

声優・はやしりか、デビュー4年目で掴んだ「オーイ!とんぼ」での初主演 「素敵な原作をより良くできる声優になりたい」

はやしりかが主演を務めるテレビアニメ「オーイ!とんぼ」が、5月5日(日)よりBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて毎週日曜朝7時~7時30分に放送される。同作は『週刊ゴルフダイジェスト』(ゴルフダイジェスト社)で連載中の人気漫画のアニメ化作品。トカラ列島で育った中学1年生の天才ゴルフ少女・大井とんぼと、島に移住してきた元プロゴルファー・五十嵐一賀(CV:東地宏樹)の交流を中心に、ゴルフと人が紡ぐハートフルな物語が反響を呼んでいる。天真爛漫なとんぼを演じるはやしはデビュー4年目で今作が初主演になる。主演を掴んだ意気込みや、今期“ダークホース”と評判の本作の魅力などを語ってもらった。
初めてのオーディション合格。母からプレゼントされたクラブのハーフセット
――はやしさんにとって今作が初主演作になります。とんぼ役に決まったときのお気持ちから教えていただけますか。
まずオーディションに受かるということが初めてでしたので、すごくびっくりしたというのが一番最初の気持ちですね。その後はうれしさに浸るのと同時に、ちょっと不安な気持ち。長く連載が続いている作品なので、それだけ作品への愛を持っている方たちがたくさんいます。その愛に応えられるように頑張らねば、というプレッシャー。この3つの気持ちが混ざって、震えていました。
――オーディションのときはどうでしたか?
それはもうすごく緊張しました(笑)。でも悔いなくやろうと、とにかく伸びやかに、思いっきり演じたのをよく覚えています。
――とんぼ役に決まったことでご家族がゴルフクラブのハーフセットをプレゼントしてくれたらしいですね。
そうなんですよ。母がお祝いにって。じつは小学生のときに少しだけ打ちっぱなしに連れて行ってもらったことがあるんです。クラブをプレゼントしてもらってからは週に1、2回打ちっぱなしに行ったり、ちょっと段差があるところでボールを転がして球の動きを見たりしています(笑)。
とんぼとイガイガ、揺れ動く2人のヒューマンドラマ
――原作を読んで、作品のどんなところに魅力を感じましたか?
もうとにかく面白くて、どんどんページをめくっちゃいました。私はゴルフをちゃんとやったことがないのですが、そんなことは関係なく読める面白さがありますね。絵で見せる分かりやすさと、とんぼのプレイを解説してくれるイガイガ(五十嵐一賀)のセリフと緊迫感。
そうしたゴルフのプレイシーンもすごいですが、とんぼとイガイガの気持ちの揺れ動きや変わっていく様がとても丁寧に描かれていて、どんどん先が楽しみになっていくんです。オーディションまでの期間は長くはなかったのですが、夢中になりすぎて、気づいたら最新話まで読み切っていました。
――アニメも面白いと評判です。異世界系、ラノベ系が全盛の中、珍しくスタンダードなゴルフアニメ。「何気なく観たらハマった」「今期のダークホース枠」といった感想や、『プロゴルファー猿』的なものを想像していた人たちからは「実践的な解説が興味深くて面白い」など、いろいろな感想がXに集まっています。
とんぼのゴルフは変化球かもしれないけど、無茶苦茶ではないんですよね。頑張れば自分もできるようになれるかもって、そういう風に見せてくれる絵、理論に基づいたショットの説明なので、読んでいて気持ちが入るんです。アニメも丁寧で、人物たちのドラマにほっとする雰囲気があるというか。みなさんが楽しんで、面白いと言ってもらえているんだと知ってすごくうれしいです。
自分の性格も変えてくれたとんぼのポジティブさ
――とんぼについての印象と、彼女をどのように解釈して演じられましたか?
とんぼは本当に伸びやかで自由な子ですよね。ときどき頑固ですけど(笑)、いつも真っすぐ。できないこと、壁に当たったりしたときでも、むしろそれを面白いことと思って飛び越えていってしまう強さを持っていると思います。だから下手にいろいろ考えず、思うままに、伸びやかに目一杯のお芝居をさせていただいています。
とんぼって本当にすごいなと思って。彼女を演じることになってから私自身も少し変わった気がするんですよ。「上手くいかないな…」「なんでできないんだろう…」というときになっても、とんぼだったら明るく頑張るはずって、そういう風に考えるようになりましたね。とんぼのおかげで、物事をすごくポジティブに考えるようになってきたと思います。
――では、役を演じる上で工夫されたことは?
とんぼのショットをイガイガが丁寧に説明してくれているので、それを実際に自分の体に落とし込むように家でちょっと素振りをしてみたり。打った後はどんなところに目線を向けているんだろうって、そういうのを考えたり。
――セリフのないところでの息遣い、体を動かすことで知る感覚というのはよく言われますよね。アフレコはベテランに囲まれての収録だったと思います。そのときの模様はどうでしたか?
私はコロナ禍でのデビューだったので今までは少人数での分散収録が多くて、一斉収録は今回が初めての体験でした。やっぱり引っ張られるというか、呼応していく感覚が違いますね。皆さんと一緒だと勉強になることも多くて、お芝居がすごく楽しいです。
とんぼに料理を教えてもらいたい…料理下手なはやしの衝撃(?)エピソード
――とんぼは破天荒なプレイスタイルで自由奔放なイメージがあります。ご自身との共通点やギャップはどんなところにあると思いますか?
目の前で困った顔をした人がいたら何とかこの人を笑顔にできないかなとか、そういうのを考えたりする癖があるので、そこはとんぼとちょっと近いかもしれないなって思います。
ギャップは結構いっぱいありますね(笑)。先ほども話しましたけど、ポジティブなエネルギーで乗り越えていくところとか、私はそういう風にはできなかったので、羨ましく思っていた部分です。あと、とんぼってお魚も捌けるし、多分料理上手なんですよね。私、これを言うのは本当に恥ずかしいんですけど、包丁の上と下を間違えて、手を怪我するっていうぐらいのレベルです…(笑)。
――え!? どういう握りをすればそうなるんですか?
包丁ってストレートのところと曲線のところがあって、曲線のところで切れるじゃないですか(どうやら峰と刃のことを指しているらしい)。で、曲線を上にして、山なりの部分を握っちゃって、「イタ!」と思ったときにはもう手の平が切れていました。握る場所自体も逆だったという…。
――それは切れるでしょうね。衝撃エピソードです。
それぐらいなんですよ。だから本当にとんぼがいたら料理を教えてほしいぐらいです。皆さんも気をつけてください。包丁はちゃんと柄の部分を握ってくださいね(笑)。
素敵な原作をより良くできる声優になりたい
――とんぼは今後、競技ゴルフの世界にのめり込んでいきますが、はやしさんが現在打ち込んでいることがあれば教えてください。
私、アナログレコードで音楽を聴くのが好きで、時間があったらレコード屋さんを巡っているんですよ。スキル伸ばす系の打ち込みじゃないんかい!ってツッコまれそうですけど(笑)、本当に子どもの頃から大好きなんですよね。レコード屋さんを物色して掘り出し物を探したり、宝探しみたいな感じでのめり込んでいます。
――ちなみにどんなジャンルのレコードを集めているんですか?
クラシックバレエを習っていたこともあって、オーケストラ音楽が大好きですね。クラシックやミュージカルなども。最初はそういうところから始まって、今はジャズや洋楽までいろいろ。まだ聴いたことがないものを聴いてみるのも新鮮でいいですね。楽しいです、レコード屋さん。
――エンディングではとんぼ役としてキャラクターソングも歌っています。今後、声優としてどんなことを目標にしていますか?
目標というか目指す声優像になりますが、ご縁をいただいた作品がより素敵な作品になれるよう自身の努力を怠らない声優になりたいと思います。声優って作品の完成にお力添えをするポジションだと思っていて、今作もそうですし、これからも精一杯自分が持っている力を出し切って、より良い作品にするための努力を続けていきたいです。
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