ryuchell「自分を偽っていました」学生時代の孤独告白 子育てで“多様性”を意識する場面とは
2022.03.24 14:16
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タンレトのryuchellとお笑いコンビ・駆け抜けて軽トラの餅田コシヒカリが24日、都内で行われた写真展のオープニングイベントに、写真家の花盛友里氏らとともに出席。学生時代の苦悩などについて振り返った。
ryuchell「自分を偽っていました」沖縄での学生時代回顧
写真展のテーマにちなんで“固定概念に縛られていた頃”を公開した2人。当時の自分について聞かれると、中学3年生の頃の写真を公開したryuchellは「これしか出せる写真がないと言っていいくらいで、中学3年生の頃は沖縄出身ということもあって自分らしくいたら、沖縄のヤンキーも超怖いし、孤独になっちゃうということでみんなに合わせて流行りの歌を聞いたり、流行りの香水をつけたり、低い声を出して喋ったり、とにかく孤独にならないために自分を偽っていました」と当時について告白。「結局、心は孤独で、連れる友だちはいるけど本当の友だちがずっといない状態が続いていましたし、(自分らしさを隠していたときは)自分らしく生きている人が嫌いでした」と振り返り、その後、引っ越しをして地元の友だちがいない高校に入学し、SNSを使って自分をうまく出すようになったそうで「自分を隠していた時期があったからこそ、今、自分らしく生きられるようになって、自分らしく生きられない人に心から寄り添えるというか、そういう意味では僕も経験があるから寄り添えるし、だからこそその経験があってよかったなって思うんですけど、自分らしく生きるとか、自分を愛する、自分を守るということを体現していきたいなと思うきっかけになっていますね」と熱い思いを語った。
加えて「それ(自分らしさを隠すこと)も生きる術だったりするので、ときと場合に合わせたり、人を見たりして『自分らしくないけどうまくやっておこう』ってところと、でも自分を出せる居場所は必ず作っておくとか、全て自分を出す勇気がないのであれば、そういう風に分けるのもありだし、そういう意味で自分らしくいるというのは大切なのかなと思いますね」と話したryuchell。
自分らしさを出せるようになった高校時代については「学校って小さい社会じゃないですか。この場でしくじったらすべての終わりかのような感じになるし、小さな社会に生きていればいるほどそういう風になると思うんですね。だから僕は(高校で)1からスタートして、入学式の前からTwitterを今のアカウントで初めて、そのときから“ちぇるちぇるらんどの王子様”っていう風に書いて始めたら、みんな僕というものを愛してくださって、そこから自分を出せるようになったんですけど、そのときは地元の友だちには『高校デビュー』って言われるくらいキャラ変だったので、地元の友だちにいろいろ言われるのは怖かったりするんですけど、環境を変えるというのは大きなきっかけだと思います」と語った。
ryuchell「世界は広いし価値観はひとつじゃない」
また、当時の自分に声をかけるならどんな声をかけたいか尋ねられると、ryuchellは「世界は広いし価値観はひとつじゃないよ」と書き「僕は学校という場にいたので、学校でいじめられたりからかわれたりして、学校って人と違うってことがダメだったりするし、人と一緒がかっこいいみたいなルールがあって、そんな中でしくじったらダメだなというのがあったんですね。学校で悩んでいることを、社会に出てもずっと悩み続けるんだろうなって思っていたんですけど、もっといろんな社会が広がっていて、同じ悩みを持っている方がいて、僕が悩みを共有したりポジティブな言葉をあげることによって、誰かにパワーを与えられるかもしれない、人を救えるかもしれないという風に今は思えるけど、当時は思わなかったので、本当にいろんな答えがあっていいんだよということを伝えたいと思ってこの言葉に託しました」と目を輝かせた。さらに、ネガティブになった際の対処法を聞かれると、ryuchellは「ネガティブになったときはネガティブになります。自分に嘘をつかず、デトックスしていくイメージでいっぱい涙を流す。僕だってつらい夜はあるんですね。『もう芸能を続けられないかも』とか、『僕って荷物が多すぎるかも』とか、いろんなことを考えることがあります。でもそういうときはしっかりデトックスして涙を流したり、運動して汗をかいたり、アーシングって言って芝生とか砂浜を裸足で歩いたりしてデトックスすると心の整理整頓ができて、何が必要で何を手放したほうがいいとか、心の中で何を大切にするか考える作業をするために、余裕を作るためにそういうことをしていますね」と明かした。
ryuchell、子育てにおいて「多様性」を意識する場面は?「植え付けがすごく多くて」
加えて、子育ての面で多様性を意識することはあるか尋ねられたryuchellは「絵本がすごくよくて、いろんな家族が出てくる本が発売されているので、そういうのを買ったり、よくあるおとぎ話を読んでいく中で“ん?”って思ったら『別に女の子から告白してもいいんだよ』とか、やっぱり子供のときって植え付けがすごく多くて、公園に行ってもトイレは青と赤だし、広告を見ていても女性のおもちゃは女性しか出ないとか、そういう植え付けが多いので、『それはよくないよね』というのも教養で、考えるきっかけを作ることを意識していますね」といい、「やっぱり固定概念は外からもらってくるので、それは家族の場で(教育して)いろんな人を受け入れるようになってほしいので意識しています」と語った。(modelpress編集部)
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