二宮和也主演「マイファミリー」

誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていく同作。「グランメゾン東京」（2019年）、「TOKYO　MER～走る緊急救命室～」（2021年）などを手掛けた脚本家・黒岩勉氏がオリジナルで描く、先の読めないノンストップファミリーエンターテインメント。

二宮はゲーム業界の新時代を切り開く男ともてはやされている「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCEO・鳴沢温人、多部未華子がその妻・未知留を演じている。さらに鳴沢夫婦に協力する重要人物として、2人の大学時代の友人で弁護士の三輪碧役を賀来賢人、元刑事・東堂樹生役を濱田岳が務めている。

2話：冷めきった鳴沢夫婦の関係性に小さな変化

娘・友果（大島美優）が誘拐されている時、彼女はお風呂に入ることができていないだろうからと自身も入浴しなかった温人と未知留。温人が汗拭きシートで身体を拭くのを見て、未知留が自ら温人の元へ行き背中を拭いてあげるシーン。

冷めきった夫婦関係の2人が再び娘のために協力する展開の中で見せた関係性の変化に、感動したという声が多数集まった。

＜読者コメント＞
・「鳴沢夫妻が2人で記者会見をしたり友果を取り戻したシーンや忘れられないシーンは沢山ありますが、冷え切っていた2人の距離が少し近付いて、きっと大丈夫！って思わせてくれた印象深いシーンになりました」

・「背中を拭いているだけで泣けるなんて、2人の演技力の賜物だと思いました」

・「愛のなかった2人の関係の変化が見えて感動した」

3話：誘拐事件解決 鳴沢家の“涙の抱擁”がグッとくる

第3話では、温人が警察を排除し独自の作戦で友果を救出。未知留と友果は号泣しながら抱擁し、そんな2人を包み込むように温人もハグ。「帰ろう。皆で帰ろう」と優しく話した。

ハグとともに3人の手が重なり合う描写も注目を集め「愛をものすごく感じた」「家族って温かいなあと思った」などのコメントが上がっていた。

＜読者コメント＞
・「手の細かい描写、夫婦の絆、愛をものすごく感じたから」

・「今まで、家族より会社優先で過ごしてきた温人が家族を大切に想う気持ちを取り戻した感じがして家族って温かいなあと思ったから」

・「なりふり構わず娘を助けることだけを夫婦で心に決め、助け出し3人で固く抱き合うシーンは感動しました」

5話：2つのファミリーの未来に期待

友果救出後、今度は三輪の娘・優月（山崎莉里那）が誘拐される。温人は再び警察の協力なしに交渉し、再び救出に成功する。帰ってきた優月は妊娠中の未知留をお腹を見て「赤ちゃんいるの？」と問いかけ、そっと撫でる。未知留はそんな優月を見つめ、「パパとママにいっぱい甘えてね」と伝えるのだった。

2つのファミリーが関わり合うこのシーンには、今後の幸せな未来を期待する声が上がっていた。

＜読者コメント＞
・「優月ちゃんが無事戻ってほっとする様子や愛情、未来への楽しみなどが感じられたからです」

・「安心感に包まれていた名シーン。とてもほっこりしました」

・「2つの家族とも幸せになってほしいと心から願った」

6話：温人が未知留に漏らした本音…夫婦の厚い信頼に涙

次に誘拐されたのは、ネットサービス企業・NEXホールディングス社長のCEOで鳴沢家と家族ぐるみの付き合いがある阿久津晃（松本幸四郎）の娘・実咲（凛美）。温人は犯人から指名を受けて取り引きを担うが、未知留はある朝、寝ずに思い詰める彼の姿を見て警察に相談することを提案する。

温人は「俺も怖くて仕方ない。もう全て警察に任せて楽になりたい」と本音。しかし、「だけど、自分たちの時は色んな人に助けてもらったのに、その人たちを助けないって俺なんかちょっと違う気がしてて…。俺は実咲ちゃんを助けたい」とまっすぐ語った。

1話から様々な経験を経て、温人が未知留に弱音を吐けるまでに変化した2人の絆に反響が寄せられた。

＜読者コメント＞
・「温人の優しさや人のために行動できる考え方や生き方が溢れているシーン。また弱さも妻に吐き出せる愛おしさも溢れていた」

・「温人が未知留に弱音を吐くなんて、1話の時では考えられなかった。2人が時を経て再び固い信頼で結ばれていることがわかった」

・「朝日に照らされながら本音を漏らす温人の絶妙な表情が、ニノの見事な演技力で表現されていたので」

7話：家族だけではない“マイファミリー”の意味

ハルカナの社員・鈴間亜矢（藤間爽子）が誘拐に関わっていたことが発覚し、温人はビジネスパートナーの立脇香菜子（高橋メアリージュン）が鈴間のノートパソコンを処分していたことを突き止める。

しかし実は、香菜子は鈴間が誘拐に関係していることに一足先に気付き、会社を守るために動いていただけだった。声を震わせながら温人に「私にとっては、この会社が子どもなの。だからどうしても、ハルカナを守りたかった」と語り、香菜子にとっての“マイファミリー”はハルカナだったことが明らかに。新たに加わった“マイファミリー”の意味に、多くの視聴者が心を打たれていた。

＜読者コメント＞
・「マイファミリーが“家族”だけではないことを知ることができた」

・「人にはそれぞれ大切なものがあって、それは家族だけではない。香菜子の涙にこちらも泣かされました」

・「香菜子の話を真剣に聞く温人や未知留の表情が忘れられない」

8話：東堂の“究極の選択”に視聴者も号泣

第8話では、東堂が友果＆優月の誘拐を実行したことを告白。5年前に誘拐された自身の娘・心春（野澤しおり）を取り戻すために模倣犯となったが、真犯人はその後なぜか実咲の誘拐を自ら実行した。

温人らに全ての真実を明かし、再び真犯人と取り引きを行った東堂だが、「返すのは心春さんか実咲さんどちらか1人だけです」と告げられてしまう。東堂は2人の無事を確認した後、涙をこぼし震えながら「実咲ちゃんと交換してくれ」と伝える。

自分の娘を選ばなかった東堂を心配する未知留らに、東堂は「心春ちゃんが5年間も監禁されてるわけ…。今は、生きてる子どもを助ける」と愛娘よりも生きている可能性が高い実咲を選んだと語った。

＜読者コメント＞
・「東堂の葛藤、苦しみが伝わってきて涙が止まらなかった」

・「父親として、自分の娘を取り戻したいはずなのに、そしてそのために長年動いてきたのに、助かる見込みがある方を助けると決めた、元刑事としての東堂の決断が切なく、もらい泣きした。濱田岳さんのお芝居が素晴らしい！」

・「東堂が今までやっていたことは全部心春ちゃんを取り戻すためだったのに、心春ちゃんを取り戻せるかもしれないチャンスで色々考え声を詰まらせながら実咲ちゃんを選んだシーンは本当に心が締めつけられました。あのシーンは本当にすごかったです」

9話：鳴沢家の深い絆に感動の声

誘拐された実咲は脱出を試みた際に高所から転落し、意識不明の重体に。現場に駆けつけた温人は警察に勾留されてしまう。三輪の助けもあり警察署から戻ってきた温人と再会した友果は、「パパ！」と駆け寄りハグ。「ごめんな、心配かけて」と友果に声をかける温人に、未知留は「おかえり」とただ一言伝え、温人も安心した表情で頷いた。

1話では仕事のことしか考えていない温人に嫌悪感を抱いていた友果と未知留。9話での愛溢れるセリフと行動に、今回のアンケートでも多くの票が集まった。

＜読者コメント＞
・「強い家族の絆が見えたシーンだと思う。信頼関係があのシーンで見えて胸が熱くなりました」

・「冷めきった関係が、この一連の事件を経て真の絆で結ばれた家族へと変わったところに感動しました」

・「1話の時からの鳴沢家の成長に感動させられっぱなしです。特に、多くを語らずとも絆が伝わってきたこのシーンが大好きでした」

後記

当初ランキング形式で発表予定だった今回の企画だが「名シーンが多すぎて1つに絞れない」「毎話名シーンだらけ」といった声が多く寄せられ票が割れたため、ピックアップでの紹介に。

このように数多くの名シーンが生まれたのは、キャスト陣の確かな演技力があってこそ。特に第8話で東堂が誘拐したことを温人・未知留・三輪に明かすシーンは約30分にも及び、4人の演技合戦に絶賛の声が殺到した。

視聴者の間では真犯人の考察も飛び交い、最終回でわかる全ての真実に大きな注目が集まっているが、鳴沢家を始めとした登場人物全員がどのような結末を迎えるのかも気になるところ…最後の最後まで目が離せない。（modelpress編集部）

情報：TBS