中田敦彦、松本人志への提言動画の一部を削除 「中田で笑うのって結構知性いるからね」
オリエンタルラジオの「中田敦彦」(登録者数518万人)が、29日に投稿したダウンタウンの松本人志を批判する動画の一部分を削除したことがわかりました。
松本人志に物申す中田
この動画の投稿のきっかけとなったのは、20日に放送された『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』(フジテレビ系)という番組。結成16年以上のベテラン漫才師を対象にした新たなお笑い賞レースで、松本人志は番組のアンバサダーを務めました。
中田は、『M-1グランプリ』をはじめとして、松本がお笑いの賞レースの審査に関わりすぎていると批判し、「審査員、ちょっと何個かやめてもらえないですか」と提言。
さらに、お笑い界が「松本色が濃すぎてお腹いっぱいになっちゃってる」と語り、笑いの価値観が狭くなっていることに業界は真剣に向き合わなければならないと警鐘を鳴らしました。
動画の一部分を削除
動画の終盤で中田は、そんな「松本一色」のお笑い界で、松本に評価されない自分は成功できないと嘆きます。
「中田で笑ったことねえから、お前が何を言おうが響かねえ」とか、そういう人もいるんですよ。それがね、中田で笑ったことあるかないかの問題でいうと、中田で笑うのって結構知性いるからね。
言いたくないんだけど「俺、ドストエフスキー面白いと思ったことないんだよね」とか「モーツァルトでノッたことないんだよね」みたいな感じで、あんま言わないほうがいいよ(笑)。中田を面白いと思わないって、ドストエフスキー読めないとか、モーツァルトがわからないのと一緒だから。後世恥かくよ。知性が必要なんだよな、中田で笑うのは。
と、有名な文豪や作曲家を例えに出して、自身の笑いを理解するには知性が必要だと主張します。
話はさらに加速。
だから、皆さんにもうちょっとわかりやすいもので笑ってたらいいんじゃないかなって思うんだけど。でもそれは好みの問題じゃん?アンパンマン面白いっていう子もいればさ、ドストエフスキー面白い人もいるし、どっちがってないわけよ。
だけど、全部アンパンマンカラーになると嫌じゃない?だから減らしたほうがいいんじゃないかなって思うわけ。アンパンマンの層もあれば、ドストエフスキーの層があってもいいんじゃないっていうことなのよ。
と、自分の笑いをアンパンマンと比較し、今のお笑い界が稚拙ではないかと訴えました。
中田のこの動画は大きな波紋を呼び、数多くのメディアに取り上げられることに。中でも、自身のお笑いに関する発言についてはSNS上で物議を醸すことになりました。
そんな中、中田は31日までに問題の部分をカットしたようで、現在は発言部分が視聴できなくなっていることが分かりました。また、動画のタイトルに関しても、公開当初は「【松本人志への提言】THE SECONDについて」だったものが「【松本人志氏への提言】審査員という権力」と、松本に対し「氏」が付け加えられています。
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