「オールドルーキー」SixTONES田中樹、メンタルの限界で涙・復活の笑顔…迫真演技に絶賛の声 秀島＆塔子（芳根京子）の絆に感動

綾野剛主演「オールドルーキー」

完全オリジナルとなる今作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底に追い込まれた37歳の主人公・新町亮太郎（綾野）が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。綾野のほか、芳根京子、中川大志、増田貴久（NEWS）、生田絵梨花、榮倉奈々、反町隆史らが出演する。

田中は新町らが働くスポーツマネージメント会社・ビクトリー所属で、深沢塔子（芳根）が入社当初からマネージメントを担当しているマラソン界の絶対的エース・秀島修平を演じた。

秀島、アンチコメントに涙

世界が驚く走りを見せパリオリンピックのステップにしたいと意気込んだレースで、10位という振るわない結果を出してしまった秀島。レース直後の会見で負けた理由を記者たちに問い詰められ、「なんもないよ！なんか言ったら全部言い訳になっちゃうでしょ。わかんないよ！」と感情をあらわにしてしまう。

この会見を受け、ネット上では「ビッグマウス」「逆ギレ会見」などと炎上。アンチコメントを見た秀島は涙を溜めながら呼吸が荒くなり、ついにスマートフォンを投げてしまった。

秀島、塔子を担当から外す

レース後突然ビクトリーを辞めると言い出した秀島は、必死に引き留められた結果「深沢さんを外してください。深沢さんとはもうやっていけません」とビクトリーを辞めない代わりに塔子から新町に担当を変更することを希望する。

その場では今までの感謝を伝え頭を下げた塔子だったが、お酒を飲みながら「本当に私はもう秀島さんに関わることはできないの？そんなの嫌だ…」と漏らすなど、本音では4年やってきた秀島の担当を外されたことにショックを受けていた。

その後、練習中にアンチに練習を邪魔された上に動画を撮影され、それをネット上にアップされてしまった秀島は、姿を消し全く連絡が取れなくなってしまう。新町は深沢から、秀島は初めてマラソン合宿で行った軽井沢のコテージがお気に入りでプライベートでもよく訪れていることを聞き、そこへ向かった。

塔子、新町に明かしていた秀島への信頼

そこで1人、10位になってしまったレースを思い出していた秀島。新町にその日は本当にコンディションが良かったが、35kmを過ぎたあたりから急に脚が重くなったことを明かし、「みじめで情けなくて。トラックに戻った時は皆が俺を笑っているような気がして…もう何も考えられなかった」と涙をこらえながら本音を漏らした。

新町は、塔子が「調子が良かったから負けた」と話していたことを明かし、調子が良い時は知らず知らずのうちにペースを上げてしまうと分析していたと回顧。「やっぱり秀島さんはトップランナーだから、日本で最高の選手だから、絶対復活する。絶対！」と力強く語っていたことも振り返った。

塔子、秀島に熱弁

秀島が再び塔子とのタッグを望んだ後、新町は「やっぱりアスリートの気持ちはアスリートにしかわからない、新町さんに任せた方がいいと思います」と話していた塔子を説得し、2人を再び話し合わせる。

塔子は秀島に「やっぱり私に、秀島さんのマネージメントをやらせてください」と頼み込むとともに、条件として秀島が出場を希望していた2ヶ月後のレースには「出ないでください」と切り出す。

それでも意見を曲げずできると言い張る秀島だったが、塔子はこれまでの秀島のレースの記録や結果を全て振り返り、「今まで勝ったレースは全部、半年以上の準備期間がありました」と分析結果を告げる。

タイムや詳細なコンディションまで詳細に語った塔子に、新町は「今の全部覚えてるの？」と驚き。塔子は「私が、どれだけ秀島さんのことを好きだと思ってるんですか？」と切り出し、「今回のレースだって本当は出てほしくなかった。でもチーム秀島の中では私はそんなこと言えませんでした。でももう言わせてもらいます。チーム秀島の目標は秀島さんを勝たせること。だから9月（2ヶ月後）のレースには出ないでください。それでも出ると言うなら、私はもう付き合いきれません。来年2月のマイアミ国際マラソン。これはすごく注目されるレースです。賞金120万ドル。ここに合わせて調整して、勝って、来年のパリオリンピック選考会に万全の状態で臨むんです」と秀島にとっての最善のスケジュールを伝えた。

塔子の提案と熱量に突き動かされた秀島は「全然いいじゃないですか。深沢さんの言う通りにします。だから、戻ってきてください」と笑顔で受け入れる。「本当に私の言う通りに？」と目を丸くする塔子に、「120万ドルゲットして、パリオリンピックでメダル獲りますよ」と言い放つのだった。

田中樹の演技に絶賛の声

日曜劇場初出演にして、メンタルが限界を迎え涙する場面から、もう一度トップを目指すまでに復活を遂げるところまで、アスリートの繊細な心情を丁寧に演じ切った田中。

視聴者からは「秀島が泣くところで私も泣いてしまった」「最後の塔子に向けた笑顔めちゃくちゃ良かった…！」「樹くんの秀島、ハマり役だったな…」など、絶賛の声が続々。秀島と塔子の絆にも「感動」「塔子のサポートを経て秀島がメダル獲るところを見たい」など、多数の反響が寄せられていた。（modelpress編集部）

情報：TBS