

入来茉里&白石隼也「全く遠慮せずにできる」16年来の友人が不倫し合う夫婦役に<蜜と毒>

入来茉里と白石隼也がW主演を務めるDRAMA ADDICT「蜜と毒」(毎週水曜深夜0:00-0:30、BSテレ東ほか)が1月10日(水)より放送スタートする。同作は、一時の感情に流され、それぞれ不倫関係を持ってしまった夫婦が、お互いの不倫相手によって追い詰められていくノンストップ・クライシスサスペンスドラマ。WEBザテレビジョンでは、主演の入来と白石にインタビューを実施。友人歴が長いという二人に、作品やキャラクターの魅力や思いを話してもらった。
4人の話が凝縮された、疾走感のあるストーリーに
――今作への出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
入来:連続ドラマで主演を務めるのが初めてなので、単純にうれしかったです。正直、原作を読む前の企画書の段階で「やります」と即答しました。マネジャーさんから今までにない役どころだと聞いて、だからこそより挑戦したいなと思いました。
その後、原作の漫画と台本を読んでみて、原作は子どもがいる設定ですが台本で設定が変わっていて、私自身は子どもがいないので少し気が楽になりました。
それと同時に、夫婦とそれぞれの不倫相手、4人の話がギュッと凝縮されてとても疾走感のあるストーリーになっていると感じました。
白石:ドラマの話を聞いて、最初に原作の漫画を読ませてもらいました。僕は結婚したことがないので不倫は身近ではないですが、長い家族生活や恋人生活を送っていると、何かしらのすれ違いや衝突が生まれることは理解できます。
その中で出てくる浮ついた心が、こんな悲劇を巻き起こしてしまうのは漫画的な物語なのかなと思う反面、リアルでもこれくらい拗れることがきっとあると思うので、リアリティのあるものにできるのではないかと楽しみにしていました。
「元々信頼関係は築けていたのが、かなりアドバンテージではあったかも」
――共演経験もあるお二人ですが、W主演と聞いていかがでしたか?
入来:うれしかったです。白石くんとは、お互い10代の頃からの知り合いなので「大丈夫だな」と。今回が三度目の共演になるのですが、お芝居の話をしている時も私とはまた違う価値観をちゃんとぶつけてきてくれるし、現場でいろいろ話しながら一緒に頑張れそうだなと思いました。
白石:久々の主演なので、しっかり応えていかなければいけないなという思いはありましたが、主演だろうが助演だろうが取り組み方を変えるつもりはないので、いつも通りできたらと思っていました。
相手役が入来ということについては、彼女の初主演映画でがっつり一緒に演技をしていたこともあり、元々信頼関係は築けていたので、13年連れ添った夫婦を演じる意味でかなりアドバンテージではあったかもしれないですね。僕らも13年以上知り合いなので。
入来:もう16年くらいになるかな。
白石:全く遠慮せずにいけるので、ありがたいです。
演じるキャラクターについては「ハマり役かもしれない(笑)」
――ご自身が演じるキャラクターについてはいかがですか?
白石:僕は妻と愛人との間で揺れ動く役なのですが、よくある「一貫した人間性を持ち、その生き方を示すドラマの主人公」とは違い、二人ともブレブレなんですよ。
入来:翻弄されているの!
白石:翻弄されていて。その様子が、台本を読んでいる時は「どう演じたらいいかな」と難しさを感じた部分だったのですが、よく考えると僕も一瞬ごとに同じように心揺れることがあるし、一貫した行動はできていないので、逆に人間らしさを感じました。そこを現場で補完しながら演じることは意識しています。
入来:マチコは、普段の私よりも欲望に忠実だなと感じます。良い意味で世の中を知らない純粋な人だからこそ、旦那さんの言うことも聞いてしまうし、新しい人が自分の中に入ってくると心が揺らいでしまう。30代の女性としていろいろ悩む中で、自分の身に起こることを自分なりに解釈して一生懸命生きている、それだけで愛されるキャラクターなのではないかと私は思っています。
――相手が演じる役の印象はどうでしたか?
白石:マチコという役は、ステレオタイプな“昭和の妻”という印象です。本当に男に尽くしてくれるタイプの奥さん。僕の勝手なイメージですが、入来はすごく尽くしてくれるタイプなのではないかと思っていて、そこはマチコにすごくハマっているなと思いました。あとは、幸が薄い役が似合う(笑)。
入来:幸が薄いとか、ミステリアスとか、陽よりは陰な役が本当に多いんですよね。私自身は割とヘラヘラしているタイプの人間なんですけど。
白石:真顔で佇んでいると、何か不安を抱えているんじゃないかというか、影のある表情になるんですよね。なので、旦那に浮気されている入来っていうのがハマり役で…。
入来:確かにハマり役かもしれない(笑)。
白石くんは、役とは結構違います。マチコのことを昭和の女性と言っていましたが、亮平はかなり亭主関白なキャラクター。対して本人は優しいし料理もできるので、亮平とはかけ離れていますね。
白石:そうですね。亮平は20代半ばくらいで結婚している設定ですが、僕は33歳で独身なので、そういう意味でも全然違うかなと思います。
――そんなキャラクターを演じる上で、意識していることはありますか?
白石:メインで出てくる4人がそれぞれ自分本位に生きているので、見る方が応援したくなるキャラクターがいないんですよ…。ただ、せめて僕ら二人に多少なりとも感情移入して見てもらえることが、ドラマを見る上での楽しみのひとつになると思うので、随所にチャーミングで“憎めない男”感を出せたらいいなと思っています。
入来:私の方が白石くんよりクランクインが早くて、ある日ふと気がついたら、毎日脅されているかいじめられているシーンばかり撮っていたんです(笑)。家に帰って寝る前に少し気持ちが落ちている自分がいて「確かにそういうシーンしか撮っていないもんな」と。
自分のメンタルが落ちてしまわないように、どこかでリセットする時間を作ることを意識しています。白石くんがクランクインしてきて夫婦二人の楽しいシーンの撮影が増えてきたので、それが気分転換にはなっています。
「同年代の30代の女性に一番見てもらいたい」「不倫したいと思っている男性諸君に!」
――役に共感する部分はありますか?
入来:一番分かるのは、お掃除が好きなところ。悩んだ時やモヤモヤする時に掃除をしてスッキリしたいなというのは、一番自分と似ていると思います。
白石:僕はたまたま俳優という仕事に就いて、悪いことをしたらすぐに見つかって社会的信用をすぐ失う立場にいるので、こういった間違いは起こさないと思いますし、僕の口からは「共感はできないです」としか言えないです(笑)。ただ、男として理解はできます。もちろんその代償がありしっかり罰を受けるわけですけども、彼のように自由に生きるのも楽しそうだなと思います。
――最後に、作品の魅力とメッセージをお願いします!
入来:マチコは翻弄されている役ですが、彼女自身には自分の幸せ像がかなり明確にあり、それを得られなかったからこそ、幸せをずっと模索し葛藤しています。そこに共感できる女性は、実は多いのではないかと思うんです。
“不倫”という強烈なワードと物事があるから過激に見えるかもしれないけれど、マチコはずっと「幸せ探し」をしているのだなと私は捉えていて。なので、マチコや私と同年代の30代の女性に一番見てもらえたらいいなと思っています。
白石:不倫ドラマは他にもあると思いますが、この作品は「不倫はいけません」と断言している作品です。なので、「不倫したい」と思っている男性諸君に見てほしい!
入来:怖くて不倫できなくなるね。
白石:禁じられたものに手を伸ばしたくなるのが人間ですが、それをすると良くないことが起きるので…。代わりにドラマがやってくれるわけですから、この作品を見て皆さんに解消してもらいたいなと思います。
■撮影=阿部岳人
ヘア&メーク=小堀香澄(入来茉里)、里吉かなで(白石隼也)
スタイリスト=西脇智代(入来茉里)、村瀬昌広(白石隼也)
衣装協力/UNT MARIE'S、Loni、KAZUKI NAGAYAMA、MIHARA YASUHIRO
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