佐藤健、初のアートブックで世界的フォトグラファーとコラボ「これまでにはない自分が引き出された」<Beyond>
2022.11.14 05:00
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俳優の佐藤健が、一生に一度の挑戦として、ニューヨークを拠点とする世界的フォトグラファーのマリオ・ソレンティと、パリを舞台にコラボレーションし、ユニバーサルな写真作品を記録した初のアートブック「Beyond」を発売することが決定。Co-LaVo Official Shopにて14日12時より受注開始となる。
佐藤健、初のアートブック「Beyond」完成


その背景には、昨今、地球や世界が変容し、さまざまな制限のもと身動きがとりづらいからこそ、ここを「超えて」、できることにトライしたい。あらゆるカルチャーや時代の交差点の真ん中に佐藤が立ち、いろいろなアーティストと交わる仕事を、こういう時勢だからこそ、取り組んでみる。そんなすべての人に届けたい希望を宿したアートブックが完成した。
多忙な両者が2022年9月のたった2日だけパリに集うことができたセッションは、早朝から午前0時を回るまで、マリオのエモーションにこれまで自身を培ってきたすべてをもって一歩も引くことなく佐藤が応え続け、互いのクリエイティブが繋がり合う現場となった。
コロナ禍の撮影でありながら、コラボレーションの相手にあえて海外のフォトグラファーを迎えた理由は、佐藤がその圧倒的な建築をリスペクトする世界的建築家の安藤忠雄との取材を通した対談で、「この先、人口が増えて環境が侵食され、異常気象による巨大災害が頻発するなど困難な時代がきたとき、国境を超えた人々の心がひとつになれるように、“地球で共に生きている”という意識を、分野を超えたテーマとして、俳優という職業を通じて世界へ発信していってほしい」という言葉を託されたことがひとつのきっかけに。
撮影の地をパリとしたのも、安藤の長年の挑戦が成就した現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」の空間とのコラボレーションを、佐藤が望んだことにある。一方で、佐藤の2023年のトラベローグ・カレンダーはタイトルを「Origin」とし、自身もまた圧倒的であることを諦めることなく挑んだ「Beyond」のまさに“原点”として、安藤建築に初めて触れた瀬戸内・直島を再訪している。
佐藤健、アジアへの意識が投影されたデザインに
アートブックのデザインは、台北を拠点に国際的に注目を集めるアジアを代表するアートディレクター、アーロン・ニエ(聶永真)に依頼。以前から「世界に向けて、まずはアジアで火がつく日本発のドラマを作ることが、明快な目標」と語る佐藤のアジアへの意識が投影されている。デジタルが表現の最前線にあり続ける今の時代に、写真というフィジカルなアートとユニバーサルなクリエイティブが、佐藤の現在、分野や世界、過去や未来、あらゆる枠を「超えて」、共に次の時代を圧倒的に生きようとしている人の心もまた、ひとつにすることへ願いが込められている。(modelpress編集部)
佐藤健コメント
初日にマリオから一発目のシチュエーションでの写真を見せてもらった段階で、“この人にすべてを任せたい”と思えました。そこには今まで撮ってもらってきたどんな表現とも違うオーラのようなものが感じられて、本気でぶつかっていきたいなと。結果、僕としては悔いが残らないほど出し切ったつもりだし、マリオの人間力とカメラの前ではどんどん内面や自分をさらけ出していきたくなる感覚もあって、実際にこれまでにはない自分が引き出された写真を残してもらったと感謝しています。そういう意味で今回の『Beyond』は、過去の自分の写真集とは別のもので初めてアートとしての写真に挑んだ作品集であり、同時にマリオの作品集でもある。これまでの写真集や自分の作品はあまり目につく場所には置いていないんですが、今回のアートブックは家のリビングに置いておきたいものになる気がしています。
マリオ・ソレンティコメント
Takeruはとても親しみやすい人です。そして彼はあるすごい資質を持っていて、その瞬間瞬間、(実際よりも)若く見えるのかそれとも年上に見えるのかわからなくなるのです。変幻自在、というか。一人の人間の中でこの2つの強い個性が同居している様子を見るのは、とても面白かったですね。彼はとても直感的で、かつとても繊細で、「多くの詩人やアーティストにとってのヒーローで、彼らにインスピレーションを与えたアルチュール・ランボー風のキャラクターを、Takeruに演じてもらえたら」という私の中のファンタジーや、私たちがこの写真で叶えたいと思っていたことを非常によく理解していたと感じました。そしてそれらのイメージを作り上げていくためにとてもオープンで、寛大に撮影に臨んでくれました。
【Not Sponsored 記事】
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