム”のように法廷に立ち向かってきた亮子。一方、娘が弁護士となって初めて対決する粒来は「さ~て、ゲームを始めるか」とつぶやいており、意味深な暗示となったわけだが、亮子が待ち望んでいた対決は次回に持ち越し。そこにはどんな“モンスター”が潜んでいるのか。
SNSには「ますます面白くなってきた」「こんな展開になるとは思わなかった!」「親子対決楽しみ」「神波先生、もしかして初めての、勝てない相手になるのかな」「オセロの時のような結果にならないことを願っている」といった声が上がっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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