フレッシュな古旗笑佳アナ、初レギュラーとなる加藤浩次の「いまからサイエンス」初出演を終えての意気込み語る

フレッシュな古旗笑佳アナ、初レギュラーとなる加藤浩次の「いまからサイエンス」初出演を終えての意気込み語る「今日の5倍を目指していきます」

2024.07.09 08:30
フレッシュな古旗笑佳アナ、初レギュラーとなる加藤浩次の「いまからサイエンス」初出演を終えての意気込み語る

加藤浩次がMCを務める、知的好奇心を刺激する最新テクノロジーを紹介する人気番組「いまからサイエンス」(毎週水曜よる10時~、BSテレ東)。日本のすごいサイエンテイストをゲストに招き、過去には番組で使用した映像が「第65回 科学技術映像祭」において「文部科学大臣賞」を受賞したことも。同番組では7月10日(水)の放送から、新たに4月入社の古旗笑佳アナの出演が決定。今回は番組出演への意気込みと収録のようすについて、初収録を終えたばかりの加藤、古旗の2人に語ってもらった。

初レギュラーでも大御所とまっすぐに取り組む新人アナ

――初共演での初収録、お疲れ様でした。加藤さん、古旗アナのようすはいかがでしたでしょうか。

加藤浩次:ばっちりじゃないですか。うん。最初ちょっとびっくりしましたけど。最初めっちゃゆっくり…間違わないようにしゃべってたからびっくりして、もう1回やれって言いました(笑)。

そこからはもう全然。慣れたもんっていうか、度胸あるなと思いました。ほんとに怖がらないですごいなと思いましたね。

――古旗アナ、簡単に自己紹介と今日の感想をお願いします。

古旗笑佳:テレビ東京の新人アナウンサー、古旗笑佳と申します。実はいまも研修中という身ですので、社会人になってから初めての仕事という状況でした。前日から少しずつ緊張感が高まってきて、スタジオに入ること自体も初めてで…。すごく緊張していたのですが、先輩方から「チャレンジして失敗するのはいいことだから」と言っていただいていたので、「とにかくやろう」と思って臨みました。

――加藤さん、番組MCとして1年2カ月務めてきたなかで、科学に対する見方は変わってきているでしょうか。

加藤浩次:僕が思ってた科学って、めっちゃ古いんだなと思いました。最先端の研究をされてる方はお忙しいので、なかなかテレビに出演されないじゃないですか。そんな方々から最先端の話が聞けるというのはすごいなと…。

やっぱり各番組に出演される専門家の方は多いと思うのですが、そこに求められるコメントやレベルは素人へのわかりやすさ重視ですよね。なので番組で研究者の方から話を伺うと、最先端ではそうなっているんだなっていう驚きが大きいです。自分の科学に対する知識なんて薄いものですけど、それが番組を通じてしっかりアップデートできる感覚がすごく楽しいですね。

――いま動いてることがいることがわかる、というイメージでしょうか。

加藤浩次:そうです。まさに研究の最先端がわかるんで、めっちゃ勉強になります。

――最先端の研究を聞くなかで、「物質的な豊かさが進化している」と実感することはあるでしょうか。

加藤浩次:科学的なことでいうと、あまりないですね。科学者の方…今日お越しいただいた深海の研究をしている先生は「邪なことから始めた」と仰っていましたが、でもやっぱり純粋な気持ちがあるから続いてるんですよね。研究者の方に会うと、“嘘”と“ずるさ”が全くないんですよ。そこがすごくいいなと思います。アスリートにも結構多いんですけどね、そういう方。

好きなことをちゃんとできてるというか…利益云々も当然大事なんだけど、そこを超えた「好きな研究なら何時間でもできちゃう」みたいな方というか。「研究者はそうじゃなきゃいけないよな」と思う部分と、「うらやましいな」と思う部分があります。

――加藤さん自身は、嘘とかずるさとかは、持ち得ている?

加藤浩次:もう、嘘とずるさと欲にまみれてますからね!だからそれをいま、浄化してる最中です(笑)。

「言おうと思ったら頑張って言う」加藤からのアドバイスを意識

――古旗さんは今回、2人の科学者と出会っていかがでしたか。

古旗笑佳:やっぱり1つ、好きなものとか自分が研究をしたい対象へ真摯に向き合うというのは、こういうことなんだろうなと考えさせられました。人生の限られた時間のなかで「これにかけるぞ」という思いはなかなか見つけづらいものですし、見つけても何かの条件で出来なかったりするものですよね。そうしたハードルを越えて活動を続けている姿には、輝いているなという印象を抱きました。

加藤浩次:言い訳しないよね。やっぱりみんな、言い訳して生きているものじゃないですか。言い訳して楽になっている。それをしないのが、やっぱり本物の科学者なんだろうなと思いますね。

――古旗さんは今回が初の番組レギュラーです。前任の須黒清華アナウンサーからはなにかコツやアドバイス、加藤さんとの上手な付き合い方など、引き継ぎを受けましたか。

古旗笑佳:全体的なアドバイスとしては、「リアクションは思ったより画面に映らない」ということですね。やっているつもりでもテレビでは薄味のリアクションに見えることが多いので、思ったことをちゃんと出すことを意識すると良い…と言っていただきました。

加藤さんからは、「言おうと思ったら頑張って言う」とアドバイスをいただきました。言おうと思ったときは頑張って言ってみるのも大事なことで、一方「ここは待つ」と決めたら待つことも大事だと。「いまじゃないよ」というときはちゃんと教えてくださる方と伺っていたので、「いまだと思ってとりあえずやってみる、言ってみる」という意識を持っていました。

――そんなアドバイスをいただいて臨んだ初収録は、点数をつけるとしたら何点でしょうか。

加藤浩次:100点でしょ。

古旗笑佳:20点でお願いします。

加藤浩次:そんなことないよ!逆に、本当はそんなにできるの!?(笑)

古旗笑佳:これからの伸びしろに期待を持たせすぎましたかね?(笑)

加藤浩次:いやいや、全然いいと思うよ。辛めの評価でもいいんじゃない。

古旗笑佳:いざ収録に臨んでみて、想像していた「こうしたらいいのかな」とは違いました。今日はうまくいかないことがたくさんあったので、そこを含めると「20点だな」と思っています。

加藤浩次:今後が楽しみだね(笑)。

古旗笑佳:80点分頑張ります!今日の5倍を目指していきます。

――古旗さんにお伺いします。学生時代から色々な活動をされていましたが、テレビ業界を選んだ理由はなんだったのでしょうか。

古旗笑佳:もともと「知らない場所に飛び込んでみたい」という考えが強くありました。大学を選ぶときもそうですが、大きな決断をするときに「自分がそこをどれだけ知らないか」という点は1つの指標になっていて。

テレビ業界のことはわからないし、テレビに出演する側になることも全くイメージできない…。そうしたところから「ならやってみたい!」という気持ちが強くなりました。

――アナウンサーという職業が、ご自身の中でイメージにぴったりハマるということでしょうか。

古旗笑佳:そうですね。以前自分の経験をお伝えする場をいただいたとき、話を聞いてくれた高校生が自分の進路を変えたと、そのきっかけが私の話だった…というお話をしてくれたことがありました。何かを伝えることで、人の行動や考え方が変わることがあるのか…と思ったのを覚えています。

その経験から、“伝えること”の魅力を強く感じていました。そこで「“伝える”の究極の職業とはなんだろう」と考えて、アナウンサーだと。日本語をしっかり使って伝えるという点で、すごく素敵な職業だと思って目指しました。

加藤の「質問力」はイメージ通り

――加藤さんとは初対面だったと思うんですけども、会う前の印象と会ってからの印象はいかがですか。

古旗笑佳:そこはお会いする前と後で、あまり変わっていないですね。テレビで拝見しているときから、しゃべりのプロではない方とお話されるなかで「でもここってどうなんですか」と切り込む質問力のすごさは存じあげていました。

今日はテレビで見ていたそうした風景が目の前で体現されている1日だったので…。これから、たくさん学ばせていただきたいなと思ってます。台本が台本通りではないということは見学で「そういうものなんだ」と知っていましたが、頭の中で「こういう感じで行こう」というイメージがあるのではないかなと…。

加藤浩次:組み立て、本当に全くないんですよ僕。考えてきた質問をするというより、“相手の言葉を聞いて浮かぶ質問”でないと意味がないでしょ?

樹木希林さんに教わったことだけど、「私が答えてる最中に、もう次の質問考えてるインタビュアーは最悪」と言ってたよ。

古旗笑佳:話を聞いていないから?

加藤浩次:そう。それで「僕はどうですか」と聞いてみたら、「あんた聞いてる」と…。すごくホッとしたんだけど、言われたことを俺は常に守ってるだけ。全部聞いて、そのうえで「えっ?だったら…」や「そうか、それならこうなんですか」と頭に浮かんだことを全部質問する。よく質問をあらかじめ用意してきて、人が質問に対して答えているときに「なるほどです。続いて…」という人もいるよね。あれ最悪だから(苦笑)。

古旗笑佳:はい(笑)。

加藤浩次:もう「次何質問しよう」しか考えてないんだよね。俺が言ってること、聞いてないんだもん。だから「相手の話を全部聞く」は絶対だと思う。そうしたら、絶対良い質問が出てくるよ。

古旗笑佳:相手の話に興味を持って質問できていたら、自然に「これどうなんだろう」と思うものですよね。今日も学者の方々が面白い話をしてくれたとき、「これは?」という疑問が浮かんで来ていたので。

加藤浩次の思う「愛されるアナウンサー」の秘訣

――加藤さんはいろいろなアナウンサーとも共演されてきたと思います。そのなかで「愛されるアナウンサー」の秘訣というと、どのようなものがあるのでしょうか。

加藤浩次:やっぱり「人に公平」なことですね、スタッフに対しても、プロデューサーに対しても、演者の大御所に対しても、若手芸人に対しても…「公平かどうか」はみんなが見ているので。

大御所の方にはペコペコして、若手芸人にはぞんざいな扱いをしていたら「うわ、なにこいつ」って思うじゃないですか。人としての公平性は大事だと思いますけどね。下の人も人も上の人も一緒ということです。

――古旗さんは入社3ヶ月目ですが、もうレギュラー番組を持てることへ思うことがあれば教えてください。

古旗笑佳:伝えていただいたときは、「大丈夫かな」と思いました。アナウンス技術みたいな面もまだまだという認識ですし、研修の中で「難しいな」と思うことも多かったので…。「これではまだ現場には出られない」と思っていました。

実際お声がけいただいて「頑張らなきゃ」と思いましたが、それよりも「私でいいんですか」という気持ちの方が強かったですね。

――いまはアナウンススクールなどに通われてからアナウンサーへ…という方も多いですが、古旗さんはスクールに通われたのでしょうか?

古旗笑佳:すごく短期間ではあったんですけど、1カ月ほどお世話になったスクールがありました。同期が2人いるんですけど、2人と比べても実力不足が目に見えてわかるというか…。不安はもちろんありますけど、「伸びしろだ」と捉えていいます。

「自分がいま1番できていない」という状況に置かれると、「頑張るぞ」と奮起するタイプですので、燃えています!(笑)

――笑佳さんというお名前は「いつでもニコニコしていて欲しい」という思いでつけられたのでしょうか?

古旗笑佳:「いつでもじゃなくていいよ」と言われたんですけど(笑)。乗り越えられなさそうな困難があっても、笑顔は忘れないで…良い笑顔を忘れずにね、という願いが込められているとは聞いています。

「わかっていないことが多い」ことがわかる番組

――専門分野から賞をいただいている「いまからサイエンス」ですが、番組ならではの魅力を教えていただけますか。

加藤浩次:じっくり聞けるってことです(笑)。じっくり1時間も話を聞くというのは、いまのテレビではありえないと思うんですよね。BSだからできることだとも思います。

やっぱりいまのテレビは「テンポアップ」と「わかりやすさ」に比重が置かれていると思います。でも科学の知識を扱う番組なので、「なんだろう」と立ち止まって考えることもあるはず。そして研究者の方はわからないことは「わからない」とはっきり言うので、「まだわかっていないことが世の中にはたくさんある」ということがすごく学べるんですね。

最先端の話を聞くことで、「その先にまだわからないことがこれほどあるんだ」ということを知るのがとても大事だと思います。わかったような気になっちゃうじゃないですか、いまのテレビの作りだと。でもそれは決して正しいことではないんだろうなと、科学を通して知ることができる番組だと思ってます。

――番組をきっかけに興味を少しでも持って、それがさらなる知識欲に繋がっていけば…ということでしょうか?

加藤浩次:そうですね。そうなれればいいし、でもそこまで重く考えないで「へぇ~!!」ぐらいのラフな感じでも全然いいですけど(笑)

古旗笑佳:トピックだけ見ると、結構難しいものが多いという印象ですよね。過去回を見ても、「量子コンピューターってなに?」という気持ちになるかもしれません。

言葉は聞いたことがある、でも何かは説明できない…といったことがトピックとして登場します。それを最先端を進む方が、「じゃあ日常だったらこういうところに使われているのかも」と想像させてくれるレベルまで深く解説してくれる。身近に感じられるというところがすごく番組の面白いポイントだなと思っています。

――タイトルで「なんか難しそう」と思うのはもったいないかもしれませんね。

古旗笑佳:番組を見たら、「あ、こんなに優しい話題なんだ」と思ってくださるはずです!

――改めて収録終えたいま、フレッシュな目線で番組にかける意気込みいただけますでしょうか。

古旗笑佳:きっと自分が普段生活しているなかでは興味を持たないかもしれないトピックが、これからもたくさん出てくるのではないかなといまからワクワクしています。そして研究されている方の熱量に負けないように、自分も同じぐらいの熱量を持ってどんどん質問をできたらと思っています。

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古旗アナが初登場する「いまからサイエンス」は、7月10日(水)よる10時からBSテレ東で放送。「深海にこそ地球生命の起源があるのでは」と唱えるJAMSTEC(海洋研究開発機構)の高井研さんを迎え、深海から生命誕生の謎に迫る究極の研究を深掘りしていく。

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