岩井社長が「早く帰れボケェ！」とブチギレ、志願者が途中退出…受験生版「令和の虎」が大荒れ

「東大理Ⅲ以外はカス」

今回登場した志願者は31歳無職の本田裕典さん。今月6日に公開された第1話で、希望の出資金額は100万円だとしたうえで、思い描く未来の姿を問われると「東大理Ⅲ以外はカス、自学自習で30代で理Ⅲに行けることを証明したい！」と強烈なワードを放ちます。

本田さんは「東大理Ⅲ以外はカス」であることは「自分が入ることによって説得力がでる」と力説しますが、その場合虎たち全員が「カス」と見なされるため、「カスからお金借りて大学行くんですか？」「夢を見ている」と虎たちに疑問を呈されることに。「見た目で学力はわからない」と本田さんは訴えますが、「判断しようがない」「会話すればバカかどうかわかるで」とツッコミを受けるなど序盤から不安を感じさせる展開となっていました。

第2話でも「発想が小学生」「100万取りに来てるならこんな『東大理Ⅲ以外はカス』っていう敵を作るような言葉書かないですよ普通」などと厳しい言葉をぶつける虎たち。さらには、受け答えの不明瞭さから東大理Ⅲを受けたとしても「面接で落ちるよ」と本田さんに告げます。「面接は形だけ」と本田さんは主張しますが、「文章で書いてあったのか？」と問い詰められると答えられません。虎たちとのやりとりを続けるうちに、「自分を客観的に見れてない」などと本田さんは人間性にも疑問を呈されてしまいます。

岩井が「早く帰れボケェ！」とブチギレ

第3話に入り、令和の虎を主宰する岩井良明から「何かを言われたら『それは自分の間違いでした』で終わらせて、次に行こうとするのがクソだろうが！」と厳しく指摘されると「ここは志願者を潰す場所なんですか？」と本田さんが逆ギレ。これには「何言ってんだお前？」と岩井も怒りをあらわにします。さらに、虎たちが自分にお金が出す気がないと分かると本田さんは「じゃあ帰ります」と席から立ち上がり、岩井も「早く帰れボケェ！」と応じます。

本田さんは自分のせいでこのような状況になっていると虎たちに指摘されても理解していないようで、岩井も「すごいの来ちゃったねぇ」と驚きの声を上げるしかない様子。「こちとら最初から応援するつもりで座ってるんだよ」「お前が『どうぞ僕をつぶしてください』って座ってるからだよ」と岩井が指摘すると、納得していない様子の本田さんは部屋を後にしました。

岩井は本田さんの控室へ向かい、「お前どういうことなんだ？」「何しに来たんだ？」と問い詰めます。しかし、岩井が何を聞いても本田さんは「若者を潰して楽しいか？」と喧嘩腰に言うだけで会話が進みません。本田さんが帰ると言い出し、本田さんが部屋を後にするまで「一刻も早く帰れ」「お前が出ていけ」「ここはお前の部屋じゃねぇ」などと激しい言い合いが続きました。

大反響で岩井が複雑な心境を吐露

岩井は10日に「【緊急配信】本田さん回の配信についてお伝えしたいことがあります。」と題する動画を公開。第3話が公開後40時間で75万回再生、コメントも1.2万件寄せられるなど大きな反響を呼んでいることを明かし、「これを喜んでいいのか、悲しんでいいのか、何とも私には正直なところ言いようがない」と複雑な胸中を明かします。今回のシリーズを公開するか悩んだそうで、「でもこれも受験生版の真実なんだな」との思いから公開することを決意したのだとか。本田さんのことは恨んでないとしたうえで、「もし彼が気持ちを取り直して来るようなことがあれば、普通に明るく接していきたい」と述べています。動画の最後には「どうしても言いたいこと」として「ジジイをいじめて楽しいか？」と繰り返し訴えて締めました。

今回のシリーズは大きな反響を呼んでおり、記事執筆時点で第1話は98万回、第2話は84万回、最終回の第3話は126万回も再生されています。コメント欄には「この動画を拝見して初めて、『ちゃんと変わらなきゃダメだな。』と思える事ができました」「こんな日本語が通じない、勘違いだらけの人生の方に分かりやすく冷静に説明出来る皆様は素晴らしいと思いました」「1周まわって勉強の大切さとかコミュ力の重要性、面接の意義を教えてくれた志願者には感謝まである」などといった声が上がっています。