

イケおじ日本代表・反町隆史 “ヤンチャな青年”が“イケおじ”になるまで重ねられた歴史と魅力

日本を代表するイケおじ俳優・反町隆史。ちょい悪のヤンチャ役から落ち着いた大人の男まで、俳優として幅広く演じてきた。去年にも日曜劇場「オールドルーキー」(TBS系)への出演、「今どきの若いモンは」(WOWOW)では“究極の上司”を演じたりと、活躍は衰えを知らない。12月には50歳を迎える節目の年に、最高のイケおじ・反町隆史の魅力を改めて振り返ってみる。
内から輝く魅力で主演を獲得
渋いイケオジ俳優は数多くいるが、なかでもワイルドでタフな魅力が光るといわれている反町隆史。埼玉県出身で、1973年12月19日生まれのアラフィフ。181cmの高身長を生かした、独特な存在感が印象的だ。
最近では年齢からくる落ち着き・渋み・色気が加わったことで、若い頃のヤンチャなイメージから“イケオジ”へと正統進化を遂げている。たとえば株式会社アーキテクトが2021年度におこなった調査をもとに発表した「イケメンおじさん俳優ランキング」では、反町が木村拓哉(53.5)に10ポイント近くの差をつけて堂々の1位(61.4)を獲得している。
イケおじへと進化し、現在も俳優として活躍中の反町。彼の芸能生活は、知人のアドバイスでモデルのオーディションを受けたことによるものだった。
2022年7月15日に放送された「A-Studio+」(毎週金曜夜11:00-11:30、TBS)では、30年以上前の専門学校時代のエピソードが詳細に語られていた。反町が当時通っていたアルバイト先の先輩が、「モデルとかいいんじゃないの」と反町にアドバイス。たまたま見せられた男性ファッション誌「MEN’S NON-NO」のモデルオーディションに応募し、「半年後には表紙にでていました」とスピード出世エピソードを語っていた。ちなみにその先輩がなしに今の自分はないといい、「いつまでたっても恩と義理は果たしたい」と言及。義理堅い一面も明らかになっていた。
モデルデビューしたあと、1994年には俳優としてドラマに出演を果たした反町。モデル活動後初の映像作品出演のため、後にテレビ番組で「ドラマってこんなに撮影するんだ」「(撮影に)こんなに時間がかかるんだ」と当時を振り返る一幕も。その後1997年には自身の代表作の1つでもある「ビーチボーイズ」(フジテレビ系)で主題歌「Forever」を歌い、歌手としてのデビューも果たしている。
「未成年」「ビーチボーイズ」「GTO」・・・“ヤンチャ”イメージを獲得するに至った代表作
モデルを経て、俳優、歌手と活躍の場を広げていった反町。眼差しの力強さや大きな口で豪快に笑う仕草から、ワイルドで野性的な印象を受けやすい。黙っていても際立つ存在感や演技力の高さで、俳優デビュー作「毎度ゴメンなさぁい」(1994年7月-9月、TBS)以降は主演としての抜擢が増えていく。翌1995年に大ブームを起こした野島伸司脚本ドラマ「未成年」では、暴力団の構成員という危険な臭いのする役を好演。鍛えられた腹筋抜群のスタイルの良さで話題となり、憧れの男性タレントとして出世するきっかけとなる。
特に夏ドラマの金字塔として、いまなお語られるのがフジテレビで放送された「ビーチボーイズ」(1997年7月-9月、フジテレビ系)や「GTO」(1998年7月-9月、カンテレ/フジテレビ系)だ。夏という季節にマッチした爽やかストーリー・演出と、演じたキャラクターと反町のイメージがぴったり合っていたことで世間の注目をさらった。
反町が主演した作品として特に有名な「GTO」は、藤沢とおる原作の漫画を元に作られた連続ドラマ。元暴走族のヘッドで三流大学卒の高校教師・鬼塚英吉が、持ち前の熱血魂で生徒たちとともに学校を救っていく学園ドラマだ。最終話では視聴率37.7%を記録した大ヒット作。
1999年6月には続編としてドラマスペシャルが放送され、同年12月には映画も公開されるほどの人気ぶりを博していた。鬼塚役で培った“ヤンチャだけど包容力のあるイメージ”は、その後反町の人気を大きく跳ね上げた一因となっている。夏の思い出として、特徴的なOPカットに映る反町の顔が記憶に焼き付いているファンも多いことだろう。
同作の主題歌「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」も反町が歌っていたものだが、最近では同曲を「泣き止まない赤ちゃんに聞かせると泣き止むらしい」という噂がまことしやかにささやかれていたのもユニークな話題だ。現在は2人の娘を持つパパである反町本人が、検証する動画に出演するという柔軟な対応をしたことでも騒がれた。放送開始から13年の時を経て話題になるあたり、それだけ人々の記憶に残ったヒット作品だったと言える。
反町の代表作として、もう1つ欠かせないのが「ビーチボーイズ」。反町が竹野内豊とタッグを組んだダブル主演作ということで、竹野内派?反町派?と女性の中で話題になるほどの人気ぶりであった。いま考えても豪華すぎるメンバーだけに、伝説的な“夏ドラマの顔”といっても過言ではない。
ひと夏の男の友情物語を、海の近くの民宿を舞台にして描かれた同作。まったく経歴の異なる一見ソリの合わなさそうな主役の男2人が、出会いを通じてゆっくりと自分を見つめ直していくさまが描かれている。夏の海が舞台でありながらも恋愛要素ゼロで、反町&竹野内というイケメン2人がただそこにいるという絵面の強さが印象的だった。反町演じるヤンチャなチャラ男が、知的な都会人である竹野内を巻き込んでワチャワチャする…という2人それぞれの役柄とイメージがぴったりハマったのも、ヒットの大きな要因に思える。
多大な人気を誇る「GTO」と「ビーチボーイズ」は、最近あらためてBlu-ray Boxの発売された。「ビーチボーイズ」には特典として、オープニングムービーの爽やかな風景が印象的なサイパンロケのメイキング映像などが収録されている。反町と竹野内が鮮やかな青い海をバックにはしゃぐ姿は、今見ても男の魅力にあふれている。「GTO」の方も、本編+ドラマスペシャルという貴重なセットに加え、出演者インタビューやNG集といった撮影の裏側が覗けるコンテンツを収録。最近では「相棒」シリーズをはじめとして硬派な大人の役柄が目立ってきた反町だが、やはり代表作ともいうべき両作品に出演する姿は別格だ。時代が変わっても“変わらない”男らしさ、みずみずしいエネルギーを感じさせられる。
過去に演じたヤンチャで奔放なイメージを保ちつつ、年齢を重ねた男性としての渋みを漂わせる反町。層のように積み重なっていく人間性を武器に、今後も日本代表イケオジとしての活躍を期待したい。
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