チャンネルがーどまんが事務所退所 税理士の怠慢で脱税状態 国税局の査察受け逮捕の可能性も

社長の高田樹氏を慕っていたがーどまん

がーどまんが所属するCarry Onは、YouTube事務所・Kiiiの元社長である高田樹氏が2021年に設立。高田氏は同年にKiiiから追放されるかたちで社長を退任しており、これに伴って30組以上の所属クリエイターが退所したことが当時大きな話題となりました。

がーどまんは高田氏を「家族」というほど慕っており、Kiii退所後には高田氏が新たに立ち上げたCarry Onに所属していました。

国税局の査察を受け、親は泣きながら電話

30日に動画で、がーどまんは事務所を退所したと報告するとともに、国税局の査察を受けていることを明かし、ことの経緯を説明しました。

Carry Onに所属したとき、高田氏から新たな税理士を紹介されたというがーどまん。ところが今年1月、引っ越しをしようとしたところ、自身が税金を収めていなかったことが判明したとのこと。税理士には報酬を支払っていたにもかかわらず、全く仕事をしていなかったことが分かったといいます。

がーどまんは、国税局の査察を受け、自宅はもちろん実家に「トータルで120人ぐらい」がやってきて、「全部ひっくり返された」のだとか。

親からも泣きながら電話がかかってきて。「これなに？」って。「冷蔵庫の中までひっくり返されてるんやけど」とか。
僕の住んでた家も全部、ダンボールに詰められて。なんで俺こんなことにならなあかのやろうって。悪い子としてないのにって。

「時計売っちゃえばいいじゃん」の言葉で退所を決める

がーどまんが高田氏と税理士に連絡したところ、その日のうちに申告書を持ってきたとのこと。翌日、がーどまんは銀行に税金を収めに行ったそうです。

申告さえしていれば、査察が入ることもなかったらしく、がーどまんは「なんで申告してくれなかったのかなって。はらわたが煮えくり返る気持ちでした」と振り返ります。

全く申告していなかったため、がーどまんには数千万円にのぼる延滞税が課されたとのこと。支払いが厳しいと高田氏に伝えたところ、「（コレクションしている）時計売っちゃえばいいじゃん」と他人事のように勧めてきたのだとか。

この発言で「もうプチンと切れて、リスペクトしてる面がもうなくなった」といい、退所を決めたそうです。

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涙を浮かべて訴えるがーどまん

ここまで冷静に経緯を説明してきたがーどまんですが、

俺、事務所で頼んでたもん。信用してたし。なんでこうなるんって。俺悪いことした？って。もうしんどすぎる。

と感情をあらわにすると、

家に何十人と入ってきて、全部ひっくり返されて、実家も入られて、俺、事務所に紹介されたところでさ、なんでそれやってくれんかったんって、何回も言った。「早く申請してくれ」って。それやのにしてくれへん。もう意味がわからん！ それ事務所なん！？ それちゃんと！？ クリエイター守る事務所であっていいん！？ そんなこと！ 実家もひっくり返されて、親の通帳まで持ってかれて。なにこれ！？ なんなん！？ マジで！

と、目に涙を浮かべて訴えました。

がーどまんは、高田氏が「俺ら家族や。困ったことあったら何でも言ってこい。俺が守るから」と言っていたことに触れ、「時計売っちゃえば？って。なんなんそれ！」と叫びました。

地獄の取り調べ　逮捕の可能性も

がーどまんは、現在警察の取り調べを受けているとのこと。週1～2回、朝10時～夜8時まで続くといい、部屋にはエアコンもなく、水も出ないのだとか。これが半年から1年続くと聞かされているそうで、がーどまんは「地獄の取り調べ」と話しています。

がーどまんには逮捕される可能性もあるとのこと。「絶対成功させる」という高田氏の言葉について行った結果、このような事態となったことに「もうわからん」「もう腹立つ」といって頭を抱えました。

リスペクトがなくなったとしていたがーどまんですが、高田氏については「大好きな人なんすよ」「ほんまに尊敬してるし、その人に一生ついていこうと決めてた人」としており、今でも気持ちは残っている様子。「最後までちゃんとしてほしかった」「マジでつらい」「一緒に戦ってほしかった」と思いを語っています。

がーどまんは、高田氏やCarry Onの立場では「税理士（がちゃんと）やってくれよ」という気持ちかもしれないとしつつ、自身は税理士事務所の代表と会ったこともなく、「事務所に頼んでたから。高田樹さんに頼んでたから」と強調しました。

地獄の取り調べ　逮捕の可能性も

退所にあたっての契約書には、別事務所への移籍を半年間禁じる項目や、虚偽による被害があった場合は賠償請求する項目などがあったとのこと。がーどまんは「なんでそっちがまだ縛ろうとするん！？」「変なことしたやん！ そっちが払うやん！」と訴え、「気持ち悪すぎて！ そこにおりたくなくてサインしたけど！」と声を上げました。

がーどまんは、今後相手側から「攻撃」があるようであれば、写真やLINEなどの証拠を全部出すと宣言。自身には、MYや山ちゃん、母親やスタッフなど、守らないといけない人が数多くいるといい、「動画上げたくないんす。戦いたくないんすよ」としつつ、「でも、そいつら守るために俺も戦わなあかんっていう状況」だと語りました。

「自分も浅はかだった」「勉強になりました」と振り返るがーどまんは、「人に任せるだけじゃなくて、自分でもちゃんとします。バカでした僕が。自分の家族守りたいんやったら自分が賢くならなあかんなって思い知りました」と語っています。