書籍解説YouTuber、新たな動画スタイルを1週間で撤回「私の大きな見当違い」「私の力不足」と反省の弁

2022.12.27 18:03

提供：ユーチュラ

12月26日、「サラタメさん」（登録者数69万人）が「サラタメ、撤退します。」と題した動画を公開。変えたばかりの動画スタイルを元に戻すと報告しました。

新たな試みも不評の声が多数

サラタとは、難しい書籍や複雑なニュースを要約・解説するなど、ビジネスマンに役立つ知識を発信しているYouTuber。「ホワイトボートアニメーション」スタイルで解説をし、流し聞きでも理解できる音声コンテンツを投稿しています。

そんなサラタメは、今月19日に「【一撃で悩みをゼロに】超ベストセラー『反応しない練習』を日本一ホットに解説してやろう」という動画を投稿。いつもの動画スタイルとは打って変わって、「サラタメ第二形態」というムキムキのサラタメと、「オッチー」という落ち武者のような髪型をしたサラリーマンの2人のキャラクターが掛け合いする解説動画を公開しました。

この新たな試みには、視聴者から「素晴らしい試みでした！面白かったです！」「面白くて見やすかったです！」と肯定的な意見が寄せられる一方で、「いつもの方が好きです」「もとのサラタメさんの落ち着きのある声が大好きです！」「聞き流しが難しくなりました」などの意見が集まることに。「いつものサラタメさん」を求める視聴者が多く見受けられました。

これを受け25日、サラタメは自身のYouTubeチャンネルを更新。「サラタメ第二形態」スタイルの動画から撤退すると発表しました。

視聴者からのフィードバック受け迅速な軌道修正

「サラタメ第二形態」は、サラタメが2カ月以上準備してきた“本気の実験”で、従来の動画よりもエンタメ要素を増やしつつ情報発信するのが目的だったのだとか。再生回数や情報発信の仕方に「満足できていなかった」ことや、元来のホワイトボートにアニメーションでの発信にマンネリを感じていたことから、新しい動画のスタイルにチャレンジしたそう。

サラタメは、自信があるという動画の台本に加え、ナレーションやエンタメ要素も充実したかったといい、声優・イラストレーター・編集・ディレクターなど、その手のプロたちを起用して取り組んだといいます。サラタメは「本気で取り組みましたし、今後もガンガンこれで更新する予定だった」と挑戦に対する覚悟を明かしつつ、「自分の能力以上のところを求めてしまった」として、“大スベリ”してしまったと振り返りました。

視聴者からのフィードバックで、視聴者が求めているものを履き違えていたことに気がついたというサラタメ。視聴者の期待を超えられるほどの力がなかったといい、「私の大きな見当違い」「私の力不足」としてサラタメ第二形態の撤退を決断。ただし、もう制作済みの動画の投稿した後、第二形態スタイルを終了すると説明しました。

今後の動画については、今まで以上に更新頻度を上げて「サラタメがガンガン喋ります」として、元の動画スタイルで視聴者の期待に応えていくとしました。

視聴者からは、「柔軟にしかもスピーディーに軌道修正されてかっこいいです！頑張ってください！」「視聴者のコメントを早期キャッチして行動されるサラタメさんが流石すぎます」「PDCAサイクルまわしまくって素晴らしすぎます！」など、サラタメの行動や判断力に称賛する声が集まりました。