アナフィラキシーショック引き起こし、心無い発言も？ 難病女性から告発された元消防士YouTuberが“真実”を説明

難病の女性がレスキューハウスを告発

レスキューハウスは元消防隊員のタイチョーとユーヒの二人組YouTuberで、「助かる命を助けるための消防防災YouTuber」として災害や緊急時の対処法などを発信しています。

10月18日、「ノックチャンネル」（同12万人）のYouTube生放送にレスキューハウスの女性リスナーが出演し、レスキューハウスを告発していました。

女性は、化学物質によりアレルギー反応を起こし、最悪の場合は命に関わる珍しい難病を患っているとのこと。2021年からインスタグラムのDMを通じ、レスキューハウスに病気について相談していたそうです。するとレスキューハウス側から取材の申込みがあり、女性は胡散臭いと思って断ったそうですが、どうしてもと言われて今年8月に取材を受けたのだとか。

取材にあたっては、レスキューハウス側に危険な物質を予め伝えており、了承も得ていたとのこと。ところが当日、レスキューハウスは（危険性があると思われる）ヘアワックスをつけていたといい、態度もふてぶてしかったそう。さらに、「（女性が）死んでも後世に残る作品ができる」といった主旨の心無い発言もあったのだとか。帰り際にはこれまでの治療の写真や映像を勝手に持って帰られたとのこと。

女性は撮影後にアナフィラキシーショックで倒れてしまったそうですが、レスキューハウス側からは何の連絡もなかったといいます。そればかりか、ショックの原因となった化学物質を含んだ柔軟剤で洗濯した服を当日着ていたと明かされたのだとか。女性は今でもレスキューハウスの動画を見るとトラウマがフラッシュバックするといい、動画や画像の削除とともに謝罪を要求していました。

事実とそうでない点を詳しく説明

これを受けレスキューハウスは10月20日「【レスキューハウスの被害者】生配信動画についての真実をお話しします。」と題する動画を公開。冒頭、女性とは和解済みであり、この動画の内容は女性と事実確認をした上で投稿していると説明しました。

レスキューハウスによると、女性から初めてDMを受け取ったのは今年に入ってからだといい、しかも当初は難病についても知らなかったのだとか。その後やり取りを重ねる中で、病気のことを知って取材をオファーしたそうです。「女性の命が失われても、たくましく生きたその姿は多くの方の希望になる」と発言したことは認めましたが、取材時ではなく出演オファーの段階で言ったことだといい、この発言については、女性に直接謝罪したことを明かしました。

また、撮影時に着ていた服は柔軟剤で洗ったものではなく、タイチョーがつけていたワックスも、女性や両親に確認を取った上で撮影していたと説明しました。当日のタイチョーの態度についても、真摯に接していたことは女性とも確認が取れているとのこと。女性からは、生放送の雰囲気に飲まれて言ってしまったと釈明されたそうです。

女性が撮影後に倒れてしまったのは事実だと明かしますが、レスキューハウス側が帰った後であり、事実を知ったのは撮影の2日後だったと説明。連絡が来た際にはすぐに対応し、謝罪文も送ったとしています。倒れるきっかけになった成分は、タイチョーが使用していたシャンプーに含まれていたそうですが、具体的にどんな成分が問題になるかは、撮影中に初めて聞かされたとのこと。事前に確認しておけばよかったと反省の弁も述べています。

病気の状態などの写真は、以前からDMで何十枚も受け取っており、当日も女性の了解を得た上で受け取ったとしています。

レスキューハウスは、「何度も私たちから連絡するのも良くないのでは」と考えから女性とあまり連絡をとっていなかったそうですが、それが却って不安な思いを抱かせてしまうことになったといい、「撮影後すぐのアフターケアはもっともっと考えていかないといけない」とコメント。女性とはすでに和解していると再度強調し、誹謗中傷はやめてほしいと呼びかけました。

コメント欄には

事実やそうでないものをはっきりされたので安心しました。
レスキューハウスファンはわかってると思います。登録者数も増えてきていろんなことがあると思いますが、ひとつひとつ解決してレスキューハウスの良さを伝えて行って欲しいです。

と応援のコメントが多く寄せられています。