森みはる(26時のマスカレイド)が2nd写真集、ニジマス解散について語った

森みはる、ニジマス解散と自身の今後「『芸能はもうやらないかな』と思った」

2022.10.24 08:10
森みはる(26時のマスカレイド)が2nd写真集、ニジマス解散について語った

26時のマスカレイドの森みはるが、2nd写真集「Lastart」(扶桑社)を10月24日に発売。26時のマスカレイドは、10月30日(日)を持って解散することが発表されており、“ニジマス”森としての最後の写真集となる。グループの解散と共に、自身の芸能活動の終わりも意識したという森。写真集に込めた思いや現在の心境、ファンやメンバーに対する考えを素直に語ってもらった。

「やり残したことがないようにしたい」と写真集発売

――今回の写真集はグループの解散が決まった後、7月頃に撮影されたとのことですが、1st写真集とは心境の変化もあったのでは?

解散が決まってこれからのことを考えた時、最初に「芸能はもうやらないかな」と思ったんです。「私は10月までなんだ」と考えた時に、グループとしてもそうだけど、個人としてもやり残したことがないようにしたいなと思いました。それで、1st写真集の撮影がすごく楽しかったので、「2nd写真集を出したいです」とお願いしたんです。解散前、活動している内に出したいということもあって、スケジュールはタイトでした。

――アイドルとしての最後を意識した写真集だったんですね。

1st写真集の時も、アイドルである“ニジマスの森みはる”として声を掛けていただいたので、「アイドルをやっている今の自分を写真集という形で最後に残しておきたい」という気持ちがありました。みんなが好きでいてくれた“アイドルの私”として、最後の姿を忘れないでいてもらえたらいいなと思っています。

今回の撮影では、楽しい私の姿をたくさん収めていただいていますが、きっとそういう姿がファンの方にも喜んでもらえるんじゃないのかなと思っています。もしなかなか会えなくなったとしても、見返した時にいっぱい笑顔の写真があった方がみんなも元気が出るのかなと思って、とにかく楽しむという気持ちだけで挑みました。

私は欲張りでわがままだから…

――それから少したって、現在は今後についてのどう考えていますか?

今はまだ、他にやりたいことが見つかっていないから、自分にできることとできないことを考えると、今まで芸能しかやってきていない私から芸能を取ったら何ができるんだろうということも思うんです。

今後、「私はこれをやりたい」「こういう人になりたい」と強く思えるものがあれば、それが芸能だとしても芸能じゃないとしても決断するのかなとは思うんですけど、もともと無趣味ということもあってやりたいことがなかなか見つからない。少しくらいは休憩しようかなとも思うけどずっと休憩しているわけにもいかないし、生きていくために何かするならば、やっぱり「芸能しかやったことないな」という気持ちも出てきます。

事務所には「辞めます」とまで言いましたが、これまでずっとやってこられたのはこの環境が自分に合っていたからなのかなって。メンバーもマネージャーも社長も、いろいろな所で出会う現場のスタッフさんもすごく温かくて優しい人ばかりなのは、このお仕事の良いところだなとすごく思うんです。ファンの方に応援してもらえるのも当たり前のことではないし。

私は欲張りでわがままだから、「辞めたい」とは言ったけど、結局自分にできるのはこれなのかなとも思うんです。だから、もしかしたらこれからも芸能を続けるかもしれないけど、いつか“やりたいと思う何か”が見つかったら、ふわっといなくなるのかもしれません。先のことは分からないけど、その時にまたファンの方が悲しむのなら、期待させずに今見切りをつけた方がいいのかなとか。いろいろ考えてしまいます。

ファンから届くメッセージは温かいものばかり

――解散を発表した後、ファンの方の反応はどう受け止めていましたか?

解散を発表した日は、特にSNSを見ないようにしていました。悪いことが書かれるとか、そこまで思っていたわけではないんですが、ちょっとでも傷つく言葉が目に入ったら、いつも以上に刺さってしまいそうだなと思って。

それでも、やっぱり反応は気になってしまってちょっと見てみたら、ファンの方のSNSでは「なんで」と。怒りも悲しみもたくさん感情が動いているのを見ました。解散については、自分の中でも消化した振りをしているだけで消化しきれていなかったり、悔しい気持ちももちろんあったりしたので、「そりゃそうだよね」とも思いました。

だけど、リプライやDMで私たちに向けて直接届けてくれるメッセージは全部温かいものばかりなんです。「みんなが決めたなら応援するよ」とか「最後まで頑張ってね」とか。そういう言葉がすごく多くて、感情はすごく揺さぶられているはずなのに、私たちには気持ちを整理して、我慢しながら言葉を掛けてくれているのかなと思って、すごく気を使ってくれているな、優しいなと感じました。

何も言えないのも苦しかった

――ネガティブな反応もあったのでしょうか?

もちろんありました。「まだ武道館に行ってないのになんで」とか。「私だってそうだよ」と言いたくなってしまいますが、言えないですよね。解散発表の前日は「明日お知らせがあります」と、渋谷のスクランブル交差点のビジョンなどで映像を流してもらったんです。ちょっと楽しみにしてくれていたり、「嫌な予感はするけど、そうじゃないよね」という感じの人もいたりして。そういう中での解散のお知らせだったので、「期待させておいて、こんなのはないだろう」という反応もありました。

もちろん気持ちは分かります。「そうだよね、そう思うよね」って。仲が悪かったとか、解散しろと言われたとか、そういう事実はないですし、ファンのみんなからしたらニジマスはこれからもどんどん大きくなるんだろうなと期待してもらっていたからこそ、「なんでなんだ」という感情は大きかったと思います。他のメンバーはどう思ったか分からないですが、私は「分かるな、そうだよな」という思いが大きかったから、何も言えないのも苦しかったです。

日本武道館に立ったことで解散への思いにも変化

――発表から現在(10月)まででおよそ半年ほどたちました。発表以降、念願であった日本武道館の舞台に立つこともかなえた皆さんですが、その後に心境の変化はありましたか?

やはり武道館に立てたことは私の中で大きくて、それから解散について、ちょっと消化できるようになっているのかなと思います。それがもしなかったら、分からないですね。ファンの人にも申し訳ないし、メンバーにも失礼だけど、今でも、もしかしたらずっと辞めたくなかったかもしれません。

今は一番大きな夢をかなえられたから、ネガティブな感情はないです。ファンの方も同じように思ってくれている感じはしていて、消化はできていないかもしれないけど、受け入れようとしてくれているのはすごく見えるし、気持ちを切り替えようとしている感じ。「悲しんでも仕方ないから最後まで楽しむって決めたよ」とか、そういうふうに伝えてくれる方もいます。

私、もしかしたらファンの方と同じ気持ちの動きをしているのかもしれません。決してネガティブな解散じゃないというのは大前提で、今でもどうしてもやっぱり許せない、嫌だと思ってくれる方は、全然その気持ちは変えなくていいと思うんです。私自身も、何年たってもずっとこのグループが好きだから、嫌だと思ってしまうのはしょうがないかなって。嫌だと思ってもらえるほど、その人の人生の中でニジマスの存在が大きくて、すごく好きでいてくれたんだなと思えるので、それに関してはありがたく、受け止めます。

ランジェリー撮影と食事の順番を逆に

――そんなふうにさまざまな感情が生まれる解散発表だったからこそ、写真集は楽しいものにされたんですね。

そうです。笑顔がたくさん詰まっていると思います。

――撮影の内容は、森さん自身がやりたいことをリクエストするようなこともあったのでしょうか?

そうですね。前回の写真集が10月の北海道だったので寒かったんです。それに海でのグラビアをやらなかったので、「そういえば海で撮っておきたいな」と思ったり。撮影地の神戸は地元なので、すごく心が安らぐんです。昔遊んでいた公園に行かせてもらったり、撮影はしなくても自分の家の前にも行かせてもらったり。結構わがままを聞いてもらいました。

ご飯をいっぱい食べたいから、本当は食事の後にランジェリーの撮影だったんですけど、たくさん食べるために撮影と食事の順番を逆にしてもらったり(笑)。何しに来たのって感じですよね。ご飯を食べに来たんじゃなくて、撮影しに来たんでしょって。そうやって言われたら「はいそうです。その通りです」ってなるしかないくらいのわがままをずっと聞いてもらっていました(笑)。

――1st写真集からの変化はいかがでしょう。大人な魅力などは出ましたか?

全体を通しては、ちょっと分からないですね。笑いすぎているし、遊びすぎているし(笑)。むしろ前回が大人っぽかったりアンニュイな表情を求められることが多かったんです。今回はそういうカットを求められる感じではなかったので、全力で遊ばせていただきました(笑)。だから、今回の方がより一層はっちゃけているのかなと思います。

ただ、ランジェリーカットの時は、私もはっちゃけている場合じゃないというか(笑)、自分の中でもここはさすがに前回より大人っぽい女性らしさみたいなものを感じてもらえたらなと思っています。グラビアの経験が少ないので、ポーズや見せ方はカメラマンさんに教わりながら、自分では表情とか仕草で大人っぽく見せることを頑張りました。

来栖りんは「オフショットのかわいい写真をいっぱい送ってくれる」

――メンバーの来栖りんさんも近い時期にフォトブック「りんとして。」を発売していますが、意識することはありますか。

全くしないです(笑)。でも、お互いにプライベートのことも仕事のことも、よく話しますよ。私はたぶん一番、来栖に話しているし、来栖もたぶん話してくれているものだと思っています。メンバーにも写真集を出す報告を改まってはしていないんですが、来栖にだけは言っていたんですよ。それで「お互い頑張ろう」と話していました。

撮影期間も被っていたので、今日は私が頑張ってくる、今日はあなたが頑張ってきて、みたいなやり取りもしていました。来栖はオフショットのかわいい写真をいっぱい送ってくれるんですよ。それを私がただただ褒める(笑)。来栖のフォトブックの会見前には、私はほぼ全カットを持っているくらいでした(笑)。

――森さんも送るんですか?

私は送らないです。私は人にオフショットとか見せない(笑)。来栖に関しては、来栖がグラビアをやったりソロの仕事をしたりした時に、私が毎回「見せて見せて」って言うから、言わなくても送ってくれるようになったんです。私は見たくてたまらないんです。来栖も「褒めてくれるんだったら見せてあげてもいいよ」って感じだから、私も「もちろん褒めますよ」みたいな(笑)。

メンバーへメッセージ「誘ってください(笑)」

――最後にメンバーへの思いも聞かせてください。

メンバーは本当に仲が良くて、5人でいるのが本当に楽しくて、楽しかっただけで頑張れたというか、それだけが全てでした。たとえ嫌なことがあったとしても「辞めたらこの4人に迷惑がかかるんだ」とすごく考えたし、4人と一緒にただただ過ごすのが楽しかったからずっとやってこられました。本当にメンバーには感謝しかないし、このメンバーで良かったなとすごく思います。

今後は、私はあまり人を誘えるタイプじゃないので、メンバーが誘ってくれなかったら私は会えないかも…。誰か誘ってね(笑)。えじ(江嶋綾恵梨)あたりが定期的に「みんなで集まろう」とか言ってくれるんじゃないかなって期待しています。誘った時に「え、忙しいんだけど」とか言われたら傷付いちゃうから、私は絶対誘えないので、メンバーさん、誘ってください。誘われたら絶対に行きますので、よろしくお願いします(笑)。

◆取材・文=山田健史

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