交通教育YouTuber、誹謗中傷の犯人から680万円の慰謝料を獲得
10月28日、「綾人サロン」（登録者数31万人）がYouTubeを更新し、自身に対して誹謗中傷をおこなった犯人から680万円の慰謝料を受け取ったと報告しました。
誹謗中傷の犯人から680万円の慰謝料を受け取る
綾人サロンは大手運送会社で初任大型運転士の指導員を務める傍ら、危険運転や交通トラブルの事例を発信している“交通教育系”YouTuberです。
冒頭、綾人は680万円の現金を手に取り、これは誹謗中傷をおこなった人物から受け取った慰謝料だと話しました。ただし犯人は1人ではなく10数名おり、この金額は3年間での合計ということだと説明します。
綾人は、犯人全員に対して慰謝料を請求したといい、680万円は裁判費用や弁護士費用などを差し引いた「いわば利益」で「トータルではプラス」になっていると話します。
綾人によると、被害届を出したのは誹謗中傷の中でも名誉毀損や侮辱罪に当たるもののみとのこと。「バカ」や「アホ」といった単なる悪口は無視し、綾人が「詐欺師である」「反社会的勢力とつながりがある」といった一発で刑事犯罪に当たるもののみを対象としたそうです。
“利益”が出せるもののみターゲットに
その理由は、「民事裁判は金がかかる」から。民事では犯人特定のための開示請求は弁護士を雇っておこなうのが一般的ですが、これには多額の費用がかかります。一方名誉毀損などではすぐに警察が動き、開示請求も警察がおこなうため、まったくお金がかからないといいます。
そして刑事裁判で罪が確定した後に民事訴訟で慰謝料を請求すると、個人情報を新たに調べる必要もなく、必要経費を差し引いても利益が出せるとのこと。綾人は「10数年やってますけど一度も負けたことがありません」とコメントしています。
綾人はチャンネル開設時から法務は顧問弁護士に任せており、さらに「カウンターインテリジェンス（防諜）」の専門業者の協力も得ていたとのこと。一般的にインフルエンサーが誹謗中傷に対して開示請求をする場合は、赤字になることが多いですが、綾人の場合は当初から「金になることはやって、金にならないことはやらない」という方針を決めていたそうです。
綾人は、誹謗中傷をすれば職も失う上、慰謝料も支払わなければならず、「やればやるだけね、こっちの利益になるだけなんでやめたほうがいいよと。尻の毛まで抜かれるぞ」と警告しています。
コメント欄では、「誹謗中傷が如何に愚かな行為かを思い知らせるいい動画だと思います」「綾人さん、お疲れ様でした 凄いわ」など、称賛の声が寄せられています。
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