＜4月の東京は…＞中学時代の和真を竹野世梛、蓮を光延ジヨウが繊細な演技で表現「子ども時代もすごい」と称賛の声

2023.06.29 18:12

櫻井佑樹(劇団 EXILE)と高松アロハ(超特急)がダブル主演を務めるドラマ「4月の東京は…」(毎週木曜深夜1:29-ほか、MBSほか※全8話)が、MBSの深夜ドラマ枠「ドラマシャワー」にて6月22日に第2話が放送された。中学時代の和真役を竹野世梛、蓮役を光延ジヨウが勤め、役柄と同世代である14歳ながら繊細な演技で表現し、ドキリとさせられた。Twitterでも「子供時代もすごい…14歳の役者さんが演じている姿にもびっくりだった」と称賛のコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

「4月の東京は…」とは

同ドラマは、ハルの人気BLコミックが原作。お互いに初恋の相手、そして初めての相手でありながらも、10年前に起きたある出来事がきっかけで引き裂かれてしまった二人が、再び心を通わせあう姿を描く。

櫻井が、広告代理店の人事部社員で、初恋の相手・蓮を一途に思う滝沢和真役を、高松が、和真と同じ広告代理店にアートディレクターとして勤め、10年前のある秘密を抱える石原蓮役を演じるほか、蓮のフランス留学時代の友人である八神龍之介役で古川毅(SUPER★DRAGON)、和真や蓮の同僚のアートディレクター・前田あゆみ役で綾乃彩が出演する。

10年前、和真は担架で搬送される事態に

就職した広告代理店で初恋の相手・蓮と再会し、蓮への恋心をふたたび自覚した和真。

和真が中学校の同級生の秀(中山慎悟)と偶然会った話をすると、蓮は顔を曇らせて、秀とは会わないでくれと言う。10年前に蓮と和真が離れ離れになったときに、和真は1カ月間入院していた。

救急隊員たちにものものしく担架で搬送される中学時代の和真が写し出される。10年前に何があったのか、胸がざわざわとさせられる。

蓮が誰かと待ち合わせる場所で和真が待っていると…

中学時代、屋上で話をしている蓮と和真。秀が彼女のうちに泊まりに行くため、和真と旅行に行くことにしておいてくれと連絡が来たと和真は蓮に話す。その話を聞いて蓮は「お前も女の子と付き合いたいの？」と和真に聞く。和真が「まあ、そりゃあ…」と答えると、蓮は好きな子と付き合えたら何したい？と聞き、肉体関係も持ちたいのか、食い下がって尋ねる。和真は何言ってるのと戸惑うのだった。

別のある日、和真が蓮のうちで勉強していると、蓮のスマホに誰かからメッセージが入る。「日曜16時、大鳳会館の裏で。一緒に気持ち良いことしよう」とメッセージの内容を見て、和真は目を見開いて驚く。

大雨のなか軒先でしゃがみこんで待機している和真。そこに蓮が見知らぬ男と通りかかり、男は「君本当に17歳？かわいい顔してるよね」と言って蓮の腰を抱く。和真が追って蓮を呼び止めて手首を掴んで「何やってるんだ」と声をかける。男は意に介さず、蓮の肩を抱いて行こうとするが、和真が警察呼ぶぞというと和真をひと睨みして立ち去る。

「バカか」という蓮に「バカなのは蓮のほうだ。あのおっさんとラブホ行こうとしてたじゃん」と言い返す和真。「それが何？相手が男だから？脅されたわけでも無理強いされたわけでもない」という蓮に何も和真が言い返せないでいると、蓮はわかったら邪魔するなと言って和真の手を振りほどいて行こうとする。

和真は傘を投げ捨てて再び蓮の腕を取る。その拍子に傘を手放して振り返った蓮に「だったら俺としよう」という和真。土砂降りの雨が2人に降り注いでいる。

ドキリとさせる場面に思わず息を飲んで見守ってしまった。中学時代の和真は髙松と同じ事務所・スターダスト所属の竹野が演じ、蓮役もスターダスト所属の光延が勤めている。2人とも役柄と同世代の14歳ながら、繊細なシーンを瑞々しい演技で表現。Twitterでも「中学時代の"かずれん"がとにかくすごい!!役を受けてくれてありがとうという気持ちしかない！」「ぜったい難しい役なのに、めちゃめちゃ繊細な演技でさすがだった」「子供時代もすごい…14歳の役者さんが演じている姿にもびっくりだった」と称賛のコメントが寄せられていた。今後の活躍にも大いに期待したい。

※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」

◆構成・文＝牧島史佳