荒井優希が16周年ライブで見せたい“新しいSKE48”の姿「俯瞰で全体を見てもらえたらうれしいです」

2024.10.10 19:00

名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48が10月5日(土)に劇場デビュー16周年を迎え、10月12日(土)からは3日間にわたって名古屋国際会議場センチュリーホールで「SKE48 16th Anniversary Festival」を開催する。同公演は1日ごとに2008年から2012年、2013年から2017年、そして2018年から現在に年代を分けて楽曲を披露。ライブを通じてこれまでのSKE48の歩みを振り返っていく。今回は最新シングル「告白心拍数」(10月2日発売)の選抜メンバーとして活躍する荒井優希にインタビューを行い、ライブの見どころや意気込みなどを聞いた。

アイドル11年目でも大変さを感じるリハーサル

――今まさにリハーサル期間の真っただ中だと思いますが、今回のライブのリハーサルをしていて何か感じたことなどはありますか？

今回は3公演あるんですけど、年代ごとに披露する曲が違うから3公演共通で披露する曲も少なくて、覚える量が多かったり、曲数が多いからダンスをそろえる時間も長くなったりして、11年目の私でも大変だなって思っています。

――やはり曲数が多いぶん、1曲に割ける時間も少なくなってしまいますか？

それが意外と逆なんです。今までのコンサートの中で一番1曲1曲を大切に、丁寧にリハーサルができているんですよ。オリジナルメンバーの先輩がほとんどいないから、ダンスの先生が昔の映像を見て、昔の先輩に合わせる意識でたくさん教えてくださって。

私が入る前のシングル曲とかは振り入れがなくて自分で見て覚える、見よう見まねでやってきた曲も多かったので、今回正しい振りを改めて教えてもらえて、10年以上やってるけどこうだったんだみたいな、そんなことも結構あります(笑)。

――他のメンバーの様子は見ていていかがですか？

いっぱいいっぱいになっている子もいたりするんですけど、みんなで教え合ったりできているし、みんなで頑張ろうって気持ちがあるなって思います。

――この直前にインタビューをした井上瑠夏さんからは、荒井さんと青木詩織さんの3人でLINEグループをつくったって聞きました。

るーちゃんが朝起きられないから床で寝るって言うから心配になって(笑)。今日もこの取材でちょっと早かったので、るーちゃんと決めた時間にLINEし合いました。でも、るーちゃんから5分くらい返事がなくて、返事がなかったらおしりんさんが起こすって約束だったのにおしりんさんも起きてこなかったんですよ(笑)。どうしようって考えてる間に返事があったのでよかったです。

――今回のリハーサル期間中、リフレッシュでしていることなどはありますか？

ソフトクリームにハマっていて、連日リハーサル終わりに食べています。昨日は鎌田菜月さんと熊崎晴香さんと3人でソフトクリーム屋さんに行きました。結構遅くまでやっているところがあるんですよ。私はカラースプレーをトッピングして食べるのにハマってます。

「しっかり後輩を引っ張っている荒井も見てもらえたら(笑)」

――3日間それぞれに見どころはあると思いますが、あえて一番楽しみな日を挙げるなら何日目になりますか？

1日だけ選ぶのは難しいけど、私のファンの方に楽しみにしていてほしいのは１日目です。私って「片想いFinally」の歌唱メンバーに選ばれがちじゃないですか(笑)。けど、今回は確かにこの曲も自分に当てはまるなっていう、今までと違う角度から選んでもらえた曲があって、個人的には結構新鮮に感じています。ファンの方にはその曲を見てほしいです。

――そのほかに楽しみにしていてほしいポイントはありますか？

衣装にもこだわってもらっているので、ぱっと見て気付けるかはわからないけど、そういう細かいところにも注目してほしいなって思いますし、全員でパフォーマンスをする曲が多いので、SKE48としての勢いも見せたいです。

あと、個人的にはこのライブのリハーサルをしていて、自分が先輩になったんだなってめちゃくちゃ実感しました。去年は谷真理佳さんとか、北野瑠華さんとか、同期の福士奈央ちゃんもいたけど、今年は本当に先輩が少なくなったなって。なので、しっかり後輩を引っ張っている荒井も見てもらえたらなって思います(笑)。

――荒井さん以外で要注目のメンバーを選ぶなら誰を挙げますか？

同じチームKIIの西井美桜ちゃんです。踊るのが本当に好きな子なんですけど、今回はすごく踊りを見てもらえるブロックがあって、めちゃくちゃ生き生きしてます。それをリハーサルで見ていて、私もうれしくなりました。私は美桜ちゃんのダンスを見るのが好きなので、みんなにも見てほしいですね。

選抜メンバーに復帰した充実の1年

――昨年もセンチュリーホールで「SKE48 15th Anniversary Festival 2023」を行いましたが、この1年間でどんなことが印象に残っていますか？

去年は「リクエストアワー」で「あの頃のロッカー」が1位を頂いて、それから「愛のホログラム」でまた選抜メンバーに戻ることができました。やっぱりお仕事できる量も変わったと思うし、（プロレスラーの姿ばかりでなく）アイドルの私を見たいって言ってくださる方もいるので、そういう方にはたくさんステージを見てもらうことができたかなと思うので、充実した1年に感じます。

――今回のコンサートでSKE48のどんな姿を見せたいですか？

ずっと言われていることかもしれないけど、「新しいSKE48」というか、本当にガラッと変わっていると思います。若い子たちの意識も高いですし、今までの「元気」「ダンス」「汗」みたいなSKE48のイメージに、さらにカッコ良さとかパフォーマンスのまとまりというところも磨かれたような、みんなで1つにまとまったパフォーマンスをしているSKE48に注目してほしいです。ファンの方は自分の推しメンに注目すると思うんですけど、ちょっと俯瞰で全体を見てもらえたらうれしいです。

――若い子の意識が高いというのはどういうところで感じているんですか？

中学生のメンバーもいるんですけど、先輩に食らいつくようにずっと一生懸命練習していて、振りをみんなで合わせるところはしっかり角度まで合わせてくれたり、そういうところも意識が高いなって思います。

研究生だけの楽曲披露ももちろんあるんですけど、リハーサルを見ていても研究生だからこそのフレッシュさが伝わってきますし、その1つ上の11期生の子たちもチームの先輩たちについていけるように頑張っている姿をたくさん見ているので、若い子たちにも注目してもらえたらなって思います。