

<ドラマアカデミー賞>脚本賞は「カムカムエヴリバディ」藤本有紀氏『脚本家冥利に尽きる経験でした』

3世代100年にわたる物語を紡いだ
2022年1~3月放送ドラマを対象に開催した「第111回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」の受賞者を発表中。脚本賞を受賞したのは、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK総合ほか)を手掛けた藤本有紀氏。2007~2008年放送の「ちりとてちん」以来となる“朝ドラ”に挑むと、「物語が3パートあったが、三つの“朝ドラ”というレベルの濃密さ」「終盤で見事に伏線を回収」と高く評価された。
上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人がヒロインをリレーし、3世代100年にわたる物語を紡いだ本作。藤本氏は、「大河ドラマで描くよりも長いスパンで、歴史ものを書いている感覚もありました」と振り返る。だが藤本氏も「フィクションですが、年表の奥や隙間に見え隠れする市井の人々の暮らしや思いを描くうち、本当にこんな人たちがいたかもしれない、いるかもしれないと思えました」と語るように、見る人にとっては登場人物たちが身近な存在に感じられた。
3代の物語にしたことで描けたこともあったという。「安子とるいとひなたの物語は、ある人にとっては『私と娘と孫の物語』で、またある人にとっては『母と私と娘の物語』で、また別のある人にとっては『祖母と母と私の物語』です。100年の歴史のどこかに自分がいて、その命、その営みは脈々と受け継がれてきたもので、これから先も続いていく。そういうメッセージを届けることができました」。
ヒロインたちはもちろん、共演者たちの名演もSNSなどで度々話題になった。藤本氏は「100年の物語だったからこそ、さまざまな時代の家族や友情や恋の形を描くことができ、そしてそれらを昭和、平成、令和を代表する素敵な役者さんたちが巧みに表現してくださいました。脚本家冥利(みょうり)に尽きる経験でした」と、出演者たちへの感謝で締めくくった。
(取材・文=小田慶子)
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