「ビリオン×スクール」より

木南晴夏、山田涼介との5年ぶりの共演で「いじったり、いじられたりする仲に戻りました」<ビリオン×スクール>

2024.08.02 11:00
「ビリオン×スクール」より

山田涼介が主演を務めるドラマ「ビリオン×スクール」(毎週金曜夜9:00-9:58、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)。本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田)が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも、生徒と共に成長していく学園コメディー。加賀美は、私立絵都学園(しりつえとがくえん)で「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組、通称“ゼロ組”の新しい担任として赴任する。このたび、WEBザテレビジョンでは、加賀美の秘書兼ボディガードを務める芹沢一花役の木南晴夏にインタビューを実施。5年ぶりの山田との共演についてや、生徒役の方から刺激を受ける瞬間などについて語ってもらった。

山田涼介は「先生らしい姿が裏でも見える」

――「ビリオン×スクール」に出演が決まって、撮影が順調に進んでいると思いますが、実際に撮影してみていかがでしょうか。

瑠東さんをはじめ、皆さんが明るい空気を作ってくださるので、ドラマ同様とても楽しい雰囲気で、暑さに負けずみんなで頑張って撮影をしています。

――主演の山田さんとは5年ぶりの共演ですね。

お会いするのが久しぶりだったので、最初2、3日は距離感を掴むのが難しくて、少し緊張感があったのですが、バディっていう関係性なので、言い合わなきゃいけないシーンがたくさんあって、徐々に緊張がほぐれていきました。今ではすっかりいじったり、いじられたりする仲に戻っています。

――山田さんとは3回目の共演ということで、前回の共演から変わった面などはありましたか?

前より大人になられたというか、前から大人なんですけれども…(笑)。そういった印象はあります。特に今回は教師役ということで、山田さんよりも若い役者の方々がたくさんいらっしゃるので、お兄さん的なみんなを見る目線だったりとか、見守る姿勢だったりで、先生らしい姿が裏でも見えるので、前回共演した時より大人だなあって感じました(笑)。

撮影はアドリブの面白さとの勝負

――ドラマを拝見していて会話のテンポが良く、特に職員室のシーンは毎週話題になっていますが、撮影の裏話などあれば教えてください。

監督がアドリブがお好きな方で、リハーサルで生まれたことだったりを、本番でもやりましょうというのが多いです。

職員室のシーンに関しては、永野(宗典)さんを筆頭にすごい個性派の方々が集まっていて、永野さんがメインでアドリブをかましてくださっています。そのアドリブも毎カット変えてくるので、何が飛び出してくるかわからないという緊張感が、受ける私たちにはすごくあります。

――緊張感もありつつ、アドリブが楽しみだったりも?

楽しみなのですが、やっぱり芹沢のキャラクター的に笑っちゃいけないというのがあって、耐えるのに必死です。2話で笑っちゃっているところが使われていて、「あ、使われるんだ」と思って、もう3話以降は意地でも絶対笑わないようにしようと思って(笑)。

気合が入りすぎて、ほんとうはすごく楽しみたいんですけど、「もう絶対笑ってたまるもんか」という勝負みたいな感じになっています。

――教室のシーンでのエピソードはありますか?

教室のシーンが意外と全然なくて(笑)。ドラマ冒頭の自己紹介のシーンで、 永野さんと坂口(涼太郎)さんがその日クランクインだったんですけど、最初に教室に永野さんと坂口さんが入って、その後に芹沢入って、加賀美が入ってというシーンで、2人が永遠に終わらなくて私たちが入るカットが一向に来なかったんです。

何をやっているんだろうっていうぐらいめちゃくちゃ長くて、オンエアは10分の1ぐらいにカットされていたんですけど、こういう現場なんだっていうのをその時に初めて知りました(笑)。

生徒役のみんなはリハーサルから本番までの短時間で成長している

――今回はフレッシュなキャストも多くいらっしゃいますが、生徒役のみなさんとの演技で刺激を受ける瞬間などもありますか?

みんなとても真っすぐなお芝居をされるので、すごく素敵だなって思います。瑠東監督が粘る方なので、回数を重ねるごとにすごく良くなっていく姿だったりとか、リハーサルの時は恥ずかしがっていたり、縮こまっていたものが、 本番でガラッと変わっていて、短時間で成長している姿が見えます。

ギラギラ感みたいなものを感じる瞬間もあって、本人たちがどう思っているのかは分からないですけど、やっぱりみんなライバルなんだなと感じます。「負けてらんないです!」って言っている子もいて、そういう気持ちになるって素晴らしいなって思いました。

――そんな生徒役のみなさんに木南さんがアドバイスなどをすることもあるのでしょうか?

泣かなきゃいけないわけではないけど、でも涙を求められるシーンというのがすごく多くて、それがきっと生徒さんたちのいいプレッシャーになっているんだろうなと感じます。

これからメイン回がある子たちが、今までの生徒の泣きの芝居だったり、感動的な芝居を見て構えてる感じは、そばで見ていて「頑張れ!」「大丈夫、できるよ」って思いますし、「泣けなかったとしても涙はただの形だから、気持ちが乗ってれば全然大丈夫だよ」とか、 「泣けないかもしれないとか、この時点で泣かなきゃいけないという悩みは、今だけじゃなくて、10年後、20年後、30年後も一生ついてくる悩みだから、私もそういう怖さは今でもあるし、だから今回たとえ涙が出なかったとしても、そんなに気にしなくていいんだよ」という話をしました。

――放送も後半に差し掛かってきますが、木南さんが思う注目ポイントを教えてください。

私個人としては、5話で初めて芹沢がアクションに挑戦するというシーンです。それも最初は全く聞いてなくて、プロデューサーさんに「アクションやったことないんですけど…」と言ったら、「ちょっと押したりとか、それぐらいなんで全然大丈夫です」って言われて。実際にアクションのVTRが来た時にすごい戦っていて、めちゃくちゃ嘘じゃん…と思いました(笑)。

プロデューサーさんも予想外のとんでもないアクションがあって、それがすごくプレッシャーだったのですが、無事に終わりまして。それが自分の中で1番大変だったシーンです。

全体の見どころとしては、1人ずつ生徒が加賀美たちの仲間に入っていって、後半でカーストというものがなし崩しになっていくというか、クラスを楽しもうという空気に徐々になってくるがゆえに、雪見や城島がどんどん孤立していってしまって、その2人を救うために芹沢たちがどう動くのかというところなんですけど、だんだんクラスの一体感が見えてくると思うので注目していただきたいです。

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