

少女時代・ユナ、“演技ドル”の枠を超え飛躍「ビッグマウス」では最優秀演技賞も獲得

韓国のレジェンドガールズグループ“少女時代”のメンバーで女優としても活躍しているイム・ユナが「2022 MBC演技大賞」で「ビッグマウス」の演技を評価され、“最優秀演技賞(ミニシリーズ部門)”の女優部門を受賞した。また、視聴者投票で選ばれる“ベストカップル賞”も、同じく「ビッグマウス」の夫役・イ・ジョンソクと共に受賞。この他にも、映画「共助2:インターナショナル(原題)」で第43回青龍映画賞“人気スター賞”、第58回大鐘賞映画祭“助演女優賞”受賞、“少女時代”の5年ぶりのカムバックも話題…と、彼女にとって2022年は大充実の1年となった。女優としての活動だけでも、もはや“演技ドル”=演技をするアイドルの枠を超え一流の女優としての活躍を見せている。
主人公の妻役で強い女性を熱演
「MBC演技大賞」は、1年間に韓国のテレビ局「MBC」で放送された全てのドラマが対象となる年末の恒例イベント。“ミニシリーズ”とは、16話前後の構成のドラマを指す。
ユナが最優秀演技賞を獲得した「ビッグマウス」は、一発逆転を狙って引き受けた事件に巻き込まれて濡れ衣を着せられた三流弁護士・パク・チャンホ(イ・ジョンソク)が、収監された最凶の刑務所で生き残るため、また家族を守るために、稀代の天才詐欺師“ビッグマウス”になりすまして、事件の裏に隠された上流社会の巨大な陰謀を暴いていくクライムミステリー。
放送が始まると「本物の“ビッグマウス”は誰なのか」に関心が集まり、また、思わず「えーっ!?」と声が出てしまうどんでん返しの連続で先が読めない展開に視聴率は右肩上がり。2022年のMBCドラマ中、視聴率No.1を記録し、本授賞式で「今年のドラマ賞」も受賞した。日本では、ディズニープラス「スター」で現在独占配信中だ。
ユナは、主人公・チャンホの妻・ミホを演じた。全く身に覚えのない容疑で逮捕され、稀代の詐欺師“ビッグマウス”に仕立てられてしまった夫の濡れ衣を晴らす為、孤軍奮闘する看護師だ。聡明で凛とした強さがあり、夫を信じて、危険もいとわずに並々ならぬ行動力を発揮する。
天使のような外見からは想像できないほどの芯の強さを見せるが、内心は1人ぼっちで不安もあり、泣きたくないのに涙が止まらなくなってしまうこともあるような多面的な姿を見事に演じ切った。
2022年は歌手活動、映画、ドラマ…多岐に渡って大活躍
“最優秀演技賞”のトロフィーを手にした彼女は、多岐に渡る活動で忙しく過ごした中で、「ビッグマウス」に出会い、ミホとして生きていくだけでもとても意味のある時間だったと振り返った。そして「初めてのジャンルとキャラクターだったので正直、負担もありましたが、あまりにも多くの方々から本物のビッグマウスについて尋ねられるほどたくさんの愛を受けた上に、最優秀賞までくださって、忘れられない作品、1年になりました」と、ファンやスタッフ、共演者にお礼の言葉を述べた。
“ベストカップル賞”受賞は視聴者投票で決まる為、格別の喜びを見せた。2人は“チャンホ”と“ミホ”で視聴者から“ホホカップル”と呼ばれ、放送中から絶大な支持を受けていた。ミホ役のユナのキャスティングは、監督も望んでいたが、イ・ジョンソクの推薦もあって決まった。共演は初めてだったが、元々“少女時代”のメンバーのヒョヨンと彼が親しく、知らない仲ではなかったので、ラクに撮影できたんだそう。彼女はジョンソクに、自分を推薦した理由をきいたことがあり、「キミとよく似合うと思った」と言われたそうだ。受賞のコメントでも彼は「チャンホにとって、ミホが動力のようなものでした。頼りながら撮影しました」と、ユナに感謝の気持ちを伝えていた。
「ミホのように、思ったら直進するところは似ています」
ユナはインタビューでミホについて「みんながチャンホを“ビッグマウス”と言っても、彼は違うと信じているのが、素敵でした。どれほどチャンホを愛せば、あんなに確固たる信頼ができるのかと思いました。強いミホのようになりたいです。もし私なら、彼を“ビッグマウス”だと少しは疑った気がします。“違う。でももしかして…?”って」と笑いながら語っていた。誰が本物の“ビッグマウス”かは、撮影中盤までユナ自身も知らなかったそう。
演技面では「回想シーンでは、チャンホとのラブラブな様子や家族との愛情を見せるように努力しました。チャンホが刑務所に入った後は、完全に夫を信じながら、強靭で賢明な姿を表現しました。あと、看護師の使命感を表現することにも重点を置きました」と役作りを明かし。
自分と似ているところは「外見」と冗談を言った後、「ミホのように思ったら直進する面はありますね。でもミホは実際の私よりはるかに大胆でアクティブです。演じている間は、私自身も普段よりアクティブだったようです。自分では役柄に影響されないタイプだと思ってたんですが、周りから見るとそんな変化があったようです」と振り返っていた。
実際に刑務所にも初めて行ってみて、作品の雰囲気がよく感じられて、知らないうちに没頭して演じ、ミホが事件を暴く姿が緊張感を持って表現できたそう。記憶に残っているシーンは刑務所で暴動が起きる場面。「ベッドを押したり麻酔剤を差し込んだり、激しいアクションじゃないけど、ミホの緊張感が最高潮に上がりました。あと、チャンホが死んだと思って叫んだ後、生きていることがわかったシーンでは、ミホとしての感情の幅が大きくて印象深かったです」と回想した。
2023年も話題作主演が続々決定
2022年に多くの賞を受賞し、「演技ドル」の枠を完全に抜け出し、女優として確固たる地位を築いたユナは、2023年もアン・ボヒョン共演の映画「2時のデート(原題)」、2PMのジュノと共演のドラマ「キング・ザ・ランド(原題)」と、ロマンスコメディに続けて主演するなど、話題作が続々と決定している。
「結果よりは過程でどのように変わるかと思いながら作品を選んでいます。いつも作品を選ぶたびに、どんな新しい姿をお見せできるか、どんな成長ができるかと悩みます」と語るユナは、「今は少しずつ作品を積み重ねながら歩いていると思います。やっとスタート段階であり、俳優というタイトルに慣れてきた感じ。褒められたらもっと頑張ってやりたいです。応援するファンが居る、ということだけでも元気が出ます」と、ファンの応援を力に大女優への階段を着実に昇っている。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部
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