よみぃ、ピアノでの挫折経験やイジメ受けた過去を告白「自分はここに必要ない」

『THE神業チャレンジ』で300万円獲得

よみぃはストリートピアノの演奏などで人気のピアニストYouTuberで、『THE神業チャレンジ』（TBS系）に2度出演し、目隠しでのピアノ演奏を2連続で成功させて合計300万円の賞金を獲得したという実力の持ち主でもあります。番組の挑戦者の中で2連覇を達成したのはよみぃが初めてで、よみぃ本人も「現時点で僕は日本で1人の逸材」と誇らしげな様子を見せます。

しかし、「ピアノを辞めようと思ったことが何度もありました」と、これまでには挫折や苦悩があったと明かし「今、何かに挑戦していて、挫折しそうな人」の参考になるようにと、自身の体験を話し始めます。

自分の意思とは関係なく指が曲がってしまう

実はよみぃは「右手の指の骨が若干おかしい」らしく、親指を曲げようとすると、自分の意思とは無関係に人差し指が曲がってしまうとのこと。よみぃは

ピアノを弾くとなると、こんなふうに指を潜らせる動作が困難だったりします

と演奏でも苦労していると打ち明けます。

ピアノを始めた当初は、両手の指をバラバラに動かすのになかなか慣れず、「君はピアノ向いてないんじゃない？」と厳しい言葉をかけられることもあったそう。

コンクールのために親指を潜らせる動きを使った曲を練習するようになって、指の骨がおかしいと気づいたよみぃですが、「それが原因で先生にめちゃくちゃ怒られた」といいます。最初は、指が勝手に曲がるのをピアノの先生に信じてもらえず、「お前はできない生徒だ！」と言われ続けていたのだとか。今では飲み込むことができているようですが、「小学生にはキツいものがあった」と吐露します。

その後、先生にも分かってもらえたそうで、猛練習を重ねてコンクールに出場したものの、結果は「佳作」。よみぃは

このとき、自分なりに努力したけど佳作っていうのと、実際指が不自由なのもあって、「ああ、自分は才能もなく、向いてないんだな」と小学生のときに痛感して、指を使わないことに趣味を変えようかと思いましたね

と挫折したといいます。

自由にお金を使える環境ではなかった

よみぃは、当時「自由にお金を使える環境ではなかった」そうで、他の生徒が県外で講習を受けたり、良い教材・楽器を使っているのをうらやみながら、「ジャンク品の安いキーボード弾き続けてレッスンに通ってた」のだとか。
後に、親の援助と貯めたお年玉で「生ピアノ（※アコースティックピアノ）を購入」したそうですが、そこでよみぃは

今度はそれまで生ピアノを弾いてた人との技術の差がわかって、悩みの種になりましたね

と、周りとの力量差を実感したといいます。さまざまな先生のレッスンを受ける中では、罰を与えてくる人もいて、中にはビンタされることもあったそうです。

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ピアノが原因でいじめに遭う

よみぃは、学校のクラスのオーディションを勝ち抜き、合唱コンクールの伴奏者に選ばれたそう。

今まで全く目立たなかった奴が、急にピアノ弾けたらめちゃくちゃ目立つんですよね。それで僕も「俺弾けて凄いだろ」みたいな感じで言葉には出さなかったものの調子に乗っていた。

と振り返ります。よみぃは、当時クラスで権力を持っていた「生徒A」の目に留まり、クラスでさらに孤立することに。「ピアノに力を注ぎすぎた結果、コミュニケーション能力が著しく欠如していた」というよみぃに、生徒Aからの攻撃はエスカレート。最終的には「物で殴られたこともあった」そうです。

教師は助けるどころか、「あんたよく鬱にならないね」と心無い言葉を浴びせたらしく、よみぃにはこれが「逆に刺さった」といい「生活をするための活力はどこかへもう吹っ飛んでいった」そう。このころからよみぃは「自分はここに必要ない」と考えるようになり、「どうやって周囲に迷惑をかけずにやっていくか」と鬱状態になっていたことを明かしました。

「できるようになりたいこと」を続けてほしい

自らの経験を語ったよみぃは、最後に

皆さんも今続けてきたこととか、できるようになりたいこと。成果や報酬が目の前になくても続けてほしい。周りから何の評価も得られなかった僕ですらそうなれた。

と視聴者を元気づけて締めくくりました。

コメント欄では、

どんなに辛いことがあってもここまで頑張ってこられたよみぃさん凄いです…！自分にも励みになりました！

よみぃ君、生まれてくれてありごとう。生き続けてくれてありがとう。ピアノを弾いてくれてありがとう。

よみぃさんいつも企画とかではふざけたりしてるけどこういう人間性貫いてるところは本当に尊敬できる

と、よみぃへの感謝や尊敬の言葉が寄せられています。