FC東京のPR案件で炎上したサッカーYouTuberマキヒカ、「すべて僕が悪いです」と平謝り

発端はFC東京からの案件

マキヒカはサッカー選手「本田圭佑」（同39万人）のモノマネを中心に、サッカーに関する動画を投稿するYouTuber。本人からも公認を得ています。同じくサッカー系動画を投稿する梅谷とは頻繁に共演しており、「ウメヒカ」というお笑いコンビを組んで「M-1グランプリ」に出場したこともあります。

事の発端はX（旧ツイッター）で、マキヒカがFC東京新体制発表会の裏番組のスペシャルライブに出演すると発表されたことです。ユーザーからは「マキヒカって誰？」「え、コハロンじゃないんだ?」という否定的な反応が寄せられました。「コハロン」（同11万人）はFC東京の熱狂的サポーターであるYouTuberで、FIFAから案件を受けたこともあります。

出演への批判は炎上と呼べるほどではありませんでしたが、マキヒカはいくつかの投稿を拾い上げ、いつも通りの「炎上をしている体の」反論動画をアップしました。その中でマキヒカは、コハロンが引き受けたFIFAからのオファーは最初、自分に来ていたものだと述べます。家族を大切にしているため、何日も海外で過ごして家を空けることはできなかったと説明し、「僕が全部断った仕事が、僕より“以下の人”に流れています」とコメントしました。

案件前ということもあり、この動画はしばらくして削除されましたが、「下の人」発言のシーンは切り取られてSNSで拡散され、多くの批判や誹謗中傷が寄せられる展開となりました。

FC東京の代表が批判に苦言

1月13日の新体制発表会本番では、FC東京の川岸滋也代表が挨拶の中でこの件に触れました。

私たちは仕事の相手を選べる、そんな強いジャイアンみたいな立場ではないです。
FC東京のために仕事をして頂いている訳ですから、敬意をもって、節度ある態度で接して頂きますとありがたいなと思います。

この代表の挨拶は「冷静に考えて、わざわざ社長に言わせるなよ案件ですよね」というコメントとともにXで拡散されました。

14日にマキヒカは自身の動画の中で経緯を説明し、「下の人っていう発言大変申し訳ございませんでした」と一見謝罪しつつ「（下の人と）今後も言います」と開き直りました。

マキヒカはまた、YouTuberはチャンネル登録者という数字の世界で戦っているという持論を展開し、発言の正当性を主張しました。この動画のタイトルにも「下の人」という言葉が入っていました。

これには「マキヒカらしい」という意見もある一方で、「発言で不快な思いをした人がたくさんいた！ってことを理解してないよね」「なんかシンプルにコハロンさんに対するリスペクトが感じられなくて悲しくなりました」という否定的な声があがりました。

「すべて僕が悪いです」相方が戒めて平謝り

1月18日に梅谷の動画に出演したマキヒカは、終始落ち込んだムードで、炎上に関して「すべて僕が悪いです」と平謝り。梅谷は「噛みついてしまったマキ（ヒカ）が一番悪い」と指摘しつつ、反省したマキヒカをイジりながら励ましていました。

カメラを前にするとついつい過激な発言をしてしまうというマキヒカに対して梅谷は、

今年ちょっと約束してもらおうかな。カメラ回ってても回ってなかろうが「冗談ですやん」で済む思てるから発言するんやで。「冗談ですやん」はもう無し。本気のことを言お。

と戒めていました。

この動画のコメント欄では、

どっちが悪いかは別として、F東の社長にわざわざ発言させてしまうきっかけを作ってしまった可能性があることは考える必要があるかもですね、ファイトです！

ちゃんと注意してくれる梅ちゃんという最高の仲間いるのはいいね

自分はマキヒカさんの歯に衣着せぬトークが好きですよ。とは言え、沢山の人に見られる職業故に言葉には気を付けないとダメなんですね

という反応が寄せられていました。