73歳でアカデミー賞に輝いたユン・ヨジョンの名演技とかわいい犬たちに癒される映画が、「犬の日」に公開
韓国人俳優初のオスカー女優ユン・ヨジョンが建築家に! 犬たちと寄り添う人々を描く『DOG DAYS 君といつまでも』が11月1日から上映。
11月1日は、「犬の日」です。犬の鳴き声〝ワン”にちなんで、ペットフード工業会が1997年に制定したそう。
そんな犬たちと関わる人々のふれあいを活写する『DOG DAYS 君といつまでも』が、「犬の日」より公開。韓国を代表する国際派女優ユン・ヨジョンら人気俳優陣と、共演している犬たちの名演技にも注目。心が和む本作の魅力を探ってみましょう。
50代でデビューした監督のまなざし
11月1日公開の『DOG DAYS 君といつまでも』は、動物病院『DOG DAYS』を中心に、そこに集う様々な人々と犬の日々を、やさしいまなざしで追う群像劇。
本作で監督デビューを飾ったキム・ドクミン監督は、なんと50代。約20年の助監督のキャリアと人生経験があるからこそ、味わい深い作品に仕上がっているといえるでしょう。
動物病院『DOG DAYS』にて
建設会社で働くミンサン(ユ・ヘジン)は、思い切ってビルを買いましたが、1階に入っている動物病院『DOG DAYS』の院長ジニョン(キム・ソヒョン)とは、そこに関わる動物をめぐって、けんかばかり。
ある日、著名建築家ミンソ(ユン・ヨジョン)の愛犬ワンダが、ジニョンをかかりつけ医にしていると知ったミンサンは、自分が会社で手がけているリゾート開発計画へ、ミンソに参加してもらおうと決意します。ジニョンに協力を仰ぐべく、ミンソは態度を変え、ジニョンが助けた保護犬「車長さん」を一晩預かるのですが...?
もの言わぬ者たちと向き合えば
一見本作は、「人々と犬の心温まる物語」に思われますが、「車長さん」のような保護犬や、安楽死問題などにも触れており、さりげない演出に心が動かされます。
ものを言わない生き物たちの持つ命に向き合った時、私たち自身も、命の使い方を考えざるをえなくなるのでしょう。
73歳でオスカー女優となったユン・ヨジョン扮するミンソを見ていると、命の使い方は自分で選べますが、結局は他者に「与える」ことで、命は輝くような気がします。「与える」ものは、目に見えないものでも、見えるものでも、どちらでも。
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『DOG DAYS 君といつまでも』
11 月 1 日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイトはこちら!
(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)
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