現役生活19年に終止符、“アイドル渡り鳥” 金澤有希がマイクを置く理由
SUPER☆GiRLSの金澤有希が2023年2月10日に開催されるコンサートでグループを卒業する。2004年に北海道のアイドルグループ・Touchのメンバーとしてキャリアをスタートさせた金澤は、10年にAKB48のオーディションに合格して研究生入り。将来を嘱望されたものの、惜しまれつつグループを離れる。12 年にはエイベックスのアイドルプロジェクト「iDOL Street」内で結成されたGEMのリーダーに就任。同グループが解散すると、今度は同じiDOL StreetのSUPER☆GiRLSに加入。つまり今回の卒業は4回目となるのだ。こうしたキャリアから、金澤のことを「アイドル渡り鳥」と評する者も多かった。
「卒業を発表してからも『本当に辞めるの? どうせ復活するんでしょ?』とか言われることがすごく多くて(苦笑)。今までのことを考えると、それも仕方ない話ではあるんですけどね。でも、今回ばかりは本当に最後です。やり切ったなという満足感でいっぱいだし、後悔なんて絶対しないはずですから」
卒業にあたっては、年齢のことも理由になったという。金澤は来年6月に30歳を迎える。ここをひとつの区切りと考えたのだ。しかし今はアイドルの“選手寿命”も長くなる傾向があり、30歳を超えて現役を続ける者も目立つ。Negiccoやでんぱ組.incには結婚や出産を経てアイドルを続けるメンバーもおり、ファンもこれを支持している。時代は確実に変わりつつあるのだ。
「もちろんそういったことは私も知っていますが、私の場合はアイドルを始めたときの年齢が若かったので(10歳)、ベテラン感が出ちゃう部分はあったかもしれません。それに加えて大きかったのは、SUPER☆GiRLSというグループの特徴ですよね。“キラキラしたフレッシュな女の子”というのが最大の魅力だと思っていて、今後のことを考えると若い子たちが中心であるべきだと考えたんです。この卒業は昨日・今日で思いついた話ではなくて、かれこれ2年くらい考えて出した結論でした」
SUPER☆GiRLSは2013年に日本武道館で公演を行っている。近年、メンバーは「2度目の武道館」を想いながら活動を展開してきた。4年の在籍期間中、その目標を達成できなかったことをは「志半ば」と金澤は表現する。
「正直、悔しい気持ちもありますよ。でもフレッシュなメンバーがグループに新しい風を吹かせたほうが、現実的にはより武道館に近づけると思う。今度、オーディションによって選ばれた6期メンバーも新たに入りますし。今、スパガは変革のときなんですね。ある意味、躍進のチャンスじゃないかと考えています」
今後の進路については考えつつ、とりあえず正月は実家で母の手料理に舌鼓を打ちながら、大好きな駅伝を観るつもりだという。本人としては、何らかの形でアイドルに携わっていくという希望もあるようだ。たしかに金澤の今までのキャリアを考えると、後進の指導に当たる姿は容易に想像がつく。そこでアイドル予備軍や志願者に対するアドバイスを聞いてみると……。
「まずオーディションを受けようかどうか迷っているなら、とりあえず受けてみたほうがいいと思います。もちろん歌とかダンスはできるに越したことはないけど、何よりも大事なのは情熱とか熱意ですからね。アイドルに憧れている自分のリアルな気持ちを大事にしてほしいな。そしてデビューがゴールでは決してないから、“その先”のことも見据えておくといいかもしれない」
ここまで一気に語ると、金澤は一息置いてから「アイドルにとって一番大事なのは感謝の心」とポツリつぶやいた。
「めちゃくちゃ綺麗事に聞こえるかもしれないけど、絶対、感謝の気持ちだけは忘れちゃいけないと思うんです。それは誰に対してもそう。メンバーに対しても感謝。スタッフさんに対しても感謝。親に対しても感謝。もちろんファンの方に対しても感謝。出会ったすべての人に対して感謝するのは、当たり前のことで、“ありがとう”の気持ちを失ったら、アイドルとしては死んだも同然だと思う。ファンの方あっての活動だということは、後輩がアドバイスを求めてきたら何百回でも言い続けたいですね」
今すぐにでも指導者になれそうな抜群の説得力だが、こうした金澤の「ファン第一主義」は配信をやることでさらに強固になったという。メンバーの中でも金澤は配信に力を入れていることで知られている。そこには明確な理由があるようだ。
「配信ってその日によって空気感も違うし、ファンの方が何を求めているのか敏感に察知する能力が必要なんですね。今日は自分語りをしたほうがいい日なのか? それとも、みんなとコミュニケーションを取ったほうがいいのか? ファンの方不在で自分の言いたいことだけ発信していたら、アイドルというよりは単なる歌って踊るだけの女の子じゃないですか。ファンの方がいるからアイドルが成り立つというのは、ここでも同じことが言えるんです。これって別に配信のテクニックを話しているわけじゃなくて、とにかくファンの方を第一に考えるということを徹底するべきなんです」
自分1人の力ではここまで来ることはできなかった。ファンを含めた周囲の支えがなかったら、アイドルはアイドルでいることすらできない。こうした確固たるアイドル哲学を持つ金澤は、同業者からもリスペクトされるようになった。記事後編では19年のアイドル人生を総括しつつ、自身とグループの未来についてシュート発言を連発してくれた。
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