

柴咲コウ、大河ドラマ撮影時の“土日休み”がターニングポイントに「ここで何かできそうだなと」

俳優・歌手であり、サステナビューティーブランド「レトロワグラース」代表の柴咲コウが、11月11日に都内で開催された「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2023」に出席。社会起業家・環境活動家の深本南氏、エルデジタル・坂井佳奈子編集長と共に「“サステナビューティー”って?」をテーマにトークショーを行った。
「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2023」とは
「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2023」は、女性ファッション誌「ELLE Japon(エル・ジャポン)」を展開する「ELLE」グループのサステナビリティー・プロジェクト「ELLE ACTIVE!for SDGs」が主催するイベント。トークやインタラクティブなセッションを通じて知的好奇心を刺激し、参加者にハッピー&ポジティブなアクションを促すというもの。
「“サステナビューティー”って?」のトークショーでは、坂井氏が進行役を担い、柴咲と深本氏が今気になっている衣・食・住さまざまなテーマについてトークを展開。
環境省の「環境特別広報大使」を務め、ファッションと環境をテーマに自身のブランドやYouTubeチャンネルなどを通して国内外にさまざまな発信を行ってきた柴咲は、そうした発信活動を始めたきっかけについて「何か大きなきっかけがあってシフトしたというよりも、幼い頃から動物や植物を敬う気持ちがあって。東京生まれ東京育ちだったんですけど、ちょっとした植物や虫だったり、動物を見て、好きだなって思うような幼少期だったんです」と話し、「両親が北海道出身で、巡り巡って自分が自発的に拠点を持つとしたらどこかなと思ったら、自ずと北海道が出てきた」と、北海道をもう一つの拠点に選んだ理由を明かす。
一つのターニングポイントとして「大河ドラマ『おんな城主 直虎』(2017年、NHK総合ほか)に主演で出演させてもらっていたんですけど、当時それまでは民放のドラマや映画って土日休みの概念がなくて、ずっと土日休みという概念がない状態で働いていたんです。ところが、NHKのドラマは土日がお休みということで、1年以上そのルーティンができて。ここで何かできそうだなと」と、“本業”が土日休みであることを生かして新たな取り組みを考え始めたという。
そして「ずっと積み重なってきた自然に対する敬う気持ちとか、そこから乖離してきている人間の生活に違和感を感じていて。ちょっとずつ変えていかないといけないというのは、一人の力ではできないから、事業とか人が集まる場所を作って、長い期間で取り組んでいかなきゃいけないような気がすると思って、会社を立ち上げました」と環境活動に本腰を入れるべく、2016年に「レトロワグラース」を設立したことを明かした。
環境意識の底上げ「今は行動をする時」
また、柴咲は環境負荷ゼロを目指して2018年に自身のアパレルブランド「ミヴァコンス」もローンチしており、「アップサイクルだったり、オーガニックコットンだったり、なるべく自然のものを使うように取り組んでいるブランド。今はいているデニムもEDWINさんとのコラボのジーンズですが、アップサイクルとか余ったものを再生したり、再利用して作られているものになっています」と、同ブランドでの取り組みについて紹介。
さらに、ブランドを作った目的について「みんなの環境意識が底上げされていけばいいなと」と語り、「今までは“まず知ることから始めよう”、だったと思うんですけど、知ることだけじゃ遅くなってきていて。何か行動をするとか、気付いたなら無視せずに自分で追ってみたり、取り入れてみたりする時期かなと。その気付きや、きっかけになればいいなというふうに思っています」と力を込めた。
トークショーでは、来場者から柴咲らに向けて直接質問できるコーナーも。来場した大学生からの「若い世代に行動してほしいことは?」という問いに、深本氏は「すてきだなと思ったブランドさんに、その気持ちを伝える。例えばマルシェなら直接お野菜を作っている農家さんに『おいしかったです。前回も買いに来ました』とか、会社さんだったらメール一通でいいので、『ここのこれが素晴らしい』と。めちゃくちゃ大きい一歩だと思うので、ぜひやっていただきたいです」と伝える。
柴咲も「いいですね。私もタクシーの運転者さんで、すてき過ぎるって思った人には感想メールを書いたり、車内でも(エコーカードに)『笑顔に本当に救われました』と書いたり。そういうふうにちゃんと伝えるというのは大切だなと思うし、結構大きなインパクトがあるんじゃないかなと思います」と、同調した。
その上で、あらためて若い世代に向けて「みんないろんな都合にまみれてこの社会を生きていると思うんです。それこそ予算や時間、やりたいけど取り入れられないよ、といういろんな言い訳が出てきちゃうんですけど、その中でも好奇心を持つことが大事だなと思っていて。『これはどうやって出来ているんだろう』とか。ちょっと掘り下げてみようかなという知識欲を持っているのは大切かなと思います」とさまざまなことに興味を持ち、マルチタスクをこなす柴咲らしいメッセージを送った。
◆取材・文・撮影=月島勝利
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