松井稼頭央監督休養と西武ライオンズ不調の要因を江川卓氏が分析「去年に比べて…」

2024.07.18 14:30

提供：Sirabee

パ・リーグ最下位に低迷し、松井稼頭央監督が休養した埼玉西武ライオンズ。江川卓氏が語るその原因とは。

元読売ジャイアンツの江川卓氏が自身のYouTube『江川卓のたかされ』で、松井稼頭央監督が休養した埼玉西武ライオンズの「不調の原因」を分析した。

【動画】江川氏が西武不調の要因を分析

松井監督が休養した原因は？

スタッフは西武・松井監督が成績不振で休養した原因について「事実上の解任という話も出ていますが、チームがなかなか浮上しないからということなんでしょうか？」と質問する。

江川氏は「監督が責任を取らなきゃいけないってことになるんでしょうけど、やっぱり選手を結構放出したのでね。チーム力はスタートする時点で、去年に比べてやっぱり弱くなってたんじゃないかなと思うんで。松井さんも苦労されたと思いますね」と持論を展開した。

さらに江川氏は森友哉選手や山川穂高選手がFAで移籍したことに触れ「打力の中心の2人ですからね。長打を打てる選手がいなくなっちゃったので、得点力がものすごく落ちていると思いますね」と指摘。

続けて「彼（松井監督）の現役時代って、足があって三拍子揃った良い選手でしたから。そのなかで走る選手がいっぱいいるかといえば、そうでもなかったし。まあ、難しい。ピッチャー陣が良いから、ずっとがんばってましたけどね」と語った。

西武の戦いぶりについては「点数が取れないチームって、ピッチャーがいくら好投しても参っちゃうんですよね。去年の中日ドラゴンズみたいな状況で」と分析する。

そして「好投するんだけど、得点がなかなか入らないので、ピッチャーも疲れてくるということが起きて、たぶんそういう状況になっていると思いますね」とコメントした。

渡辺久信監督代行には「ピッチャーを充実させながら、どうやって点数を取っていくかという。渡辺さんはGMですから、いろんな方とお話をして、後半に3Aなり、そういう良い外国人選手を、2、3人採ることができれば」と持論を展開。

続けて「打撃が回復すれば、また成績が上がるでしょうから、それにかけてるんじゃないかと思いますけどね。強いときの西武の中心にいた人ですから。それはわかっているので。打撃をなんとかしなければと思っているのでは」とコメントした。

その後江川氏は史上最短で辞任した監督を当てるクイズに挑み、スタッフと軽妙なトークを繰り広げた。

西武は交流戦前に松井監督が休養。渡辺GMが監督代行として指揮をとることになった。しかしチームを立て直すことはできず、7月に3カ月連続の8連敗を喫するなど、負けが込んでいる。

一方で菅井信也投手や青山美夏人投手がプロ初勝利を挙げ、隅田知一郎投手、渡邉勇太朗投手、新人の武内夏暉投手など、若手投手が奮闘中。野手も若い選手が出場しており、「来年以降につながる采配をしている」という声もある。

https://www.youtube.com/watch?v=NNJ-HRt7MpU

（文／Sirabee 編集部・佐藤俊治）