「海のはじまり」の主題歌を担当するback number

back number、目黒蓮主演「海のはじまり」の主題歌を書き下ろし 第9話までの脚本を読み込み制作

2024.06.20 04:00
「海のはじまり」の主題歌を担当するback number

Snow Man・目黒蓮が主演を務める7月1日(月)スタートの月9ドラマ「海のはじまり」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系※初回は夜9:00-10:24)の主題歌をback numberが担当することが決定した。back numberが月9ドラマの主題歌を担当するのは、「5→9~私に恋したお坊さん~」(2015年、フジテレビ系)以来約9年ぶりとなる。

親子の愛を通して描かれる“家族”の物語

主人公・月岡夏(つきおか・なつ/目黒)は大学時代、ふとしたきっかけで付き合うようになった同級生・南雲水季(なぐも・みずき/古川琴音)と幸せな日々を送っていた。しかし、就職活動を迎えようとしていたある日、突然、彼女から別れを切り出され、そのまま2人は別れることに。それから7年がたち、今は百瀬弥生(ももせ・やよい/有村架純)と付き合い、新しい人生を歩んでいる。

そんな夏だったが、大学時代の友人からの連絡で、水季が亡くなったことを知る。別れを告げられて以来一度も会うことがなかったこともあり、その事実に実感が湧かないまま葬式へと向かった夏は、そこで海(うみ/泉谷星奈)という名の幼い女の子と出会う。その女の子が、水季の子どもだということを知った夏は驚きを隠せない。そして、夏は彼女の母親・朱音(あかね/大竹しのぶ)から、自分が海の父親だと聞かされる。水季が、自分の知らないところで、自分との間にできた子どもを生み、何も言わずにその子どもを育てていたことを知った夏は、水季と海が過ごした7年という月日に思いをはせる。

そんな今作において一つの大きなテーマとなるのが“親子の愛”。自分の子どもが7年間生きていることも、これまでをどう生きてきたかも知らなかった夏と、突然自分の人生に現れた海という2人の関係や、水季と海の母子関係など、登場する人物たちの中にある“親と子”の間に生まれる感情をリアルに、そして丁寧に描き、紡ぐ作品となる。

back numberが主題歌を書き下ろし

本作のために、back numberがさまざまな“親と子”の姿を通して描き出す“家族”の物語に寄り添う感動的な新曲『新しい恋人達に』を書き下ろした。この曲は作詞作曲を務める清水依与吏が、本作の第1話から第9話までの脚本を読み込み、ドラマの村瀬健プロデューサーと何度も話し合いを行い、ドラマのテーマや世界観を共有した上で、このドラマのためだけに書き下ろした楽曲となっている。

back numberだからこそ紡ぎだすことができる、すっと心に響き渡る前奏に、まるで聴く人によって違う問いかけにも聞こえる清水の歌詞と歌声による歌い出し。誰もが人生のどこかで感じるであろう葛藤や悩みに、そっと寄り添っていくかのように流れていくこの曲は、作品の中で生きる登場人物へ思いを重ねられるだけでなく、曲に触れる全ての人たちにとっても大切な“誰か”の物語に思いを巡らせたくなる一曲となっている。幾重にも重なる絆を紡ぎ描いていく本作のテーマである“家族の物語”にふさわしい、優しさと切なさを包みこんだメロディーは、まさにback numberにしか奏でることができない作品とも言えるはず。さらに、『クリスマスソング』と同じく、今回も小林武史氏がプロデュースを務める。

back number・清水依与吏コメント

「海のはじまり」と『新しい恋人達に』について

遠い昔に失くしてしまった無邪気さに出会った時、自分では到底思いつきもしないであろうものを作る新しい世代を目の当たりにした時、そして命の誕生を目にした時、ふと“もうバトンを渡さないといけないんだろうな”と感じます。とはいえこれがなかなか簡単にいかない。自分の人生を諦められない。でも心から大切にしたい、とも思う。

いつも“誰にも言うべきじゃない”と閉じ込めている本当の言葉たちを「海のはじまり」に登場する一人ひとりに引き出され、恥ずかしいくらい混じり気のない“自分”という名の一色で書ききった結果『新しい恋人達に』という楽曲になりました。

子供、母、父、その名前や理想に対する苦しみや悲しみが、少しでも和らぎ、どうか大切にされますように。

プロデュース・村瀬健(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント

僕は、連続ドラマにとって主題歌は命だと思っています。今回、脚本の生方(美久)さんから設定のアイデアを聞き、このドラマの企画を始めたときから主題歌はback numberにお願いすると決めていました。依与吏さんが紡ぐ、とてつもなく繊細な感情をとてつもなく美しいメロディーに乗せて歌い上げる曲が大好きで、それは僕がドラマという場所で目指そうとしている世界そのものだと思い、憧れのような気持ちでback numberの曲を聴いてきていました。

僕は、back numberは“弱い男が秘めている強さ”、あるいは逆の“強い男が抱えている弱さ”みたいなものを一貫して描いているバンドだと思っています。このドラマの主題歌は“父の子に対する想い”をテーマにした曲にしたいと考えたとき、依与吏さんがこれまで描いてきた主人公が父親になった姿が僕の中で浮かんできたのです。幸運にも依与吏さんにお会いして食事をする機会をいただき、このドラマのテーマについて、このドラマで描きたいものについて、たくさん、たくさん、話させていただきました。その後、第1話から9話までの脚本を読み込んでくださり、このドラマの世界に寄り添ったメロディーと歌詞を作ってくださりました。新しいDEMOが届くたび、毎晩のように大量のメッセージをやりとりさせていただき、僕からは撮ったばかりの本編映像やポスター用スチール、果ては劇中に登場する絵本まで、たくさんのものを送ってはメンバーの皆さんに見ていただき、このドラマの世界を音楽という形でこれ以上ないほど見事に具現化した曲を作り上げて下さりました。楽曲制作中のスタジオや最終MIXの場にもお邪魔させていただき、依与吏さん、(小島)和也さん、(栗原)寿さん、そしてプロデューサーの小林武史さんも含めた皆さんによる丁寧で繊細な作業によって、もともと素晴らしかった曲が極限まで高められていく姿を目の当たりにさせていただきました。

最終的に完成した曲は、歌詞、メロディー、歌声、演奏、アレンジ…その全ての力によって、“父の想い”だけではなく、もっともっと大きな、もっともっと多くの感情を内包する曲になったと思います。主人公の夏だけでなく、弥生、大和(木戸大聖)、水季、津野(池松壮亮)、朱音、もっと言えば、子どもである海の気持ちまで感じさせてくれる特別な曲になったと感じています。さすがback number!と唸らされた『新しい恋人達に』というタイトルが意味するものまで含めて、この曲をじっくり聴きながら、この曲と共に「海のはじまり」の世界を感じていただけたら、幸せです。

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