山本昌のスポーツマンらしい“最後のあいさつ”エピソードに、スタジオ感動

山本昌、松井秀喜は「2年目くらいまでカモだった」スポーツマンらしい“最後のあいさつ”エピソードに、スタジオ感動<ダグアウト!!!>

2024.10.24 12:00
山本昌のスポーツマンらしい“最後のあいさつ”エピソードに、スタジオ感動

10月17日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週木曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは現役生活中日ドラゴンズ一筋32年の山本昌で、“ゴジラは2年目までカモだった”など往年のスター選手エピソードで盛り上がった。

山本が考える“俺のベスト9”

最初のコーナーは“俺のベスト9”。ゲストが考える最強のベストナインを発表してもらう企画で、必ず自分をメンバーに入れてベストナインをセレクトするのがルールだ。また選出できるのは、現役選手〜自分が現役時代にプレーしていたOB選手のみとなる。

山本が選んだ一番はイチロー。NPBで7年連続首位打者など圧倒的な成績を残してMLBへ移ると、日米通算4367安打という偉大な記録を打ち立てた名選手だ。そんなイチローは、山本によると「飛距離も出る」らしい。たとえ話で飛び出したのは、ホームランの打球がバンテリンドームナゴヤの5階席まで届いた…というもの。走攻守のバランスが良いことで知られているイチローだが、改めてすべてがハイレベルでまとまっているからこその活躍なのだと思い知らされた。

山本はそんなイチローと、鳥取のワールドウィングでトレーニングや合宿をしていたこともあるそうだ。特にイチローのストイックさは強く記憶に残っていると明かす。当時のようすを尋ねられた山本は、「すごい練習してますよ」と語気を強めた。才能ではなく努力の人であるイチローを指して、改めて「この人しかいないでしょ、一番は」と締めくくる。

山本が選ぶ2番は説明不要のスーパースター

山本が2番に選んだのは、いまや世界的スターである“二刀流”大谷翔平。スポーツ選手として最高額の10年総額7ドルという契約を思い返せば、山本が「もうやばいしか出てこない」と語るのも納得だ。

山本は大谷の先輩ではあるものの、「僕らが評論しちゃダメな選手なんじゃないか」と語る。「無理」「不可能」という数々の言説を打破して、前人未踏の領域に身を置く大谷。自身を「プロ野球評論家の端くれ」と語る山本でも、安易には評論できないという。

それでも大谷を2番に選んだ理由くらいは語ってもらう。山本いわく、大谷は試合の序盤にバントしないプレースタイルなどがアメリカ野球に寄っているそうだ。「バントが要らないなら彼に入ってもらうしかない」と、大谷を2番に選んだ理由を熱く語る。

ちなみに山本は中日ドラゴンズとロサンゼルス・ドジャースが業務提携をしていたとき、ドジャース傘下のチームへ留学していた経験があるそう。現在大谷が所属しているドジャースはこれまで野茂英雄や前田健太、ダルビッシュ有など、多くの日本人選手が所属した日本に縁のある球団。山本も思い入れがあるようで、偉大な名選手らと「同じユニフォームを着ていた」と胸を反らしていた。

人間性も込みで選出したのは「ゴジラ」の愛称で親しまれるあの男

イチロー、大谷とオールスターが並ぶ山本ナインだが、3番に挙げた選手は松井秀喜。これもビッグネームだ。なお山本は野球力だけでなく、人間性も含めて松井を3番に選んだという。松井は「ゴジラ」の愛称で親しまれたスラッガーで、MLBでアジア人初のワールドシリーズMVPを達成した。

輝かしい成績を残している松井だが、「2年目くらいまでカモだった」と語る山本。「松井がスタメン、よし!」とガッツポーズを取るほど、当時の松井は三振ばかりだったそうだ。

しかし3年目になると松井の対応力がグッと上がり、めちゃくちゃに打たれるようになってしまったとこぼす。「やり返されました」と苦笑いを浮かべながら当時を振り返る山本。なお山本には松井とのエピソードもあるという。

松井のアメリカ行きが報道されたあと、山本は東京ドームで松井と対戦する機会があった。松井との最後の対戦ということもあり、全部三振を取ろうと意気込んで試合へ。強い気持ちが活きたのか、結果的に松井からはすべて三振を勝ち取った山本。しかし試合全体の結果を見てみると、松井以外からはめった打ちにされたのだとか。「そこだけ集中しすぎましたか…」と山本はMCのスピードワゴン・井戸田潤から痛いところを突かれてしまう。

しかしここで話は終わらない。試合には負けてしまった翌日、偶然松井に偶然会った山本。「最後かも知れないから、バットを一本くれないか?」とお願いすると、松井は快くバットを一本くれたそうだ。そのバットはいまでも大切に家で保管しているという。名選手同士の心温まるエピソードに、スタジオは和やかな雰囲気に包まれていた。

レジェンドから飛び出す、ビックネームたちのエピソード

1番がイチロー、2番が大谷翔平、3番が松井秀喜…まさに「俺の考えた最強のナイン」という顔ぶれが並んだ山本のベストナイン。豪華すぎるメンバーだが、選出には各メンバーとの縁を出発点にしているというのがまた良い。

また松井と最後に対戦したときのエピソードは、スタジオが思わずほっこり。スポーツマン同士らしい爽やかなやり取りに、「人間性も込みで選んだ」という言葉がしっかり刺さる選出だ。

レジェンド選手の名前とともに、さまざまなエピソードも飛び出した今回。名前を挙げられたメンバーが、いつの日か「ダグアウト!!!」で裏話を語ってくれることに期待したい。

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