NEWS加藤シゲアキ、“だらしないキャラ”初挑戦「すごい楽しい」<粛々と運針>
2022.03.08 15:30
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NEWSの加藤シゲアキが8日、都内で行われた主演舞台「粛々と運針」の取材会に須賀健太、演出のウォーリー木下氏とともに出席。演じる役柄への想いを語った。
加藤シゲアキ、“41歳フリーター”役は「ふざけるのが楽しい」
本作は、劇作家・横山拓也氏による戯曲。小さなドラマに隠された、大きな命の物語を描く。2つの家庭を軸にしたストーリーで、加藤は築野家の長男・一(はじめ)、須賀は一の弟の紘(つなぐ)を演じる。一は「41歳のフリーターで、だらしなくて甘えている」という、これまで加藤が演じたことのないくらいの“どうしようもない”キャラクター。ただ演じる本人は「こういう役は初めてだけど、すごい楽しくて。健太はしっかりしているし、僕は甘えている。受け止めてくれる包容力があるから、どっちがお兄さんがわからない(笑)。これまでしっかりして真面目な役ばかりだったので、ふざけるのが楽しい」と充実の笑顔を浮かべた。
キャラクターを表すように舞台衣装もラフな格好だが、加藤は「コンビニに行く感覚で」とそわそわ。「普段の格好より?」と聞かれると、「普段はもっとだらしないけど…」と笑わせた。
加藤シゲアキ&須賀健太、兄弟役の感想は?
須賀は“兄”について「役はどうしようもないけど、稽古場では引っ張ってくれる。方向性や細かいニュアンスを相談していました。そういう意味では頼れるけど、役は頼れないから僕の脳みそがおかしくなった。そこは忙しかったですね(笑)」と役とのギャップに驚いていた。だらしない兄としっかり者の弟。加藤と須賀は「兄弟に見えるか」不安だったそうで、「実年齢よりも上の役だし、性格も違うからどうやったら兄弟に見えるか最初話し合った」(加藤)と役作りを回顧。スタッフから「兄弟に見える」とお墨付きをもらい、2人は「嬉しかった」と安堵した。また、稽古場の雰囲気は和気あいあいとしており、加藤は「(コロナ禍で)なかなかご飯が行けない中、稽古場だけでこんな空気ができたのは皆さんの人の良さのおかげ」と感謝した。
演出のウォーリー木下氏とは初タッグとなる加藤。「ウォーリーさんの演出は楽しかった」と話すも、「正直最初は動きがない静か舞台だと思っていたけど、全く違った。全然静かじゃなかった(笑)」と告白。これまで何度かウォーリー木下氏の演出する舞台に出演している須賀からは「絶対に動かすから信じないほうがいい」と助言をもらっていたが、その通りとなり、加藤は「こういう解釈あるんだって驚いた」と目を丸くしていた。
同舞台は3月8日から27日まで東京・PARCO劇場、4月8日から10日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。(modelpress編集部)
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