ヒカル、4630万円誤送金事件の田口被告の裁判結果を報告 「一生犯罪とは無縁の生活を送っていってください」

4630万円誤送金事件の田口被告

山口県阿武町の4630万円誤送金事件で、田口翔被告に300万円あまりを貸し付け、“ホワイトナイト”となったヒカル。昨年8月に被告が保釈されたときには、警察署に迎えに上がるとともに、田口被告の独占インタビューもおこないました。

インタビューの際に提案を受け、田口被告はヒカルが出資する会社「究極のブロッコリーと鶏胸肉」の従業員となることに。その後田口は業務の傍らツイッターで情報発信を続け、フォロワー数は10万人を超えるまでになっていました。

善意だけで引き取っていないことを改めて強調「あくまで広告塔」

判決が下される28日、ヒカルは「僕も関わった以上ね、動画にすべきだと思うんで」と話しつつ、判決については「実際どういう結果になるかっていうのは正直本当にわかってない」と不安そうな様子。しかし、田口被告が会社で真面目に仕事をしていることに触れ、「もしかしたらいい影響になって執行猶予がつくかもしれない」と期待を寄せます。

その後、ヒカルは「究極のブロッコリーと鶏胸肉」の代表・塚本氏と合流。田口被告から届いた「裁判に行く前の心境」を読み上げます。この中で田口は、迷惑をかけた人への謝罪や手助けしてくれた人への感謝を示す一方で、誤った情報には反論したくなることもあったと吐露します。しかし誤解を生んで周囲に迷惑をかけることを恐れて何もできなかったなど複雑な心境も明かしました。田口は最後には、「いずれはなにか人に手を差し伸べられるような人になりたい」との決意も見せています。

読み終えたヒカルは「田口翔の思いを受け取って、宣伝します！！」と宣言。「勘違いしないでほしいのは、善意だけで田口翔を引き取ってないです」と改めて強調。「彼はあくまでブロッコリーの会社の広告塔なんだということ」「今こそ輝け田口翔！」と言って新商品のPRをしました。

ちなみに田口被告は28日夜に自身のツイッターに同様の文章を投稿しています。

「懲役3年執行猶予5年」の判決が下されたことを報告

その後ヒカルは、田口に「懲役3年執行猶予5年」の有罪判決が下されたと報告。執行猶予つきの判決に「ひとまず良かった」と安心した様子を見せます。田口は判決を不服だとして控訴したようで、ヒカルは「欲張んなとは思いますね」と本音を漏らしています。

田口とオンラインで独占インタビューをおこなったヒカルは「実際裁判終えてみてどう？」と質問。田口は改めてヒカルに謝意を示した上で「日常の当たり前をこのまま続けていきたいと思ってます」と心境を伝え、控訴については「弁護士の先生と相談させていただいてそのような形をさせてもらってます」と理解を求めました。ヒカルも「ここからがスタートライン」だとして「一生犯罪とは無縁の生活を送っていってください」とエールを送りました。塚本氏が「明日から仕事頑張りましょう」と声をかけると、田口も「今日寝て切り替えて明日から頑張りたいと思います」と応じています。

対談を終えヒカルは、田口の様子に「安堵もあった気がしますね」とコメント。田口を引き取ったことについて、「色々言われましたけど結果良かったなと思いますね」と振り返り、自身が手を差し伸べていなければ「更生という道を選んでなかった可能性も全然あるんでね」と話します。こうした対応ができたのも会社の手厚いサポートのおかげだと塚本氏を称賛。田口を入社させたのは「金のためですか？」とストレートに尋ねると、驚いた塚本氏は「いえ…いえ！…社会のためです！」とつまりながらも返答し、周囲の笑いを誘いました。

コメント欄には

田口くんはいけない事をしましたが、本当に周りに助けられていますね。その気持ちに応えようとしてる田口くん。何年経っても言われるかもしれないけど、人に手を差し伸べれる人になってね

たくさんの人に助けて貰ったのでこれからは感謝の気持ちは忘れないで欲しいです。言われなくてもきっと分かってると思います。私達もつい忘れてしまうときがあるので！頑張って下さい。

とエールを送るコメントが多く寄せられています。