

【漫画】“喋る深海魚”の哀愁がすごい… 最後の姿に「安らかに眠って」「幸福を感じられたのかな」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回取り上げるのは、生き物にまつわる漫画を投稿しているさとかつさんの『ある魚についての漫画』だ。深海魚と少女の出会いを描いた漫画で、魚の語る人生(?)観の深さには「魚の哀愁がなぜか美しい…」といったコメントが。2023年の3月10日に投稿されてからは、多くの人から注目を集めて2.1万もの「いいね」を獲得している。
「まさに世も末?」自殺志願の深海魚と少女の出会い
クラゲ型のロボ「あんどくん」と川岸をお散歩していた少女。「もし そこのお嬢さん」と話しかけられ、川を覗いてみるとそこには「ミズウオ」の姿が。ミズウオは少女に対して、「死に場所を探して深海からあがってきたのです」と語りだした。
願いを聞き入れてあげることにした少女は、あんどくんを使ってミズウオを陸上へと移動させることに。「魚まで自殺とは世も末だね」と世の中の厳しさを嘆くも、ミズウオが自殺を望むのには深いワケがあった。
子孫繁栄への貢献という役目を全うしたミズウオ。これ以上自分が海に残れば息子たちの糧を奪うことになるため、陸にあがって最後を迎えることを決めていたのだ。
「別に死ぬこたぁないんじゃないの?」と聞く少女だが、それでもミズウオの意思は変わらない。自らの死は安らかで幸福なものであることを本能で知っているのだと語る。続いて「人間は感じないのですか? 本能… 生まれながらにもつ記憶を…」と、質問を投げかるミズウオ。自らの人生を自分で決めなければならない人間に対して、死に際のミズウオは何を思うか…。
“とあるミズウオの最後”を、どこか切ないテイストで描いたさとかつさん。作品にはどのような思いが込められているのか。創作に至ったきっかけなどを伺ってみよう。
哀愁溢れる魚の生き様を漫画で表現!
――「ある魚についての漫画」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
私はミズウオが大好きで、個人的に調査研究を行っているのでいつか題材にした漫画を描いてみたいと思っていました。そんなときに「ミズウオ合同誌」という企画があることを知ったので寄稿したいと思い、制作しました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
リアルなミズウオを描きながらも、くどくなりすぎないように加減して描きました。特にミズウオの眼は、独特の哀愁を表現したかったのでこだわりました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ミズウオの眼に鳥の影が落ちるシーンです。自分の運命を悟ったとき何を思うのか。ここの解釈は十人十色だったので、印象に残っています。
――人と深海で過ごしたミズウオが普通に会話している場面というのは不思議な感覚になりましたが、“深海魚が話す”というアイデアはどういった時に思いついたのでしょうか?
打ち上がったミズウオは大抵、口をパクパク動かしています。単純な反射ではありますが、自分に何か語りかけているようにも見えるので、彼らと話せたら面白いだろうなと思ったのがきっかけです。
――“深海魚が死生観を語る”というシーンも同作のポイントになるかと思います。少し難しい話になるかもしれませんが、同作で語られている“本能として存在する死”についてご意見をお聞かせください。
生き物の中には、自分の生存よりも種の繁栄を優先するものが多くいます。女王のために一生を捧げるアリや子供に自らの体を食べさせるハサミムシなど、その献身さは人間の価値観では理解し難いです。ミズウオの打ち上がり現象は、一般的には海流の影響とされていますが、本能にプログラムされている可能性もあると考えています。実際のところはこの漫画のようにミズウオと対話しなければわかりませんが…。
――作中でミズウオからのプレゼントとして渡された“珍しい深海魚”は実在するものなのでしょうか?
古生代に実在した甲冑魚と呼ばれるグループの魚で、現在は全て絶滅したとされています。深海はまだまだわかっていないことの方が多いので彼らがひっそりと生き残っていたら面白いな、と思って登場させました。
――今後の展望や目標をお教えください。
非常にマニアックな漫画を描いているので難しいとは思いますが、いつか漫画雑誌などに掲載されてみたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
今後もまったりと漫画を描いて、コミティアなどのイベントにもできるだけ参加していくつもりなのでよかったら読んであげてください。
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