エイレーン、ビジネストラブルの中国籍男性への訴訟を宣言

事業譲渡をめぐり中国籍の男性とトラブルに

エイレーンは2014年に活動を開始したYouTuber。“バーチャルYouTuber四天王”の1人に数えられる「ミライアカリ」（同68万人）の生みの親として知られ、“バーチャルYouTuberの先駆者”とも称されます。

今年2月、2022年に中国籍の男性「クリス林」氏（以下林氏）へVTuber事務所「Hlive」を売却していたことを明かしたエイレーン。売却金のうち2000万円以上を未払い状態とされていることや、利益分配をめぐって脅迫まで受けていることを告白しました。心痛に耐えかねたエイレーンは「ヨメミ」（現エイレーンチャンネル）にて「遺書」を公開し、自死をほのめかしましたが、ファンからの声で落ち着きを取り戻したとして、脅迫行為に対しての刑事手続きを進めているとことを明らかにしました。

暴言は認めつつ、他は「事実無根」と反論

エイレーンの投稿に対し、「HLive」は公式X（旧ツイッター）を通じて、現在HLiveの運営をおこなっている林氏名義で声明文を発表しました。

林氏はエイレーンに対する暴言については認めつつ、その他の点では真っ向から対立。エイレーンとの間で、事業を8000万円で買収する契約を交わしたことは事実としたものの、契約締結後にエイレーンの事業価値に関する説明が過大だったと判明したと主張。8000万円という売却額は釣り合わないとし、4000万円に減額するよう林氏は求めたと説明しました。

そのほか、林氏はクリエイターの給与や金銭の授受にの問題についても事実無根と反論。逆にエイレーン側が卒業したライバーから給与未払いの訴訟を起こされており、エイレーンがライバーに対してパワハラをしていたたことも明らかになっていると主張していました。

エイレーンは男性が嘘をつくのを「待ってた」と強気

エイレーンは今月25日に公開した動画にて、正式に林氏に民事訴訟を起こすと発表しました。

今までは林氏を特定することができず、反訴しかできなかったそう。ところが「私を応援してくれる、ある“筋”」を通じて林氏の所在を掴んだとのこと。エイレーンは「私から訴えます」「経験豊富な弁護士に依頼する流れにして、きちんと今回の結論を出していきたいと思います」と、裁判への意気込みを見せました。

さらにエイレーンは、これまではモザイクで隠していた契約書の「譲渡対価の支払い方法」を突如として公開。今まで非公開にしていたのは、林氏に「これ以上契約書を出さないだろう」と思い込ませるためだとし、相手が嘘をつくのを「待ってた」というエイレーン。

林氏の声明文には、支払い方法についてお互い「合意しました」と記載されていましたが、エイレーンは「してませんよ？」と否定。「合意書があればぜひ裁判所に提出してください」と語りました。

今回、新たに明かされた契約書には「利益の計算は、毎月末締めにて計算し、翌月15日までに支払う」と記載されており、エイレーンは「林氏がきちんと利益の計算を毎月末締めにて計算して」「翌月15日までにレベシェアを私に払わないといけない」と主張しました。さらに「彼は、彼の責務である利益の計算を契約してから今日までの2年間、一度もしたことがありません」と訴えました。

エイレーンは林氏の声明文について、契約書の存在・締結したことと、暴言を吐いたことを認めたと指摘。日本の銀行口座を持っていなかったと主張した林氏に対し、「じゃあなんで契約したのでしょうか？」と憤りました。エイレーンは林氏の声明文は「嘘ばっかり」だとして、「もう自分でも何を言っているのか分かってないのかな？と感じました」としています。