女性専用車両導入時の街頭インタビューで「どこでもいいです」と答えてネットミームになった女性、YouTubeで真相を語る

“ネットのおもちゃコラボ”を実現

バキ童チャンネルとは、お笑いコンビ「春とヒコーキ」（同3万人）の「ぐんぴい」と「土岡」によるYouTubeチャンネルです。
ぐんぴいは2019年4月、Abema newsの街頭インタビューで自身の性体験について尋ねられ、「バキバキ童貞です」と回答。このインタビューの様子がネットミームとなり、「バキバキ童貞（バキ童）」の呼び名が定着しました。
現在はその知名度を生かし、YouTube上で童貞をネタとした動画や、同じくネットミームとなった人をチャンネルに招き、“ネットのおもちゃコラボ”の動画を投稿しています。

そんなぐんぴいは今月8日、自身と同じく“ネットのおもちゃ”となった「私は特に どこでもいいですネキ」とのコラボを果たしました。

“私は特に どこでもいいですネキ”が登場

今回動画にゲスト登場したのは、「私は特に どこでもいいですネキ」こと「せきぐちあいみ」。

せきぐちは、2005年、平日ラッシュ時に女性専用車両が導入された件について、京王八王子駅で街頭インタビューを受けた女性です。
当時「（女性だけというのは）なんとなく心強い」「夜だけあったでしょ 今まで 朝もあったらいいなと思ってた」「男性がいないと安心」と賛同する女性が多い中、せきぐちさんは「私は特に どこでもいいです」と発言しました。

その結果、インタビュー映像の静止画像を4コマ漫画のように並べた画像が作られ、インターネット上で拡散されることに。せきぐちはネットミームとなりました。

今回の動画に登場したせきぐちは白く長い髪が特徴的で、当時の画像とはかなり雰囲気が変わっています。現在はVRアーティストとして活動しているといい、1つの作品が1300万円で落札されるほど活躍しているそうです。

インタビュー当時の心境を語る

せきぐちは当時、インタビューに対して「なんか浮かれてんなよ」と思っていたそう。女性専用車両は「痴漢で言い出せない人のため」に設置されたにもかかわらず、インタビュアーに「どこに乗りますか？」と質問されたことにより、辟易しながら「私は特に どこでもいいです」と答えたそうです。

せきぐち自身、痴漢を経験したことがあったといい「闘い尽くした後だったんです」「いっぱい苦労もしたし」と発言。「朝からいきなり聞かれて」「適当に答えて乗ったって感じでした」と、当時の心境を明かしました。

せきぐちのインタビュー画像がネット上で拡散されていることを知ったのは、インタビューから何年か経ったあとだったそう。知人から「めっちゃあいみ出てるよ」「これめっちゃ有名な画像だよ」と教えてもらったそうです。

さらに、京王八王子駅から「君のせいで女性専用車両の問い合わせがなぜかうちに来て」「大変だった」と言われたこともあるそうです。

ネット上で拡散されているネットミームは「嫌に扱われる」ことが多いですが、せきぐちの場合は「ちょっと良い子」「可愛い子」として扱われています。
そのため、自分から「私あれの人です」と正体を明かすことは少ないそうですが、「あれでちょっと自信ついた」「世の中的には可愛い人扱いなんだと思って」と、素直に内心を明かしました。

バキ童は「僕もあの写真を見て、おキレイな方だなと思って。探した覚えありますね、ネットとかで」と発言。今回のコラボを喜びました。
これまで多くのネットのおもちゃとのコラボを実現させたバキ童。海外進出も視野に入れているといい、動画の終盤では「ネットミームはまだまだ生まれていきます」と語り、「会った人全員集めて、全員で『We Are The World』を歌おう」と野心を抱いていることを明かしました。

この動画のコメント欄には「ネットでよく見てきた方々って本当に存在していたんだなって感慨深くなる。バキ童ありがとう！！！」「こんな明るくて面白い人だと思わなかった」「なんでネットのおもちゃはどいつもこいつも喋りが上手すぎるんだ」など、コラボに好評の声が集まりました。