古川雄輝“悠生”、本田響矢“周平”と互いを求め何度も熱いキス…堀田茜“美咲”との歪な三角関係＜私と夫と夫の彼氏＞

堀田茜主演ドラマ「私と夫と夫の彼氏」(毎週水曜深夜3:20、テレビ東京※Paraviでも配信)の第2話が6月7日に放送された。夫・悠生(古川雄輝)の不倫相手が判明し、夫婦の関係が崩れ始める波乱の展開が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

• 【写真】堀田茜“美咲”、教え子・本田響矢“周平”に突然キスをされ…
• 【写真】堀田茜“美咲”、“結婚記念日セックス”のために用意した勝負下着をゴミ箱へ…
• 【写真】夫・古川雄輝“悠生”の不倫相手であり、堀田茜“美咲”の教え子である本田響矢“周平”

「私と夫と夫の彼氏」とは

原作は、コアミックスの人気コミックで、SNSでも話題沸騰中の綾野綾乃による同名作。夫婦間の現状をテーマに、セックスレス×不倫×BL要素を融合し、既存の概念にとらわれない夫婦の形や、人を愛することを掘り下げて描いている。

古川演じる夫の不倫相手が妻の元教え子で、しかもその彼は、かつての先生のことも、先生の夫のこともどちらも愛している。夫婦は元の形に戻ることができるのか、それとも別れるのか。“妻×夫×夫の彼氏”といういびつな三角関係が織りなすヒューマンラブストーリーが満を持して実写化された。

地上波放送のほか、全10話がParaviにて配信中。

夫が裏切りのカミングアウト…「男の人と付き合ってる」

夫・悠生が男性とキスをしている姿をドアスコープ越しに目の当たりにした美咲(堀田)。これに対し美咲は「男の人、だったよね…」と思わず後ずさりをするほど、動揺が隠せない。

開いたドアから悠生の姿があらわれると、笑顔を見せて平静を装う美咲だが、その足は逃げるようにリビングへ。自分自身に「大丈夫」と心の中で言い聞かせつつ、晩御飯の支度を進める美咲に、悠生は「美咲ちゃん、見たよね？」と核心を突いてくるが「何のこと？」と知らないふりをする。

さらに、悠生の口からは「俺、今、男の人と付き合ってる…ごめん」と衝撃の告白が。突然の告白に動揺を隠せない美咲は、うそや酔った勢いなど“何かの間違い”であることに期待を込めて悠生に尋ねるも、すべて否定されてしまう。

これに対し、涙をこらえつつも「じゃあ…私のこと嫌いになったってこと？」と尋ねる美咲に「そんなことない」と悠生は否定をする。

美咲が「じゃあ、もう私のこと女として見てないってこと？」と、これまで抱えていた気持ちをぶつけると、悠生は「違うよ…女として見てるから無理なんだ」と衝撃の思いを告げる。「なに、それ…」と乾いた笑みをこぼす美咲に「俺は今でも美咲ちゃんのことが大好きだよ、人としてすごく」と追い打ちをかける悠生。

夫から離婚を切り出されるも拒否する美咲

思わぬ形で美咲に“不倫”を知られてしまった悠生は、そのことについて「ちゃんと話すべきだった」と謝罪するも、美咲は混乱した様子で「もう寝るね、おやすみ」と、やっとの思いで言葉を紡ぐ。

悠生を横切り、寝室へと歩みを進める美咲だが、思い出したように「今日、結婚記念日だった…セックスする？」「ふっ…冗談だよ」と独り言のように悠生にこぼす。

寝室にきた美咲は、この日のために用意した化粧品や下着を無心でゴミ箱に捨てていく。楽しみにしていた結婚記念日に予期せぬ夫の裏切りを知り、物思いにふける。

リビングでは、意図しない形で美咲に真実を明かしたことに思いを巡らせる悠生だが、意を決したように美咲のいる寝室へ足を運ぶ。ドアを開けるやいなや「やっぱり俺、こんな状態で夫婦でいるなんてできないよ…」「離婚を考えてほしい」と、美咲に残酷な要求を告げる悠生。

これに対し、涙を流しながら「離婚はしない。別れる気はありません」と強い意志をみせるも、悠生が出ていくと「人として好きってどういうこと？」とせきを切ったように涙があふれる美咲だった。

かつての教え子との再会

職場では、“理想の夫婦”として憧れられる美咲だが、口からは無意識に「離婚」の二文字がこぼれてしまう。いつもと違う様子の美咲にほかの社員も心配になって声をかけるが、職場の帰り道でも悠生のことを考えてしまう美咲。

そんな中、男性にわざとぶつかられて転ぶ美咲を助けたのは、かつての教え子・周平(本田響矢)だった。

過去に、医学部の進学をやめて美大への進学を悩んでいた周平に対し「本当にやりたいと思ったこと、やめないで」と背中を押す言葉をかけ、それに救われていた周平。3年ぶりに再会した周平は、絵師となり金髪をなびかせる好青年へと成長していた。

久しぶりの再会に会話も弾む2人だが、周平が突然「先生は覚えてる？あそこで…」と切り出すと、美咲は何かを思い出して気まずそうに目線を下に向ける。実は、教え子である周平から「ずっと先生のことが好きだったんだ」と告白され、キスをされた過去があった。

夫の不倫相手は美咲の教え子…歪な三角関係

その過去をなかったことにしようとしていた美咲だが、一方で周平は自分の気持ちを殺さずにあの時の恋心を大事にしていたという。

そんな教え子の思いを優しく断ろうとする美咲に、「いいよ、そういう建前」「そんなことより先生の家行ってもいい？」と突然、大胆な提案をする周平。

これに対し、美咲は、夫がいない間に男である周平を家にあげることができないことを伝えると、周平は「周りの状況で決めるんだ」と責めるように返す。

その後、なぜか美咲の夫を知ったような口ぶりで話す周平に、違和感を覚える美咲。続けて「2人とも純粋で鈍感で優しくて、気を使って自分を抑えて苦しくなって、僕の性癖にぶっささってくるんだよね」と明らかに美咲と悠生のことを話す周平。

そんな周平に美咲が言葉の真意を聞こうとすると、突然、周平が誰かに目線を向けて「おかえり、ユウキ」と声をかける。

「ユウキ」、周平が呼びかけた名前に不安を抱きつつ振り返ると、そこには夫の姿が。夫の不倫相手が、自分の教え子だったことを理解した美咲は「まって…何いってるか意味が分からないっ」と動揺を隠せない。

それを無視して話を続けようとする周平に、美咲は「聞きたくない！」とその場から走り去ってしまう。走り出す美咲を悠生が慌てて追いかけるが、美咲は悠生を振り払い、拒否する。

家に着いた美咲は、「なんで周平君なの？」と責めるように泣きながら問いかける。悠生は、ここで初めて周平が美咲の教え子という事実を知り、衝撃が隠せない。

そんな中、取り乱したあまりに過呼吸を起こした美咲を優しく介抱する悠生。結婚指輪がはめてある夫の左手を、ぎゅっと離さないように握りしめる美咲だった。

美咲の発作が収まり、落ち着いて寝た後に周平の元を訪れた悠生。「美咲ちゃんの教え子だったの？」その問いに対し周平の口から出たのは「美咲先生は僕の先生で、今も好きな人」と衝撃的な告白。

美咲のことも悠生のことも好きだという周平に、困惑の表情を隠せない悠生だが、そんな悠生に“自分に正直でいた結果”だと告げて何度もキスをする周平。

一方、目が覚めた美咲の隣には夫の姿はなく、美咲は2人が写る写真をそっとゴミ箱へ捨てる。意を決して、キャリーケースに荷物を詰めて家を出ていく美咲だった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部