阿茶局役・松本若菜

松本若菜「阿茶局の多彩な表情を深い想いで演じたい」森崎ウィン・原菜乃華と共に大河ドラマ『どうする家康』に出演

2023.08.03 14:32
阿茶局役・松本若菜

松本潤が主演を務める現在放送中の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)に、松本若菜、森崎ウィン、原菜乃華が出演することが発表された。古沢良太が脚本を務める同ドラマは、誰もが知る徳川家康の人生を新たな視点で描く、一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。このたび、出演にあたり松本若菜、森崎、原がコメントを寄せた。

森崎ウィンと原菜乃華が大河ドラマ初出演!

大河ドラマ2回目の出演となる松本若菜は、“側室にして同志、信頼厚きパートナー”阿茶局を演じる。武芸をたしなみ、家康(松本潤)が数々の戦にも同行させた、美しさと才覚を兼ね備えた側室。もとは武田家臣の娘で、秀忠の後見役も務める。豊臣家との最終決戦の際には、重要な交渉役を担う、という役どころだ。

さらに、大河ドラマ初出演の森崎は、“関ケ原に遅れてきた二代将軍”徳川秀忠を演じる。幼名は長丸。家康と於愛(広瀬アリス)の間に生まれ、信康(細田佳央太)亡き後、両親のもとで嫡男として大切に育てられる。母に似て大らかで、明朗快活な青年だが、家康にとっては物足らないところもある、という役どころ。

そして、同じく大河ドラマ初出演の原が演じるのは、“豊臣と徳川をつなぐ最愛の孫娘”千姫。秀忠と正室・江の長女で、家康にとっては目に入れても痛くない最愛の孫娘。太閤・秀吉(ムロツヨシ)の遺志に従い、7歳で秀吉の嫡男・秀頼に嫁ぐ。徳川と豊臣の架け橋としての重責を負う。

松本若菜「強くて家康に深い愛情を持っている女性」

――演じる人物の印象はいかがですか?

松本若菜:私の印象としては、強くて家康に深い愛情を持っている女性です。家康亡き後も後継人を任されるほど、家康そして徳川家からの信頼が厚く才覚があるところにフォーカスが当たりがちですが、それだけではなく、家康を側室として支えた阿茶局の多彩な表情を深い想いで演じたいと思っています。

森崎:当時の戦国武将の中でも秀忠は比較的柔らかくて、家臣からの信頼も厚い人だったのではないかと思います。しかし、武将としては力強さに欠ける部分もあるのかなというイメージです。今回途中から参加するということもあり、ストーリー的にだんだん空気が重くなっていると思うのですが、秀忠が登場することで一瞬ふっと雰囲気が明るくなればいいなと思います。秀忠は僕と近いところがあるのかなと勝手に親近感が湧いているので、僕の中に秘めている明るさだったりを役を通して出していけたらいいなと思っております。

原:初めての時代劇で初めての大河ドラマでもあるので、とても楽しみでもあり、緊張もしています。千姫は、時代に翻弄(ほんろう)され、波乱の人生を歩んだというイメージがあります。穏やかさやかれんさの中にもブレない芯のある強い女性だと感じたので、千姫の魅力を精いっぱい表現出来るよう頑張ります。

森崎ウィン「大河ドラマに出演するというのが自分の目標の一つ」

――大河ドラマ初出演ですが、これまで大河に持っていた印象はありますでしょうか。

森崎:10歳の時にミャンマーから日本に来て、そこで初めて「大河ドラマ」を知りました。ミャンマーにも時代劇というものはあったので、日本でも時代劇は人気なんだという印象を持ちました。それから芸能界に入り、大河ドラマのすごさや偉大さ、豪華俳優陣が集結して、大作を作り上げるものなんだと知り、いつしか大河ドラマに出演するというのが自分の目標の一つになっていました。今回初めて大河ドラマに出演し、実在した人物を演じるので責任感も大きいですが、このお話をいただけたことは純粋にうれしいですし、これからの撮影が非常に楽しみです。

原:大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)は家族全員で毎週楽しく見させて頂いていました。元々鎌倉時代のドロドロした人間模様が好きなのですが、コメディー要素も強くて、魅力的なキャラクターたちの会話劇に毎回引き込まれていました。

――松本さんは大河ドラマへの初出演は、3年前の「麒麟がくる」(2020年)でした。撮影で記憶に残っていること、思い出に残っていることはありますか?

松本若菜:「麒麟がくる」では、初の大河ドラマということもあり、うれしさと緊張が入り混じった感覚の中、於大の方についてたくさん調べ撮影に臨んだのを覚えています。とにかく、家族が私以上に大喜びしてくれたのが、とてもうれしかったです。

松本若菜「(阿茶は)今で言うところの“バリキャリ”な女性というイメージ」

――歴史ファンの間で、阿茶は人気のある女性の一人です。松本さんご自身が、これまで阿茶に対してお持ちになっていたイメージがありましたら教えてください。

松本若菜:今でも語り継がれるほどの魅力の多い女性で、歴史好きの方に人気があることは私の周りからも耳にします。当時も憧れを持つ人は多かったのかもしれませんね。はっきりとした男性社会の中で、家康と戦を共にするほど信頼があり、地頭の良さを持ち、側室であり側近でもある当時には珍しい、今で言うところの“バリキャリ”な女性というイメージです。

――古沢作品の魅力をどんなところに感じますか? また、「どうする家康」に関して楽しみにしていることがあればお願いいたします。

松本若菜:古沢さんの作品は、どれも中毒性の高いものが多い気がします。現に私もその一人で、点と点が線になっていく過程がとても好きです。今作品では、甲本雅裕さん演じる夏目広次の伏線が回収されたときの震えと感動を思い出すと、何度でも見返したくなります。やはり中毒性が高いです(笑)。

原菜乃華「いつか古沢さんの作品に出演するのが夢でした」

――(森崎さんと原さんは)古沢作品への出演は初めてかと思います。好きな作品はございますか。

森崎:「コンフィデンスマンJP」シリーズが大好きですね。奇想天外な物語の運び方、出てくるキャラクターの濃さ、絶妙なコメディータッチの所が見ていて本当にワクワクしますね。ですので今回、古沢さんの脚本で演じられる事、非常に楽しみでございます。

原:古沢さん脚本の「リーガル・ハイ」(2012年)という作品が本当に大好きで、初めてドラマにハマった作品であり、お芝居を頑張りたいと思ったきっかけの作品であります。小学生時代、せりふを丸暗記して一人芝居をして遊んでいたくらい、私の中で殿堂入りしている特別な作品です。その頃からいつか古沢さんの作品に出演するのが夢でしたので、かなえることが出来てとてもうれしいです。

森崎ウィン「松本さんの背中を見て最後まで座長について行きたい」

――家康役の松本潤さんとのシーンが多くなるかと思いますが、お芝居をしてみて感じたことや、

今後楽しみにされていることがあれば教えてください。

松本若菜:現場ではスタッフさんも演者さんも、松本さんを愛称で"殿"と呼んでおられ、実際に対峙(たいじ)させていただいたら本当に殿にふさわしいいでたちで、とても心強く感じました。オンエアで見ていた「どうする家康」とクランクインの時の「どうする家康」の時差がかなりあり、背景やキャラクターの強さや想いが全くの別物になっていました。そのギャップを埋めるのに、たくさんの映像や資料を見て、自分のイメージと現場の温度感を擦り合わせていく作業がとても楽しく、やりがいを感じております。

森崎:松本さんとご一緒するのは今回が初めてですし、僕としてはミャンマーから日本に来て、テレビの中の人というイメージがあったので、その方と対面してお芝居が出来るというのは本当に喜ばしいことでございます。先日の衣装合わせでちらっとお会いしたのですが、背中で語る方なのかなと感じたので、父の背中を見て育つじゃないですけど、役も相まって自分もちゃんと松本さんの背中を見て最後まで座長について行きたいなと思います。

――共演を楽しみにされている方がいらっしゃれば教えてください。

原:初回から一視聴者として楽しく見させて頂いていたので、やはり松本潤さん演じる徳川家康に早くお会いしたいという気持ちが強いです。

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