(左上から時計回りに)小栗旬、多部未華子、川口春奈、有村架純、黒島結菜、上白石萌歌、山下智久、竹内涼真、清原果耶、菅田将暉(C)モデルプレス

読者が選ぶ「2022年のベスト日本ドラマ」トップ10を発表【エンタメアワード2022】

2022.12.28 12:00

モデルプレスでは、2022年末特集として「あなたにとって、2022年の“ベスト日本ドラマ”は?」というテーマで読者アンケートを実施。毎クール実施している「今期最もハマっているドラマ」アンケートのトップ5に入った20作にNHK朝の連続テレビ小説と大河ドラマを加え、計23作で頂上決戦を行った。読者が選ぶ「2022年の“ベスト日本ドラマ”」トップ10を発表する。


モデルプレス読者が選ぶ「2022年の“ベスト日本ドラマ”」トップ10

読者が選ぶ「2022年の“ベスト日本ドラマ”」トップ10(C)モデルプレス
読者が選ぶ「2022年の“ベスト日本ドラマ”」トップ10(C)モデルプレス
1位:【秋】「silent」(フジテレビ系)
2位:【春】「マイファミリー」(TBS系)
3位:【夏】「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」(TBS系)
4位:【大河ドラマ】「鎌倉殿の13人」(NHK)
5位:【秋】「クロサギ」(TBS系)
6位:【夏】「六本木クラス」(テレビ朝日系)
7位:【冬】「ファイトソング」(TBS系)
8位:【春】「正直不動産」(NHK)
9位:【冬】「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)
10位:【春】「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)

投票期間:2022年12月16日~24日


1位:「silent」

川口春奈/「silent」第5話より(C)フジテレビ
川口春奈/「silent」第5話より(C)フジテレビ
1位に輝いたのは、女優の川口春奈とSnow Manの目黒蓮が共演し、22日に最終話を迎えたばかりのフジテレビ系木曜劇場「silent」。全11話中9話がTwitterの世界トレンド1位、見逃し配信が歴代最高記録を更新、聖地巡礼が流行し、多くの芸能人がハマっていることを公言するなどブームを巻き起こした。

主人公の紬(川口)がかつて本気で愛した恋人である想(目黒)と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリーで、メイン2人以外のサイドストーリーもしっかり描かれた恋愛模様、若年発症型両側性感音難聴を患う想を演じた目黒始めキャスト陣の繊細な演技、セリフから小道具まで伏線が散りばめられた演出など、毎話放送後に語りたくなる魅力が凝縮。テレビ離れが深刻な若年層の心もガッチリと掴み、「こんなにハマったドラマは久しぶり」「TVerで何度も繰り返し観た」といった声が寄せられた。setuna

鈴鹿央士、川口春奈/「silent」第3話より(C)フジテレビ
鈴鹿央士、川口春奈/「silent」第3話より(C)フジテレビ
<読者コメント>

・「こんなにも色んな登場人物に感情移入してしまうドラマが初めてで、視聴者が号泣してしまうほどのキャストの方の演技や演出が凄いなと感じたからです」

・「ちょっと圧倒的過ぎますね、リアタイして全録で観てTVerで観て…何度観させるのかこのドラマは、というレベル感です。凄すぎる」

・「普段はほとんどドラマを観ない私ですが、毎週欠かさず楽しみにして観ています。初回から泣かない回はなく、こんな素晴らしいドラマを観ることができて幸せです。特に目黒蓮さんの演技が最高です。彼以外が想君の役ならここまで感情移入できなかったと思います。きっと他の皆さんも同じ気持ちだからこそここまでの社会現象にまでなったと思っています」

・「自分の価値観や考え方から考えさせられるものがあったし、今までの勝手に抱いてた偏見などが覆された。自分の周りには難聴の人はがいないから非日常のような感覚もあったけど自分の日常のすぐそばにあるものだと実感した」

・「これ程感情移入して毎回涙腺崩壊するのに誰も悪くないと思わせるストーリーが良かった。ドラマの世界から抜け出せなくなりました。ずっと観ていたいです」

2位:「マイファミリー」

多部未華子/「マイファミリー」第9話より(C)TBS
多部未華子/「マイファミリー」第9話より(C)TBS
ラブストーリーながら考察や伏線回収を楽しめる要素があったのは「silent」ならではといえるが、やはり近年はリアルタイムで視聴したくなる考察要素がヒット作の共通点としてあげられる。

2位となった嵐の二宮和也主演のTBS系日曜劇場「マイファミリー」も春クールに話題をかっさらった。誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていく先の読めないノンストップファミリーエンターテインメントで、考察に夢中になる人が続出。

誘拐の連鎖に巻き込まれていく展開はもちろん、誘拐事件を通じて描かれる家族の再生や友情といった温かいストーリーで幅広い世代の心を掴み、「毎週翌日は学校OR職場で話題になった」という意見も多かった。

賀来賢人、濱田岳 「マイファミリー」第8話より(C)TBS
賀来賢人、濱田岳 「マイファミリー」第8話より(C)TBS
<読者コメント>

・「全ての回で驚きがあった。終わりで『えっこの人がなに!?』って毎回思ったから」

・「二宮くんを筆頭に説得力ある役者陣の演技、新しいストーリー展開、見事でした」

・「毎回リアルタイムで観て、その後もリピートしながらの謎解き考察に眠れなくなるほどハマりました」

・「年齢も幅広く支持され、職場でもかなりの話題に上がっていたので、各俳優さんファン以外の方も見ていた作品だなと感じたからです」

・「ハラハラもドキドキも親子愛も友情も味わえる作品。二宮和也さんを、はじめとする俳優の演技がすばらしく先の読めない展開に翻弄させられた!」

3位:「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」

有村架純、中村倫也「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第2話より(C)TBS
有村架純、中村倫也「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」第2話より(C)TBS
3位は、夏クールから女優の有村架純と俳優の中村倫也がW主演を務めたTBS系金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」。

4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメント。プロデュースと演出は「最愛」(TBS系/2021年)「アンナチュラル」(TBS系/2018年)などヒット作を連発してきた新井順子×塚原あゆ子コンビということもあり放送前から期待値が高かったが、毎回小さな町の珍トラブルから大きな社会問題に斬り込んでいくという内容が「今までのリーガルものとは全然違った!」「ありきたりのヒーロー的な弁護士ドラマとは一線を画す内容」と高く評価されていた。

有村架純、赤楚衛二「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(C)TBS
有村架純、赤楚衛二「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(C)TBS
<読者コメント>

・「有村架純さん演じる石子と中村倫也さん演じる羽男のコンビが観ていてとても楽しく、訴訟内容も身近なもので固められており、非常に勉強になりました。お2人のアドリブのようなお芝居が物語を彩っていて本当に素敵でした」

・「最後に羽根岡先生が石子ちゃんに傘をさしてあげたシーンが印象的で今でも忘れられない」

・「今までのリーガルものとは全然違って、身近な話題を扱っていてとてもタメになりました。キャストさんが全員ピッタリすぎて、毎週とーっても楽しみでした!今年イチ最高のドラマです!」

・「現代の問題点で気付かされることがたくさんありました。中村さん、有村さん、赤楚さんの関係性が新しくすてきな結末でした」

・「今までに無い身近に感じられた町弁を伝えてくれたドラマでした。石子さんと羽男さんの絶妙な会話に実直でちょっとズレてる大庭くんがガッチリハマってリズム感の良いドラマでした。是非続編が見たいです」

4位:「鎌倉殿の13人」

小栗旬(C)モデルプレス
小栗旬(C)モデルプレス
4位に、18日に最終話が放送された小栗旬主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」がランクイン。

地方の無名武士から鎌倉幕府の最高権力者に上り詰めていく北条義時の人生を描いた本作。小栗が、周囲に振り回されがちな明るくて純朴な青年が鎌倉を守るべく犠牲を厭わない冷酷な人物へと変貌していく生き様を演じきり、まるで別人かのような豹変ぶりの熱演で圧倒。ダークヒーロー像を確立し、毎週の放送ごとにTwitterで世界トレンドを席巻した。

小栗を始め、新垣結衣、大泉洋、小池栄子、坂口健太郎など豪華キャストが歴史的偉人を人間臭く演じ、暗殺など残酷な展開も続く中、三谷幸喜脚本ならではクスッと笑えるコメディ要素も光り、1年間飽きさせず視聴者を熱中させた。

<読者コメント>

・「興味がなかった鎌倉時代に興味を持つほどめちゃくちゃハマってます。主演の小栗旬さんの過去作品を見返すほど小栗さんの演技の虜です」

・「1年間1回も欠かさずに観たドラマです。歴史に興味のなかった自分が、まさか聖地巡礼までするくらいのめり込むとは…」

・「容赦なく登場人物が死んで鬱々としたストーリーなのに、毎回どこか笑えるポイントがあり、またどのキャラクターも魅力的だから。三谷幸喜さんのバランス感覚に驚いた」

・「これほど魂を揺さぶられたドラマはない。1年が短く感じる。あと5年続けて欲しいくらい。登場人物がこんなにも立体的に描かれた魅力的かつ人間臭いドラマは他に類を見ないと思う。脚本、スタッフ、俳優の見事なチームワークが感じられた」

・「今まで観た大河ドラマで一番面白い!!シリアスな場面の合間にくるコミカルな場面が大好きでした!登場人物一人一人にそれぞれ良さがあって、回を追うごとに亡くなっていってしまうのがもどかしかったり切なかったり、毎回のように心が揺さぶられていました!豪華な俳優さんたちがそれぞれ登場人物になりきって演じているのも素晴らしいです!まだまだ三谷幸喜の伏線に気付いていないものがたくさんあると思うので、何度でも観たいです!」

5位:「クロサギ」

黒島結菜、三浦友和/「クロサギ」第3話より(C)TBS
黒島結菜、三浦友和/「クロサギ」第3話より(C)TBS
5位も秋クールからで、23日の最終話が記憶に新しいKing & Princeの平野紫耀主演のTBS系金曜ドラマ「クロサギ」(毎週金曜よる10時~)。詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語である。

令和版として現代の詐欺を扱った痛快なストーリーと、平野の卓越した演技力に魅了されたという声が多数寄せられた。

黒島結菜/「クロサギ」最終話より(C)TBS
黒島結菜/「クロサギ」最終話より(C)TBS
<読者コメント>

・「詐欺をテーマに壮絶な過去を持つ主人公が詐欺しかえし、爽快に解決していく。犯罪者である彼だがとても温かく切なく救ってあげたい。と思わせる平野紫耀さんの当たり役」

・「平野紫耀くんの演技が別格!!目や声色で感情が伝わってくるの本当にすごいです!!物語も実際にある詐欺が題材になっていて、こういう騙し方があるのかと勉強にもなるからです!!」

・「巧みな詐欺が横行する時代にクロサギが注意喚起となり今改めてやる意味がわかりました。何より毎話面白く1時間があっという間でキャスト脚本演出全てがマッチしていて久しぶりに夫婦でハマったドラマ。主演の平野紫耀くんの七変化も楽しんでいます」

・「原作は読んだこと無かったけどキャストの皆さんの演技に圧倒されてドラマも大好きだけど原作も大好きになった作品だったから」

・「山Pのクロサギとはまだ全然違い、新しいクロサギとして新鮮でハラハラドキドキな展開、平野紫耀くんの演技力に圧巻でした」

6位~10位の読者コメント紹介

竹内涼真/「六本木クラス」第5話より(C)Kwang jin/tv asahi
竹内涼真/「六本木クラス」第5話より(C)Kwang jin/tv asahi
平手友梨奈、竹内涼真 「六本木クラス」最終話より(C)Kwang jin/tv asahi
平手友梨奈、竹内涼真 「六本木クラス」最終話より(C)Kwang jin/tv asahi
6位:「六本木クラス」(テレビ朝日系)

<読者コメント>

・「放送前の賛否から役者さんの努力と演技力で人気ドラマに変え多くの方がロスになるくらい心に残る作品になったので選ばせて頂きました」

・「復讐劇だが暗い展開にはならず、主人公や周りのキャラクターが壁を乗り越えていく過程が爽快だった。ファッションも毎回楽しめた」

・「復讐、恋愛、下剋上、サクセスストーリーを絶妙のバランスで魅せたドラマ。個性的なキャラクター達も魅力的で、とくに葵、優香、りくは男前な性格なのが良かった。竹内涼真は情に厚く真っ直ぐな青年やらせたら右に出るものがいないと思う」

清原果耶、間宮祥太朗/「ファイトソング」第3話より(C)TBS
清原果耶、間宮祥太朗/「ファイトソング」第3話より(C)TBS
清原果耶、間宮祥太朗/「ファイトソング」最終話より(C)TBS
清原果耶、間宮祥太朗/「ファイトソング」最終話より(C)TBS
7位:「ファイトソング」(TBS系)

<読者コメント>

・「不遇な生い立ちに関わらず後ろ向きでは無い主人公が好きでした。周りの人たちのキャラクターも個性的でクスッと笑えるところが良かったです」

・「同じ武道を習う身として試合前にお気に入りの曲を聴いて元気づけられたというのが共感できたし、そこでその作曲家に会えちゃうあたりがドラマチックだけど素敵で毎回元気づけられた!特に慎吾ちゃんの真っ直ぐな想いにも強がってしまうけど繊細でピュアな凛ちゃん、何より四角関係が前向きなハッピーエンドになったのがすごくいい」

・「第1話の果耶ちゃんの涙の演技が凄すぎた。恋愛要素はもちろん、温かい人間模様やセリフの数々に明日も頑張ろうと背中を押してもらいました」

山下智久(C)モデルプレス
山下智久(C)モデルプレス
8位:「正直不動産」(NHK)

<読者コメント>

・「幅広い世代に不動産という分かるようで実は知らないことを分かりやすく楽しく感動的にドラマ化してくれました。円盤化にもなり将来の家族のために購入しました。また、シーズン化して頂きたいドラマでもあります」

・「山下さんのコメディーセンスと主役としての力が光ってました!毎週火曜日が待ち遠しかった!脇を固める俳優さんも適材適所でいきいきしていました」

・「3回にわたる再放送、過去のNHKドラマの配信で過去最高の視聴回数を記録したと数字を見ても大ヒットした作品な上に、キャスト、スタッフ、脚本含め全てが素晴らしかった」

菅田将暉、永山瑛太/「ミステリと言う勿れ」第3話より(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン
菅田将暉、永山瑛太/「ミステリと言う勿れ」第3話より(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン
菅田将暉、伊藤沙莉/「ミステリと言う勿れ」第8話より(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン
菅田将暉、伊藤沙莉/「ミステリと言う勿れ」第8話より(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン
9位:「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)

<読者コメント>

・「ただ面白いだけでなく今の日本の姿や今後の自分について考えさせられることが多くあった」

・「素晴らしい原作の魅力を損なうことなく、忠実に実写化したドラマの成功例だと思います!主人公の整くんが実際にいたら間違いなくこんな感じだよな!と心から納得してしまう菅田将暉さんの演技の素晴らしさ。このドラマの成功の秘訣はそこに尽きるのではないかと思います」

・「菅田将暉さんの整くん最高でした、整くんの言葉には救いがあり今の世の中に響いたと思います」

上白石萌歌/「金田一少年の事件簿」第5話より(C)日本テレビ
上白石萌歌/「金田一少年の事件簿」第5話より(C)日本テレビ
沢村一樹/「金田一少年の事件簿」第1話より(C)日本テレビ
沢村一樹/「金田一少年の事件簿」第1話より(C)日本テレビ
10位:「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)

<読者コメント>

・「歴代全て観てますが、今回の謎解き、トリックの説明の長台詞の5代目一ちゃん、お見事でした」

・「大好きな金田一シリーズであり、昨今のミステリーにはなかった日本のホラー、不気味さが面白かった」

・「伝統的なドラマを続けることの大変さを実感した。5代目金田一のみっちーも伝統にとらわれることなく、道枝金田一を築くことができていた」(modelpress編集部)

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