藤田ニコル、初一人ロケの若手芸人に「強烈なダメ出し」を食らわせたワケ!
厳しい言葉の裏には愛がこもっていたことだろう。
3月18日深夜放送の「ジロジロ有吉」(TBS系)では、お笑いコンビ「エルフ」のはるが、芸人人生で初となる一人ロケに挑戦。相方のギャル芸人・荒川が活躍の場を広げるなか、有吉弘行の冠番組という絶好の機会を与えられる形となった。
今回はるが挑戦した「アイスクライミング」は文字通り、氷の壁を自分の力で登攀するというスポーツ。まずは高さ10メートルの人工氷壁「アイスツリー」で基礎を学び、2日目に氷結した滝で本番に挑むという1泊2日の過酷ロケとなっていた。
なかなかキツそうなアイスクライミングだが、高校時代には体育教師を目指していたこともあり、本気でスポーツに打ち込んでいたというはる。身体能力は高いようで、初日のアイスツリー登りではあっさり10メートル地点に到達し、「最高に気持ちいい!」と喜びを露わにしていた。
「熱心なうえに筋の良いはるに、インストラクターも上機嫌。宿では自主練にも付き合い、みっちり2時間以上もしごいていました。ただ2日目の滝登りははると言えども、やはり簡単にはいかない厳しい代物だったのです」(テレビ誌ライター)
2日目は滝を目指して1時間半の山登り。前日の自主練もあって、到着した時点ですでに体力を削られていた様子だ。そして挑むのは高さ25メートルの天然の氷壁。人工のアイスツリーよりはるかに氷が固く、足を掛けられる場所も少ないため、手に持ったピッケルや靴に装着したアイゼンがまったく食い込まないという厳しい状況となっていた。
その状況でだんだんと体力が削られていくはる。途中では「足が震えています…」「腕に力はいらないようになった」など、弱音が口を付く場面も。何度もズリ落ちては体力が奪われていく有様で、相方の荒川はVTRを観ながら泣きそうになっていた。
「ここではるが『腕も足も結構きてるんで』と限界を示唆する言葉を口にすると、スタジオゲストの藤田ニコルからは『ギブはダメだよ』『諦めるのか?』と厳しいダメ出しが飛び出しました。それは決して先輩風などではなく、せっかくの一人ロケを完遂できないようでは今後が思いやられるという親心の表れだったに違いありません。これまでバラエティ業界の荒波に揉まれまくってきたニコルだからこそ、あえてこう言った厳しい言葉を投げかけることができたのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
高さ17メートルで静止してしまったはる。インストラクターが「ダメなら降ろすよ」と声をかけるなか、息を整えた彼女は「イヤです!」と絶叫。その声にニコルは「そう!」との声援で応えていた。
死力を振り絞る姿に「イケーッ!」と叫んだニコル。その声が届いたのか、はるは見事25メートルの氷結滝を登り切ったのであった。
「終盤では慈しみの表情ではるの頑張りを見守っていたニコル。年齢では1歳下ながら芸歴では7年先輩になるニコルは、はるのみせた頑張りに大きく感心していたようです。VTR明けでは『(アイスクライマーの)枠空いてるよ』とアドバイスしていましたが、そんな言葉もはるには大きく響いていたのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
果たしてはるは、目標とするリアクション芸人として花を咲かせることができるのか。その暁にはぜひ、ニコルとの共演を実現してもらいたいものだ。
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