ジャニーズWEST重岡大毅、撮影スタッフから“全力集中”うちわ出される「子役からの脱却」＜雪女と蟹を食う＞

ジャニーズWEST重岡大毅主演「雪女と蟹を食う」

原作は、ヤングマガジンおよびWEBで連載され、人気を博した、新進気鋭の漫画家・Gino0808（ぎのぜろはちぜろはち）による同名作品。冤罪により人生が狂い自殺を決意した男と、時に雪女を彷彿とさせるような謎多きセレブ妻による奇妙な二人旅を描く、文学的でサスペンスフルなラブストーリーを連続ドラマ化。

重岡が、痴漢の冤罪をかけられ、失業し家族や婚約者に見放され、人生に絶望し自殺を図ろうとするも一歩踏み出せずにいる北を、入山が、ベストセラー作家を夫に持つ金持ちの謎多き人妻で、なぜか北と一緒に北海道まで旅をすることになる雪枝彩女を、勝村が彩女の夫で小説家の雪枝一騎を演じる。

重岡大毅のために用意された“全力集中”うちわとは？スタッフから「子役にしか言ったことないよ！」

会見のために3人はお揃いのTシャツを着て登壇し、Tシャツに重岡は「良いっすよね。士気が上がるじゃないですか」とご満悦。

まず、北と彩女にとってキーパーソンとなる北海道のホステス・マリアを演じた久保田紗友と、一騎の担当編集である巡健人を演じた淵上泰史からVTRでメッセージが寄せられ、久保田は重岡に「私のクランクインの日にすごく緊張している私に『大丈夫やで』って声をかけて下さったのが本当に感謝でしたし、最後に『俺もやりやすかったわ』と言って下さってこちらが本当にやりやすい環境を作ってくれてありがとうございました」と感謝をすると、重岡はVTRを見ながら「こちらこそです」とにっこり。

さらに久保田はスタッフが“全力集中”うちわを作成したと明かし、「（重岡が）本当に愛されているなと思いました」とエピソードを語った。

これを受け入山は「しげちゃんがあまりにも楽しい現場だったからテンションが上がりすぎちゃってシリアスな北に戻れなくなったときにメイクさんに出されるうちわだったんですよ」とうちわの意味を暴露。

重岡も「集中しなさい！これ子役にしか言ったことないよ！」とスタッフから注意される様子を再現し、「はしゃいじゃって（笑）。そういう僕にとって思い出のあるうちわ」と笑い、勝村から「子役からの脱却だね」と言われると、「この作品を機に」と乗っかった。

重岡大毅、ツアー北海道公演で「異様な盛り上がり」を獲得したトーク

「すっごい良い現場で演者とスタッフさんとワンチームって感じでずっと家族みたいに移動していた」とオールロケの撮影を振り返った重岡。北海道ロケ中は入山も「隙間の時間で一人でラーメン食べに行ったりジンギスカン食べに行ったりグルメは堪能させていただきました」と北海道を楽しんだという。

重岡はジャニーズWESTのツアーを回りながらの撮影だったため、「めちゃくちゃハードでした」と明かすも、「僕にとってメンバーと会うこともエネルギーの補給になるし、ライブはライブでスカッとなるのでいつもの感じでした」と続け、翌日に北海道公演があったときのエピソードを披露。MCにて北海道民の中では有名なセイコーマートのカツ丼を食べたと話したところ、会場が「ドーン！」と盛り上がったそうで、拳をあげてそのときの観客の盛り上がりを真似。「ハートを鷲掴みにして、あの瞬間スターでした。異様な盛り上がりしました。ほぼ道民みたいな感じでした」とドヤ顔で話した。

また、北海道でロケをしながら別現場のため度々帰っていたため「やたらとお土産買っちゃった」といい、「（クランク）アップしたときに家帰ったらうちがアンテナショップみたいになって引くぐらいになってました」と笑わせた。

入山法子＆勝村政信、重岡大毅の印象語る

そして、今作が同局ドラマで初主演となる重岡は、主演が決まったときの心境と意識していたことを聞かれ、「素直に嬉しかったですし、原作を読んで気合を入れていかないとと思って」と答え、「現場ではとにかく迷惑かけないように、『はい』『分かりました』『すみません』を大きい声で言うことを心がけました！」と報告。

入山は「迷惑かけられた記憶ないので…そんなでしたか？」と笑い、重岡の印象について「このまんまの印象です。いっつもとにかくまっすぐで自分の持っているものをぶつけるお芝居を毎日されていた」とコメント。

勝村からも「普通にいるだけで”チーム重岡”になってる。重岡くんがどこにいても常に中心でいるんだなという印象でした」と絶賛されると、重岡は「普通にいたらそうなってた感じっすかね…」と渋い表情で頷き、すかさず勝村から「ちょっとなしにしてもらって」と前言撤回されるなど、息の合ったやりとりを見せた。

また、ストーリーでは北が「北海道で蟹を食べてから死のう」と思いつくことにちなみ、まだ行ったことがないけど行ってみたいことという話題になり、重岡は「月並みかもだけどオーロラが見たい。うちのおかんが一人旅が好きでアイスランドに行って犬ぞりに乗って見たらしい」と回答。その際、重岡の私物のニット帽を母親に貸したそうで、「すごい犬臭くなって帰ってきたのを覚えている（笑）」と脱線していた。

重岡大毅「自分にとってターニングポイントになった」

最後に作品の見どころと視聴者へのメッセージを求められると、勝村は「入山さんが本当に素敵で、彩女という役は入山さんのために書かれたと思うくらい素晴らしいお芝居で。重岡さんは皆さんご存知だと思うんで本当に素晴らしいです」「終わるのが惜しいなって思う作品はなかなかないんですけど、この空気感が必ず作品に凝縮されていると思う」とアピール。

入山も「一丸となって心を込めて丁寧に作ったドラマです。人生の問いに必ず力を貸してくれるドラマになっている」と魅力を語った。

重岡は「自分のことになってしまうんですけど…」と前置きし、「自分にとってターニングポイントになったと思っている。ほんまにこのドラマやってよかったなってめっちゃ思っているんですよ」と作品への強い思い入れを真剣な表情で話した。

会見終了時には重岡の“全力集中”うちわが到着。勝村からは「（会見に）集中してなかったんだ（笑）」とツッコミが入り、重岡はうちわを持って笑顔で「僕たちと一緒に全力集中で盛り上げてはみませんか？」と報道陣に向かって呼びかけていた。（modelpress編集部）